【参加者の声・さちほのさん】探究グローカルスクールinアドベンチャーワールド
先日行われた「探究グローカルスクールinアドベンチャーワールド」の参加者より、イベントの開催レポートをいただきましたのでご紹介いたします!
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2024年3月23日、アドベンチャーワールドで行われた探究グローカルスクールに娘と参加させていただきました。
参加グループには、リーダーと大学の留学生さんたち、ママさんとおねえちゃん、自己紹介も日本語と英語で行われて、国際的な空気が感じられます。
うつほの杜学園の初めての探究グローカルスクールはIB国際バカロレアの授業形式を用いて行われました。私は県内で16年間教員をしていますが、IBの授業を見るのは初めてです。
子どもたちを惹きつける言葉かけや教材提示、メリハリのある授業進行、子どもたちに思考の時間を与えた後は「Eyes on me」「Eyes on you」の言葉かけで再び意識を前へと向けさせる。
本日の学習目標
「あの動物と、この動物と、それから私。
一緒に住む家、どんな家?」
をみんなで達成するために、予想ワークシートや観察スケッチがあり、体験してきたことを共に暮らす家作りで共有し合う。本日の学びは
「最高の空間は、相手を理解しようとすることで作り上げられる」
という中心的概念へと着地する。素晴らしい授業でした。
これから、うつほの杜学園でこの授業を受けられる子どもたちは幸せだなあと思いました。
今回の探究グローカルスクールで娘(もうすぐ年中、四歳)が一番楽しんでいたのは、動物の観察でした。アザラシやレッサーパンダを観察して、身体的特徴や周りの環境をスケッチするのが楽しかったようです。
観察の前のグループワークで、アザラシやレッサーパンダがどんな大きさか、何を食べるのか、住んでいる場所などを予想しているから、実際の観察では観るポイントがハッキリ分かる。
「アザラシって、足二つに分かれてるんだね」
「ママよりおっきい」「つめながーい」
「半分お水で、半分お部屋で住んでるんだね」
観察スケッチが終わってグループワークに戻ってからはアザラシとレッサーパンダと私が暮らす家ってどんなだろうと話し合いながら、粘土と色ペン、折り紙で家を作っていきます。
動物だけでもダメ、人間だけでもダメ
お互いに心地よく暮らすってどうしたらいいんだろう。水中と陸上、お家の中、暮らす場所は違っても時々一緒に遊べたらいいね。そんな場所を作ろう。ごはんも一緒に食べるところを作ろうか。できあがった「みんなで暮らすお家」は日本語と英語で全体に発表して、みんなにわかりやすく伝えます。
探究グローカルスクールを通して、動物のことがもっと知りたくなったし、みんなが心地いい暮らしってなんだろうと考えるようになりました。
授業を終えてホテルに戻ると娘がニコニコして
「楽しかったねぇ。最高だった。ママ、明日も行こうよ!明日はね、ジャイアントパンダとイルカを観るんだよ」
と、翌日もアドベンチャーワールドのおかわりをすることになりました。
素晴らしい授業を受けると、授業前と授業後で子どもの姿が変わります。
素晴らしい学びをありがとうございました。