【方言シリーズ】「レット・イット・ビー」を方言で歌ったら(何弁?音源あり)
今回は「方言」の本題に入る前に「レット・イット・ビー」について少し触れさせていただいてよろしいでしょうか。
まずはビートルズがこの世にいなかったら?というテーマで作られた映画『イエスタデイ』(2019年)の予告映像(約1分)を見てください。
世界中で唯一ビートルズを知っている主人公が、ビートルズによるヒット曲の数々を歌うという設定です。
ところが「レット・イット・ビー」だけはご覧のように、さわりしか歌えないという扱いではありませんか。
ネット上では、主人公の家族に対して「偉大な名曲の良さを理解できないとは…」と風刺したのではないかという解釈もつぶやかれていました。
私は主人公が「ヘイ・ジュード」をはじめ名曲の数々を歌ってヒットさせるなか「レット・イット・ビー」だけは特別な歌として位置づけたのではないかと憶測します。
ちなみに、私が以前投稿したこちらの記事では「レット・イット・ビー」の思い出を短歌に詠んでみました。
少々長くなってしまいましたが、ビートルズが作った英語の「レット・イット・ビー」を踏まえたうえで、本題に入らせていただきます。
プロ歌手・ダニー馬場の十八番「レット・イット・ビー」のカバー
FM福岡でかつて放送された番組『SUPER RADIO MONSTER ラジ☆ゴン』にダニー馬場が講師を務める「八女弁講座」という人気コーナーがありました。
YouTubeにさまざまな当時の音源がアップされているなか、こちらの音声が一番雰囲気がわかりやすかったので拝借しました。
動画(音源)『八女弁講座byダニー馬場』は9分弱ありっますが、「レット・イット・ビー」のカバーは2分頃からはじまります。
※カバーした歌詞に「くらすみにつつまれて」というフレーズが出てきますが、「くらすみ(暗隅)」は八女(福岡県)に限らず、佐賀県や熊本県、長崎県など九州各地で使われるようです。
ダニー馬場がカバー曲や「八女弁講座」で紹介する方言は、おじいさん・おばあさんの世代がしゃべっていたような言葉が少なくありません。現在はそれほど使われていないものもあるので念のため。
ダニー馬場の名誉のために本業の紹介も
ダニー馬場は八女市出身で地元を拠点に活動するゴスペル・ソウルシンガーです。CDも数枚発売しています。
私は何度かライブを見ましたが、マジで鳥肌がたつような歌声でした。
特に花火イベントの野外ステージでバンドをバックに歌ったスティービー・ワンダーの代表曲「イズント・シー・ラブリー (可愛いアイシャ)」は圧巻でしたね。
少しだけ彼と話しをする機会がありました。そのときに聞いた記憶では、単身で韓国に渡りストリートで歌って武者修行したそうですよ。
ゴスペルからJ-POPまでなんでも歌いこなしますが、そんな彼の代表曲と言えば(少なくとも八女市にとって)自作した応援ソング『希望のふるさと』でしょう。
以上、今回の【方言シリーズ】はちょっと趣向を変えてみました。最後までおつきあいいただきありがとうございます^^
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