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沖縄旅行 2024.5.17-19

沖縄旅行に行ってきた。
今回の旅行は、Ingressをやっている夫が沖縄で開催されるアノマリー(現地イベント)に行く→ついでに便乗、という形の旅行だ。
そう、「まだやってたんだあれ」と言われるIngressである。私はもう何年もやってない。

行くと決めてチケットとか手配してもらってからデザフェスと日程がだだ被っていることに気付き、嘆き。
そもそも沖縄何度か行ってるしなぁ…と行く前はあまり乗り気ではなかった。
私はこれまで高校の修学旅行で1度、2014年あたりに1度(これもIngressのアノマリーだった)、2020年コロナ前の石垣島に行っている。

そんなわけで、行く前日まで全く乗り気ではなかった。家でやりたい作業も山程あるし。
旅行準備を出発数時間前に慌ててやるほどである。

モチベ最悪の中始まった旅行だが、終わってみればなんだかんだとてもエンジョイしていた。
旅行記でも記しておこうと思う。

出発

6時台出発。那覇に9時過ぎ到着の飛行機だったため、始発で家を出る。
前日までリリースされたばかりの学園アイドルマスターをやりまくっていたため、あまり寝ていない。眠い。とても眠い。

フライト中も機内Wi-Fiでずっと学マスをやっていたくらいである。
普段は飛行機の窓から飽きるまで外を眺めている私だが、今回は窓が見えない中央の席だったので。
機内Wi-Fiは思っていたより速度が出ていて、そこそこ快適に遊べた。

フライトは2時間程度。
沖縄くらいならさくっと行けてしまう。便利な世の中だ。

那覇空港到着ロビーおなじみの「めんそーれおきなわ」

夫がレンタカーを予約していたので、シャトルバスに乗りつつ豊崎へ。
レンタカーを借りて、とりあえず近くのイーアス沖縄豊崎というショッピングモールへ。
DMMかりゆし水族館もある商業施設だ。

とにかくお腹が減って仕方なかったので、フードコートでソーキそばとじゅーしぃのセットを食べる。
重すぎず軽すぎない、空腹の午前にふさわしいラインナップだ。
じゅーしぃとは沖縄の炊き込みご飯である。ちいかわで知って気になっていた。
独特な味わいだけど素朴で美味しかった。ソーキそばもあっさり美味。

腹ごしらえを済ませたので美ら海水族館へ向かう。

美ら海水族館へ向かう

レンタカーでひたすら北へ。
道中は適当に音楽を流しながらご機嫌ドライブ。
FF14やキングダムのサントラを流したり。

キングダムサントラを流したのは、金武町(きんちょう)という町の金武ダムを通り過ぎた時に「金武(きん)ダム…キングダム!?」というしょうもない理由である。
(キングダム、面白いですよ)

金武を「きん」と読むのはなかなかに難読だなと思った。
でも沖縄の名字で「喜屋武(きゃん)」ってあるし、沖縄では武を”ん”と読むのかな。

金武に限らず、嘉手納(かでな)、読谷村(よみたんそん)、恩納(おんな)などなど、沖縄は難読地名だらけである。
個人的に西原町は「にしはらちょう」なのに、南風原は「はえばる」と読むのは解せぬ…となったが。

道中の景色は北に行くにつれ山や森が増えていった。
本州の森とは全く様相が違う。沖縄ならではの植物が沢山である。
名護市まで行くとまた市街地。というかリゾートホテルだらけになる。

そんなこんなで那覇から車で3時間ほどかけて、美ら海水族館に到着。
羽田から那覇空港への飛行機の旅より時間かかる。

美ら海水族館

ようやく到着した美ら海水族館。
人生2度目の来訪。初めて行ったのは高校の修学旅行時である。ほぼ記憶がない。
金曜昼間にかかわらず、入口からものすごい人の量である。
パッと見た感じ半数ほどが海外からの観光客だったのではなかろうか。
周りのお客さんの会話、だいたい日本語じゃない(笑)

結構な混雑っぷりだったので、そこまでゆっくり見れないコーナーもあった。

サメの歯

だが目玉の大水槽をはじめスケールの大きい展示が多く、とても楽しめた。生態研究の取り組みも積極的に行っており、水槽以外の展示もとても充実していた。大阪の海遊館に匹敵するやも。

大水槽の前。カメラに写ってない範囲も人人人。

大水槽の前は凄まじい人だった。人、人、人。
水槽の中は魚、魚、魚。

大水槽のジンベエザメ

ジンベエザメでっけー!エイでっけー!マンタでっけー!

