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松野町ワンダーランド22’7

除草剤や草抜き・草刈りが生きものの姿を変えていくのを目の当たりにしながら、でも、楽しく谷中のワンダーランド化している、実家の話です。松野町は実家の在処。

実家の主のない畑の守りに


今回は日曜日のレッスンがお休みだったので、二泊三日で実家に行ってきました。
7月の雨上がり、蝉も鳴いていて、きっと雑草の繁茂が大変なことになっているに違いないし、あと、夏野菜、どうなってるだろう、とはやる心で、7/23土曜日にワンダーランド到着。

どうよ、この空!
本物の梅雨明けを感じる。

コスモス

去年の秋に畑を覆っていたコスモスのこぼれだねが春に芽をだして、6月には咲き始め、もう人の背丈より大きくなっています。ワイルド。
母は、刈ってしまうといっていますが、
これを刈ったら、次に出る雑草は、外来種の強いやつだから、秋までほっておくべし、というのが私の意見。ま、どうなるか。

朝日に透ける


日が差してきました

除草剤のあとと地際5センチ草刈り


冬に、母が人にお願いして除草剤を撒いて真っ黒になっていたところ、
やっぱり、で、大きく強い種が負けじと育っています。他より勢いが良いくらい。
アカメガシワを撲滅するため、仕方なく、と母は言うけど、アカメガシワいの一番に伸びてますやん。

この繁茂、これはなにゆえか、

外来の朝顔みたいな蔓性の植物。他の場所、除草剤の後はこんな感じ。

草刈機では絡むので、鎌で格闘してきったけど根はのこってる。巨大。

同じ種類と思えないけど、同じ子がここに。
きっとこれが、本来のこの子だな。(抜いたけど)

かわいい。

同じ敷地内なのに、ちょっと場所が違うだけでどうしてこうも違うか。

小さな植物たちが地面いっぱいに。

ここは、絶対手をつけないでね、とお願いしているここは、もうきっと何年も耕されていない場所で、すみれやツキヌキニンドウなどさまざまな植物が地面を地味に覆っています。これはたった一度でも除草剤をもしかけてしまったら、すぐには生えてこられないし、もしかしたら死滅するかもしれない。再生するのにどのくらいじかんがかかるのかな。
だからどうやってこれを守っていくか、というと、とにかく時間軸で観察することと、あとはもう人と対話するしかない。


除草剤どころか、小さな三角ホーという鍬で、大きな草を一つ抜き取る、それだけで、そこに共存していた小さな植物も一緒に抜いてしまうし、苔も剥げてしまう。そこに着地して芽吹くのはまた、強い種、それがまたたくさんの種をつける。
それだけで、生態系というのは変わっていってしまうものなんだということを私はここ一年で学びました。こと、四国愛媛の土地は暖かい上に窒素分が多いのか、勢いもすごい。

タチスズメノヒエは、もう抜くのは無理レベルに増えてきてるので、低く刈り込んで、せめて穂が出ないようにしておくことにしました。幸い、他の植物が周りにたくさん生えているから、一人勝ちにはならないだろう、と見込んで。知恵比べ。

一度低く刈り込んでもらったので、草刈りは簡単!楽しい。

草刈りは地際五センチ残す。これもネット情報。
実践してみて、実感する。
6月に草刈りしていただいた方がそうやってくださっていたので、あとがとてもやりやすいです。電動の掃除機くらいの草刈機で上っ面をささっと。

脱皮の途中で息絶えたバッタ、こういうのを二羽みつけた。
敷地内の貸しているところでは、タチスズメノヒエがもう穂を出してる。
もともとはうちの荒地に生えてたやつだから、申し訳ない気がしつつも
種がとんでくるかなー、ちょっと心配ではある。


不耕起の畑

夏野菜が育ってきています。
去年はオクラをうえたものの、二週間に一回しか取りにこられないと、すぐに塔が立って食べられないというのがわかったので、今年はオクラはなし。
トマトがたくさん小さいのがついていた、あと、紫のピーマンや白い苦瓜。
スイカ、カボチャ。

耕さない不耕起栽培で、雑草を敷くだけ、というやり方、見よう見真似でなんちゃって、でやってみて、あ、こりゃ、もっともっとたくさん敷かないとあかんのや、とわかったので、今年は草刈りした柔らかいのを次々のせていってます。うちの庭はそれほど雑草がないから、こんなふうにはできない、なので、今年のうちの庭の野菜は不作。面白いなあ。すこし有機の肥料も入れています。米糠もまいてるので、まったく自然栽培というわけではない。


杉のたもと

少し間引いてもらって風が抜けるようになった一番したの土地。
向こうの広見川が見えます。

あちこちあるいて、葛の蔓をたおったりしながら、今回はここはスルー
ここには、刈り込んだ樹木や枝が散乱していて、うまく手を入れられない状態。
この、枝を役立てられないかなあと思っていて、

ネットで見つけたソロストーブ
これは、炭じゃなくて、枯れ木でも煮炊きができる、というもの。
おっかなびっくり、枝をつっこんで、燃やしてみました。
怖い、でも楽しい!
とりあえず今回はコーヒーのお湯だけ沸かしてみた。
いやいや、この量じゃあ、とても山になっている枯れ木をもやしきれんけどな。
でも、草木灰が作れる。すこし。

これからどうするの?


そろそろ、草引きのための草引きもこのくらいにして、
土地の様子も大体わかってきたし、
少しずつ耕して何か植えてみようか、ということになり、
姉や母とも相談して、小さな耕耘機をひとつ購入してもらうことにしました。
楽しみや。

挿木して育ってるいちじく。

いちじくや、他のいろんな果実をまばらに植えていく予定。
姉と、シンボルツリーについての話も盛り上がってます。
木陰、欲しい。
下でソロストーブで野菜やくのさ。



愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!