罰より支援と配慮を : 鼻出しマスクで成績無効になった受験生の背景と行動を分析し、試験当日の合理的配慮の体制を整えてほしい
共通テストの成績無効になった受験生がいるというニュースを読んで上記のように直感的にツイートしました。
無効になった受験生が現場でどうだったかの詳細が伝わるとともに、この件は、罰ではなく、支援と配慮が必要な案件ではないのかという思いが強くなっていきました。
ここ変換間違い、お詫び申し上げます。
合理的配慮を申請できなかった、
当日に支援の必要な受験生を切り捨てずに
配慮する方法を文科省は考えなければならないと思う。それが教育というものではないでしょうか。
今回の成績無効事案は、マスクと定規あてでしたが、事前に申請すべきなのに、申請できずに当日困ってしまい、成績無効になってしまったケースは、センター試験の時代になかったわけではないと思います。
追試からでも、マスクが苦しい人、マスクが無理な過敏症の人、定規をあてないと文章が読みづらいひとなどへの当日の配慮を考えてほしい。支援がほしいと声を上げられない人こそ、本当に支援が必要な人であるケースは多いのです。支援が届かず、辛い経験を重ねてしまう社会は、あまりにも理不尽です。自己責任論ばかりの社会が私たちを息苦しくしています。今変わらないと、いつまでも変われません。
今回の共通テストでは、現場の監督者らは、当日配慮を現在できる限り頑張られたのだと思います。今回の件は、6回注意で失格となったとのことですが、支援の現場の知識があれば、3回目に注意に従わなかった時点で、この受験生は、追い込んではいけないタイプだと気付けたはずです。
あの受験生を6回も注意して追い込む前に、できることがあったはずです。
他の受験生を全員別室に移した上でも、立て篭りまで、追い込むのは、悪手です。
発達凸凹への対応の知識がまともにあれば、あの様に追い込むのは、誤りです。
とんでもない迷惑なやつだ
厄介者だ、お騒がせだ
そういう視点で通常級で排除される凸凹な子どもたちがいます。
そういった子どもたちへの排除の論理と同じ力学が、今回の共通テストで可視化されました。改善していかないといけないです。
困った人は、困っている人。
罰より配慮と支援が必要です。
鼻出しマスク受験生には、罰ではなく、配慮と支援が必要だった。
6回も注意して追い込むのは、指導として誤りです。
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