あとマナティが可愛かった。

外から見た美ら海水族館。変わった見た目の建物だなぁ。


買ったばかりのジンベエザメぬいぐるみと。

水族館を出てすぐの砂浜でボーっとする。
海は見てるだけで落ち着く。
美ら海水族館は海洋博公園の敷地内にある。
公園散策するのも楽しそうだったが、割といい時間だったのと疲れたので、そのまま那覇方面へ帰還。
道中で眠そうな夫を「寝るなー!寝たら死ぬぞー!」と鼓舞する。

沖縄ならではのラインナップな自販機。

ジャッキーステーキハウス

無事、那覇市内のホテルに到着。車と荷物を置いて休憩。
夕飯は「ステーキ食いたい!」ということで、ジャッキーステーキハウスという有名らしいお店に行くことにした。
19時前に行ったら店の前はすごい人。観光客もいたけど地元の人も多かったと思う。40分待った。

店内に入るとたくさんのサインが並んでいた。さすが人気店。

肉!

セットのスープはポタージュともミルクスープとも違った不思議な味わいだった。
小麦粉溶かした感じなんだろうか。
これはこれで美味しかったので再現レシピ探して自分で作ってみてもいいかも。

肝心の肉も美味しかった。
肉も美味しかったのだが、オリジナルのステーキソースもめっちゃ美味しかった。
調べたら「No.1ソース」という名前で沖縄のスーパーで普通に売っているらしい。
他にも「A1ソース」など色々なステーキソースがあるそう。

2日目は博物館へ

ついつい盛りまくってしまうのがホテルバイキング。

朝食はホテルのバイキング。
ソーキそばやタコライス、じゅーしぃ、じーまーみ豆腐、もずく、しりしりなど沖縄ならではのラインナップでどれも美味しかった。
ブルーシールのカップアイスまで用意されていた。充実。

2日目は夫はIngressのイベント、私は引退済なので完全別行動。
なんとなく県立博物館・美術館へ行くことにした。
ちょうど前週までキングダム展をやっていたらしく、つくづく日程のタイミングの悪さよ…となり。
(キングダム、面白いですよ)

ホテルから1時間ほどぶらぶら歩く。何気ない町並みを眺めるのも楽しい。
ピクミンブルームも捗る。
やはり沖縄は変わった見た目の建物が多い。そのへんのマンションも個性的。

植え込みや街路樹も沖縄ならでは。
おきみゅー外観

沖縄県立博物館・美術館こと通称おきみゅー到着。
外観がめちゃくちゃ独特である。どうやらこの外観はグスクをイメージしたものらしい。グスクとは城のこと。

この日はたまたま博物館も美術館も無料開放デーだった。
中は写真撮影OKなコーナーもあったが、うっかり写真を撮りそこねた。

博物館がとても面白かった。
琉球王国の歴史、薩摩に支配された時代、太平洋戦争沖縄戦、戦後アメリカ支配の時代、沖縄返還~現在までの軌跡を豊富な展示品とともに辿ることが出来た。

沖縄独自の生態系についての展示も豊富だった。
他には沖縄独自の染色”紅型(びんがた)”、民俗文化などなど。

無料開放デーだから混雑して見づらいかなと思っていたがそこまで人も多くなく、館内も広いので快適に見て回る事が出来た。
穴場かも。

美術館の方は沖縄出身の画家の作品が多数展示されていた。
さらっと見ただけだが、幻想絵画で何点か好きな感じの作品があった。
なんかやっぱこういう不思議な雰囲気の作品が好きみたい。
まあルネ・マグリットとかエッシャーとか好きだしなぁ。シュルレアリスム。

民家の展示。

おきみゅーの外も沖縄の古き良き民家の展示などがあった。
沖縄の伝統的な民家といえば、やはり赤茶色の屋根である。
数年前竹富島に行った時に見た、古き良き民家が立ち並ぶ景色を思い出した。

ミュージアムショップも覗いて行き、ドゥジンについての自主制作っぽい本(型紙と作り方つき)を買った。
ドゥジンとは琉球時代の服。和服と違って帯なしでゆったり着られる服だ。
もともと和服に興味はあるが着付けなどめんどくさいなーと思ってたので、ドゥジンはなかなか良いかもしれないと思い。
現代の服との組み合わせもやりやすそう。

ミュージアムショップで買った物はそれだけ。
おきみゅーちゃんという可愛いマスコットキャラクターが存在しているので、ぬいぐるみやアクリルスタンドも出してくれ~!の気持ち。

