セクシュアリティか、性被害か
※性に関する内容を含みます。苦手な方はご覧にならない事をおすすめします。
※また、こちらの記事もお読みください。
私はノンバイナリーを自称している。と言っても余程相手を信用しない限り明かさないが。そしてアセクシュアル(他者との性的関係を望まない)でもある。
なんだか不思議な話だ。高校生の頃、急に制服のスカートが嫌になった。それ以来、メンズものの服を着ることが増えた。増えた…というか、ほぼメンズ服だ。
男性になりたいわけじゃない。どうやら私にとっては、女性という性が、恐怖の対象らしい。
この「ノンバイナリー」「アセクシュアル」とやらは、自分に固有の特徴なのだろうか?それとも、後天的に獲得したものなのだろうか。
そんな議論は意味ないって?いや、そうでもない理由があるんだな。
遠い遠い、情景。どこまでが事実で、どこまでがフィクションなのかもわからない、3歳の頃から、ずっと覚えている景色が、いまだに頭をもたげてくる。
わたしは、わるいこだから。
おしおきされるの。
おようふくを、ぬがされる。
べっどのうえにごろんってされて、おとなのひとが、わたしのあしを、ひらいて、
以下、略。
最近になって、やっとこの景色を言語化した。なんとまぁ、荒療治だなぁ。
事実かどうか、知らない。だけど、年端も行かない子どもが持つには、異常過ぎる景色だ。
性的な話は、今でも苦手。身体に触れられると、頭がぼうっとして、何も感じなくなる。
真実が知りたい。何があったのか。それとも、何もなかったのか。
もし、私の中に、この景色がなくても、私は「ノンバイナリー」「アセクシュアル」というセクシュアリティを持つのだろうか。
私自身のことが、わからない。それが、非常に、辛いのだ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?