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深い話

『うつ病以前』読書が一番の趣味でした、村上春樹が好きです。でも『うつ病』後は、ハイテンションの多動期に転じても村上春樹の小説は読めない時期がありました。

村上春樹の小説は心の深い部分を触られるような感覚になり、そこが他の誰とも違うと感じていました。エッセイはぷっと吹いてしまうユーモアに溢れているので読めそうですが、『うつ病』で生活が充実していない時期はフィクションしか読みたくありませんでした。

心の深い部分に触れるもう一つの方法は『深い話をする』ことです。

弱音や悩み、誰にも言いたくないことを話す機会は日常にはそれほどありません。人と話をすることで発散することもありますが、本当の意味で言いたいことを全部言える相手はいない人が多いのではないでしょうか?

私は時々『深い話』をする為に人をドライブに誘います。横並びで同じ方向を向いている状態は、相手に心を開きやすい環境らしいのです。ほぼ引きこもり状態の私の話し相手はもっぱら夫です。夫とは仕事のパートナーでもあるので、聞きたいことがあるときも言いたいことがあるときもドライブします。

田舎暮らしで外食できるお店もほとんど無い場所に暮らしていますので、ドライブで街へ向かう間と買い物や食事を挟んでの帰りは『深い話』をするのにちょうど良い時間です。

①時間を決める(長すぎない方が良い)

②同じ方向を向いて座る

③結論や解決策は求めない

この3点に注意して、誰かと『深い話』をする訓練をしてみると自分を深く知ることに繋がり、それが私の場合は『うつ病』の改善に繋がりました。



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