国際通り

おきみゅーがおもろまちにあるので、そのままモノレール1駅分歩いて国際通りへ。
もはや説明不要の人気観光地である。
通りの土産屋にかたっぱしから入って行って物色。

なんか怪しげな物(謎のキーホルダーとか)がたくさんある、お土産屋さんらしいお土産屋さんがたくさんあった。
最近はどの地方もオサレ全振りのお土産屋さんが増えてるから…。
オサレなのも悪くないけど、やっぱこういうTHEお土産屋みたいな方が見てて楽しい。

なんか色々買って地方経済をぶん回した。デザフェス行けなかったし。
買ったのぬいぐるみとかばっか。食べ物は土産屋じゃなくて地元スーパーで買えばいいや~とスルー。

くたくたに疲れたのでそのままホテルまで歩いて帰った。
県庁・市役所付近で夫の同業者(Ingressプレイヤー)をたくさん見かけた。すぐ分かる。

ホテルに帰還してからはせっかくいい感じのホテルだからと、買ってきたぬいぐるみや連れてきたあみぐるみでぬい撮りを堪能する。

ジンベエザメトリオ

夜は大東寿司なるものが食べてみたいなぁという事で「栄喜」という居酒屋に行った。
せっかくだからと久々に酒も飲んだ。瑞泉水割り。相変わらず飲みやすくてうまい。

大東寿司

お通し、大東寿司、ゴーヤチャンプルー、海ぶどう。
何から何までおいしかった。
女将さんもとてもいい人だった。

店内は阪神タイガースのグッズがいっぱいあった。今年のキャンプのタオルも飾ってあった。店主が熱狂的ファンなんだろうな。
なんなら選手のサインもあった。
もしかしたら阪神ファン的に有名なお店なのかもしれない。

帰りはほろ酔い状態で沖縄のローカルスーパー”かねひで”へ。
ローカルスーパー、その地独特の物がたくさんあって面白い。
さっそくNo.1ステーキソースを買おうと思ったが、飛行機の事を考えて保留。

母親からお土産で頼まれてた乾燥あおさ、他にはちんすこうとさーたーあんだぎーを買ったり。定番おやつ。
ぶっちゃけこの辺のお菓子はローカルスーパーで買った方がコスパ良い。
職場とかで配る用のお土産なら箱の方がいいかもしれないけど、そういうわけでもないし。

識名園

旅行最終日。ホテルのバイキングでがっつり朝食。
夫のいびきがうるさすぎて超絶寝不足だったが識名園へ。
道中で駅メモのゆいレール駅にチェックインし続ける。車だけど。

識名園とは琉球王国の時代の王の別邸である。
国王一家の保養や外国からの使者の接待に使われていたらしい。大きな庭園がある。
首里城から微妙に遠い位置で、微妙にアクセスが悪い。車じゃなければしんどいと思う。
そのアクセスの悪さか、好天の日曜昼間でも駐車場はガラガラ、中も空いていた。
そのぶんゆっくり回れて良かったが。

ガジュマル

沖縄ならではの植物が茂る庭園を歩く。足元は石造り。
スニーカーとか歩きやすい靴じゃないと大変だと思う。
ちょっと進むと大きな池がある。

開放感のある造り。

池のそばには御殿(ウドゥン)。いわば屋敷である。
仰々しさは全くなく開けた造りで、一見民家のようにも見える。

この御殿は靴を脱いで中を見て回ることも出来る。結構広いし部屋数が多い。

橋。石段が急で手すりもないのでちょっと怖い。
池の中央には東屋。

順路に沿ってぐんぐん進む。
池のほとりにサギがいたり、チョウが飛んでたり自然豊か。

ソテツ
やたらデカいヤシ(?)の木
周りに人がいなかったので心置きなくぬい撮りもできた
奥まで進むと「観耕台」というすごく見晴らしの良い場所に出た。

見晴らしはいいが海は見えない。
どうやら「これだけ遠くまで見渡せるのに海は見えない」ので、「琉球の国土は小さくない」と外国の使者にアピールする意図があったらしい。

ちなみにこの識名園、かつての太平洋戦争沖縄戦で壊滅的な被害を受けた場所でもある。
今の識名園は戦後に8億円かけて復元されたものとのこと。
おきみゅーを回ってた時も思ったが、戦争は人命を無駄に奪うだけでなく、貴重な文化も破壊するつくづく迷惑な存在だと思う。
「戦争が一切ない平和な世界を」なんて夢物語を言うつもりはないが、一般人を巻き込むのと文化物を破壊するのだけは本当にやめてほしい。

それにしてもこんな見ごたえある場所、入園料400円。人も少ない。
穴場すぎる。

金城石畳道

時間が余っていたので首里城近くの金城石畳道までぶらっと歩いてみることにした。
道中で墓地を見かけたが、沖縄は墓も独特である。
墓石ではなくもはや建築物である。墓地の面積めっちゃ取りそうだな~なんて思いつつ。

