イマジナリーフレンドの手記
注:私、空木 暁の脳内では、「狼(ろう、21歳)」「宵(よい、15歳)」「せな(4歳)」の3人のIF(イマジナリーフレンド)と小さな頃の私(ちび暁)が同居しています。そのうちの一人、「狼」と私が書いた手記を記録として残しておこうと思います。
俺の存在がどういう存在なのかは知らない。別人格ではない。そもそもこの文章も狼になりきった暁が書いているのか、暁になりきった狼が書いているのかと聞かれれば、どちらなのかは分からない。俺らの存在について暁自身もわかっていない部分がある。暁が