小さい音ほど大きくきこえる
熊谷守一。
アリは二本目の左足から歩き始める、とか、
雫が水面に落ちたとき、できる水の玉の曲がる様子を絵にかいたりとか、
「見る」力の優れた人であったらしい。
絵画に時間を凝縮させている画家は多いけれど、
絵画の中で時間を引き伸ばしている、めずらしい画家。
それは子どもの目。
私は 熊谷守一にそんな印象を持っている。
その熊谷守一が言った言葉で心に残っているのが、
「小さい音ほど、大きく聞こえる」
これを情緒的に捉えるか、もっと体験として捉えるかで、全く違う局面が現れるだろう。
小さい音ほど 大きく聞こえる。
ああ、これは真理だ、と思う。
これは覚えておこうと思って、ここに書きつけておく。
愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!