なんかめっちゃ坂を下ってようやく金城石畳道のふもとにたどり着いた。
ここから地獄が始まる。

坂のふもと。この時はまだ何も知らなかった。

急な登り坂だなぁと思いつつぐんぐん登る。特徴的な石垣と石畳が続く。
そして登りも続く。てっぺんは何処。

登ります
後ろを振り返ったらだいぶ登っていた。

だいぶ登った。汗ダラダラ、呼吸も乱れている。
もはや登山。だがまだてっぺんではない。

風情のある道。当然登り坂である。

わぁ~風情があるなぁ~。………てっぺんはまだか

死ぬほど登ってようやくてっぺん。首里城公園に到着した。
だがもうヘロヘロ。首里城公園を散策する元気は微塵もない。
よいこのみんなは金城石畳道を歩く場合は首里城公園から下ろう。

首里城公園のネコチャン

まあ首里城は燃える前に1度見たことあるしええかぁ…とバスを探す。

首里城城壁

歩いて識名園?嫌ですバスです。私は疲れました。
なんとか識名園に停めてた車に辿り着き、レンタカー返却の豊崎までドライブ。
再び駅メモのゆいレール駅でチェックインし続ける。車だが。

チンアナゴラッピング車両のゆいレールを発見したが写真を撮り損ねる。
どうやらDMMかりゆし水族館とのコラボ車両らしい。

ベストショットチャンス!と思いきやチンアナゴラッピング車両ではなかった。
どうして。
沖縄セルラースタジアム那覇

野球ファンおなじみのセルラースタジアム那覇も通過。
結構いい場所にあるんだな~いつか行ってみたいな~と思いつつ。

旅の終わりが近付いている。

DMMかりゆし水族館

豊崎に帰還。時間がまだあったので再びイーアス沖縄豊崎へ。
ご当地ファーストフード店でおなじみのA&Wで遅い昼食をとる。ルートビアは飲んでない。
その後は中のイオンでお土産物色してから(じーまーみ豆腐を買った)、まだ時間があったのでDMMかりゆし水族館に行ってみた。

なんかアズールレーンコラボやってた。DMMなのに艦これじゃないんだ…となったりならなかったり。

最近増えてるショッピングモール併設水族館。
大阪万博記念公園の横にあるニフレルみたいな感じだった。

めっちゃファンサしてたペンギン
ワニ
ナマケモノ

ニフレルみたいに動物を間近で見れるコーナーもあった。

チンアナゴ
爬虫類コーナーもあった。
クラゲコーナー。綺麗

規模は小さめだけど思ってたより色々いた。
飛行機までの時間が余ったら寄るのにちょうどいいと思う。
だいたい1~2時間くらいで回れる。

オリジナルグッズが意外と充実してて罠だった。

沖縄の水族館はがっつり見たいなら美ら海水族館、買い物ついでに軽く回りたいならDMMかりゆし水族館。
大阪の海遊館(がっつり)とニフレル(さくっと)と似てるな。

おまけ

空港へ向かうレンタカー屋のシャトルバスで、無事チンアナゴラッピング車両を撮影出来た。

チンアナゴゆいレール。いつか乗りたい。

まとめ

今回はだいぶ文化的な旅行になった気がする。修学旅行っぽいコース。
2泊3日で色々巡ったが、まだまだ行きたい場所がたくさんある。
グスク巡りやってみたいし鍾乳洞も行きたい。

あと、これまで沖縄料理はそこまで美味しいという印象が無かったのだが、今回で覆った。どれもめっちゃ美味しかった。

建物が独特で、ただ町並みを眺めてるだけで面白かった。
日本列島は最近どの地方に行っても「あまり変わらないな…」という印象を抱いてしまうだけに余計そう思った。
地方都市なんかは最近東京の真似をしてオシャレ路線、ガラス張りの公共施設が多く見られるようになったけど、もっと地方独自の文化を上手く取り入れて発展させればいいのになぁと改めて思ったり。

他には、沖縄は位置的に太陽の影響を受けやすいからか、色彩が鮮やかだなぁと(そのぶん紫外線も強いけれども)。

琉球王国だった頃の文化、薩摩に支配された頃に入ってきた日本の文化、戦後のアメリカ支配で新たに生まれた文化、全てが合わさって独自の文化を築き上げているなと思う。
琉球についてはもっと詳しく知りたいからそのうち図書館で書籍でも探してみようかな。

そんなわけで長い沖縄旅行記でした。

ぬいぐるみに特化したおみやげ記録はこちら。


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うぬ山
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