ASDは、なぜ「喋り方がきつい」と言われてしまうのか?
どうも、しま子です。
ASD当事者の私は、喋り方がきついと言われてしまうことが多いです。ずっと性格的なものだと思っていたのですが、どうやらASDが関係していることが判明しました。
今回は、ASDはなぜ「喋り方がきつい」と言われてしまう理由と対処法について、語っていこうと思います。
ASDが「喋り方がきつい」と言われてしまう理由
ASDが「喋り方がきつい」と言われてしまう理由は、広くいえばコミュニケーションの困難さからくるものです。
具体的には、ストレートな言い方で相手の心にグサッときてしまう言葉を言ってしまったり、逆に相手の言葉をそのまま受け取ってしまい自分が傷ついて思わず口調がきつくなってしまったりなど、さまざまなシーンでASDの特性がコミュニケーションに障害をもたらします。
また、ASDは0:100思考の人が多く、自分が攻撃されたと認識すると相手を徹底的に論破しようとするので必然的に口調がきつくなってしまうのです。
さらに、ASDは感情が顔に出にくく、喋り方も抑揚がない人が多いので、相手からしたら口調がきつく見えてしまう要素がコンプリートしています。
ASDは、こうした言葉のかけ方や受け取り方が独特で、コミュニケーションが上手くいかない障害です。
私の場合
ASD当事者の私の場合、家族から「喋り方がきつい」と言われています。身内からそう言われるので、おそらく真実です。
例えば、私が車を運転していて前の車が急ブレーキをかけて、私もブレーキをかけた時がありました。
隣に乗っていた母は「危ないから車間距離を空けなさい」と私に言いました。
しかし、私からしたら十分に車間距離はとっていたし、相手が急ブレーキを踏んだのだから相手が悪いのにどうして私が注意されなきゃいけないの?と思ったんです。
そんな思考から私は「私は悪くないのに母に注意(攻撃)された」と認識し「じゃあ、あなた(母)が運転すればいいじゃない!」と、即座に反撃モードになります。そして、相手が黙るまで徹底的に論破しようとこだわる。
こうして客観的に書いてみると「自分怒りすぎじゃね?」と冷静になれるのですが、反射的に0:100思考になってしまうんですよね。
ASDの人ができる対処法
ASDの人ができる対処法は、とにかく心に余裕を持つことと自分が満足するまで相手を追い詰めないことです。
心に余裕がない時は、健常者でも口調が荒くなってしまいますが、ASDはさらに余裕のなさが言葉のきつさになって現れます。
喋り方がきついと感じたり、誰かに言われたりした時は「あっ今心に余裕がないかも」と自覚することで、必要以上に自分を責めなくて済むでしょう。
あともう一つは、ASDは自分の正しさを証明するために、つい相手を論破しようとして言葉がきつくなりがちです。
自分の一時的な自己満足のために、相手を傷つければ人間関係は続きません。相手との関係を立ちたくないのであれば、自分のエゴで相手を言葉で追い詰めるのは自分のためにもやめておきましょう。
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