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生物部
中高一貫の6年間、僕の青春は生物部に捧げられた。
東京は八王子の山の中の生物部。
週4日程度の活動で、生物の授業を行う生物実験教室がそのまま部室。
主な活動は飼育生物の世話、山の散策、水質調査、文化祭発表物の制作。
この主な活動の合間、今思うとほんと謎な遊びばかりしてたので簡単に書いていきます。(順不同)
・ドングリ戦争
生物部の主な活動拠点である裏山を舞台に行われたドングリの投げ合い。
ドングリは全力で投げられると内出血するほどめちゃくちゃ痛い。
暇があればやってたけど、山でひたすらドングリ投げ合うってヤバい😂
・合戦
ドングリ戦争が発展した戦。
剣(棒)/槍(棒)/トンファー(棒)や盾(ベニヤ板とか)を持ち寄り、2手に分かれてただひたすらに戦う。大河ドラマの主人公幼少期に描かれるようなチャンバラをイメージしてもらうと早い。まさにアレ。
中高生だから徐々にムキになってきたりして、本当に痛いこともしばしば。
・ウルトラマンサッカー
学校の廊下で1対1でペットボトルの蓋をボールとして行われたサッカー。
ルールは簡単で自分の後ろに蓋がいってしまうと負け。
部室前の廊下幅の狭さがあってこその競技。
なぜ”ウルトラマン”なのかは誰も知らない。
・10円落とし
雨の日に部室でよくやる遊び。
10円玉を指ではじいて、他の参加者の10円玉を落とすとそれをもらえる。
勢い余って自分も落ちてしまうとそれはプールされて優勝者の賞金になったり、次戦の賞金に持ち越された。1日中これをやっている日もあった。
社会人となった今、これで培ったスキルは未だ使われたことがない。
・丸太を下に投げるやつ
誰かの思い付きで畑を作ることになり、学校側に交渉したところバス乗り場の下の段々になっている斜面を得ることができた。(この斜面の下は大きな調整池があり、しっかりとした柵で覆われていた)
段々になっている斜面の一番上の段=平地で開墾をしていると、やっぱり飽きてきて、そこの辺に落ちていた大きめの丸太を誰が一番遠くまで投げられるかの競争が始まった。
生物部の陰キャたちがキャーキャー言って丸太を投げる。投げては20~30m下のところから拾ってきて、また投げる。日は暮れるまで投げる。
社会人となった今、これで培ったスキルは未だ使われたことがない。
・新たなる言語の創造
何がきっかけでそうなったのかは分からないけど、生物部内で使う言語を開発することになった。中二心をくすぐる最強コンテンツかもしれない。
「オジョ・ぺぺ・ナ?」=『あなたの名前は何ですか?」
「ナ・ミョーマ・オンローマ・ジオ」=『私の名前はオンローマです」
文法や単語などいくつか作ってたけど、今やもうロストテクノロジー。
・調整池づくり
前述した裏山の入り口は開けた沢のようになっていて、小さな池があった。
ここには東京都の絶滅危惧種に指定されているトウキョウサンショウウオが毎年産卵に来ることから、その環境保護と産卵数調査を実施していた。
ただ、沢のような地形になっているもんで大雨や台風なんかではすぐにその小さな池は水が溢れ出してしまう。
そこで安定した環境をトウキョウサンショウウオに提供するため、調整池を作ることになった。並行して、小さな池に土砂の流入を防ぐ防壁作りも行われた。
・川で泳ぐ
水質調査という活動もあり、フィールドワークとして学校近くの秋川によく行っていた。(ちょうど圏央道あきるのIC近くの秋川)
基本的には浅めの川だけど、橋桁付近とか一部深いところがあって、暑い夏は毎日のように飛び込んだり泳いだり。
・秘密基地づくり
裏山に基地を作ることになった。
文化祭で使用した大き目のブルーシートを捨てるのがもったいなくて。
木々にロープを結び、ブルーシートをかけ、部室から椅子を運んで最高の小屋を作った。僕らだけの秘密基地。
紅葉も落ち着いてきた秋頃、受験生向けの説明会を控えた学校は敷地内の整備を行った。
その中に裏山の木々の剪定もあった。
葉っぱの屋根に覆われていた秘密基地はむき出しになった。
あらわになるブルーシートハウス。
職員会議では「不審者が住み着いているのでは、、」と話題になった。
しかし、生物部顧問の勘が冴えていた。
「思い当たるフシがあります」
その後、思い当たるフシの我々は泣く泣く秘密基地を解体したのだった。
・生リーグ/物リーグ
部室でやる卓球ボールでやる野球。野球盤のようにボールが飛んだ位置でファール、ゴロ(アウト)、ヒット、ツーベース、ホームランが分かれていた。
卓球ボールは面白いように変化がかかり、多くの部員を虜にした。
エキシビジョンマッチだけでは物足りなくなり、生リーグと物リーグという2大リーグが設立された。打率や防御率も計算され比較的長くブームが続いた遊びだった。
同時に部室でやっているため、顧問に見つかる遊び1位だった。くらったゲンコツは数知れず、、
・生-1
時はK-1全盛期。顔はナシというルールのもと、立ち技ナンバー1を決める戦いが行われていた。相手のベルトにパンチを食らわし、自らの拳を骨折させるという所属選手もいて、次第に風化していった。
・開墾
前述したようにある時、畑を耕し始めた。
最初はサツマイモを育てて皆で食べようと意気込んでいたが、夏休み中に草刈の業者さんに雑草もろとも無残な姿にされてしまった。
他にも色々あったけど、パッと思い出せるエピソードを書いてみました。
穴の深さを測る、烏骨鶏のカストロ、害獣用の罠にかかる、部室の水槽で魚釣り、土鍋のおにぎり、、、本当まだまだある。
いずれまた書きたいと思います。
#部活の思い出
#生物部