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障害者年金や生活保護をもらうのはずるいのか?

どうも、しま子です。

生活保護や障害年金をずるいと思う人は、一定数います。

上記のポストにも反響があったので、今回は生活保護や障害年金がずるいと思われてしまう理由について考えてみようがテーマです。

生活保護や障害年金がずるいと思われてしまう理由

働かなくてもお金がもらえる

ずるい理由として真っ先に思いつくのが、働かなくてもお金をもらっているからです。

普通であれば、仕事をしてお金をもらうというのが資本主義社会の基本なのですが、生活保護や障害年金は働かなくてもお金がもらえます。

そのため、労働している人から見ればずるいと思ってしまうのは、当たり前のことなのかもしれません。

税金から出ているから

生活保護や障害年金は、国民が収めた税金の一部によって成り立っています。

そのため、普通に働いている人からしたら汗水垂らして収めた血税を、わざわざ働いていない人のために使われることにずるさを感じてしまうのです。

確かに、日本の税金は高くて私も会社員時代、給与明細が渡されるた度にひかれる税金の高さに毎回驚かされていました。

障害年金や生活保護に対するイメージが悪い

私のポストでも発信した通り、障害年金や生活保護に対するイメージは老齢年金よりも悪い印象を持っている人は多いです。

老齢年金は、今まで働いて税金を納めてきた分、老後はゆっくり年金で余生を楽しんでねみたいな割と肯定的なイメージですよね。

しかし、生活保護や障害年金となると働かなくてももらえるイメージが強く、あまり肯定的でない意見が多いです。

特に、若い人が受給していると「若いのになんで働かないの?」と思われてしまいます。

ずるいと思っている人が誤解していること

申請すれば誰でももらえるものではない

障害年金や生活保護は申請すれば、誰でももらえるわけではありません。生活保護で言えば申請手続きに加えて、資産状況や本当に働けないのかなどの調査があります。

障害年金では、日々の困りごとに関する書類を数十枚に渡って作成したりや先生に診断書を依頼したりとかなりの労力です。また、障害年金を申請したとしても必ず通るとは限りません。

つまり、生活保護や障害年金を受給している人は、必ずこのめんどくさい手続きをクリアしてお金をもらっています。

しかも、金銭事情や生活状況など、絶対に晒したくないであろう部分をオープンにして申請しているのです。

障害年金だけじゃ暮らしていけない

障害年金は、支給額が決まっており障害基礎年金の年間支給額(令和5年度)は、1級が993,750円、2級が795,000円(いずれも新規裁定者(67歳以下のかた)の年金額)です。

厚生年金に入っていれば、また別で支給されますが流石に障害基礎年金だけでは生活できません。

そのため、障害年金をもらっていても障害者雇用で働いていたり、就労継続支援などに通所していたりします。

障害年金だけじゃ暮らしていけないというのが、今の日本の現状です。

ずるいと思わせてしまう日本の働き方と税金の高さ

生活保護や障害年金がずるいと思ってしまう背景には、日本の働き方と税金の高さが根底にある気がします。

日本は、長時間労働やサービス残業という言葉が飛び交うほど、決して労働環境はいいとは言えません。そして、一生懸命働いても税金で手取りは低くなる一方…

しかも、取られた税金は裏金疑惑のある政治家によって動かされている。

こんな、日本の労働環境では生活保護や障害年金をもらっている人が、ずるいと思われても仕方ないのではないかとも思ってしまいます。

しかし、少なくとも受給している人は社会的にカテゴライズするなら「弱者」な訳で、そこをずるいと叩くのは少し違う気がします。

受給者のずるさを指摘する前に、なぜ弱者に嫉妬しなければいけないほど自分には心の余裕がないのだろうと考えてみましょう。

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