楽譜が示すものの肌触りや空間を育むワーク
音楽ワークブックのご案内
オンラインではじめている、「オンライン音楽ワークブック勉強会」です。楽譜の理解と読み書き(ミュージックリテラシーと呼んでいます。)についてじんわりと進めているわけですが、実感のところが主体なので、「正解はこれです」とは言えない、肌触りや空間への誘いで、もどかしいっちゃもどかしい。でも、私がこれまで音楽をお教えしてきて、なんで、音程とれない、リズムとれない、演奏してても実感がない、表現がしっくりこない、か、というと、実際その実感と音楽とを結ぶ直接的な感覚がまだ動き始めていないということがあるとおもうようになったのです。だから、その結び目を具体的に探ってみる、あるいは、その直接的な感覚ができないことを補っていくということなのかもしれない。音楽室の方では、今、歌うことが苦手だった子たちも、小さく鼻歌でメロディを歌い始めていて、それは、自分の音楽を拾い始めてることなんじゃないかと思ったりもします。すくなくとも音楽室のほうでは、劇的ではないにせよ生徒さんたちの変化を肌で感じています。無口だった女の子も笑って歌ってるのを見ると、だから、これは続けなければ、伝えなければ、と思っています。とはいえ、ネット上となると、それがどこまで伝わるのか、は未知数ではあるのです。
音楽を実感から捉えていくなら、聴覚だけでなく、もっと様々な感覚がクロスした未分化な感覚との接続がポイントになっているはず、という論理のもとに進めています。だから実感は自分の中にあります。
オンライン、というのだけど、私が言ってるのはとっかかりであって、よくよく自分の感覚を動かしてやってみてもらえたら良いなあと思うのです。そこをうまく拾っていただけたら、このワークブックはきっと役立つものになると思うのです。
これまで、ホームページのほうに13ページ分くらいまで記事としてあげて、文字だけでは伝わりにくいので、動画も添付しています。
記事にはそれぞれ副題がついていて、体感で捉えるヒントにもなっています。
こんな感じ
*1 ミレミ___ 自分の中に音楽フィールドを作り始める
*2 音のうごき___ 音から音への壁を取り払う
*3のびる音___ 自分の音楽空間を広げる
*4音のやすみ___ 余白をしっかりと味わう
番外 ト音記号のutena drawing 式描き方
*5くくる ___ くくる、という人の習性が音楽を形づくっている・・から自分の”くくる”を確認していこう、という話。
(5は今作成中)
動画のほうは、時々横道にそれながら、音楽室に通っていただいてるその雰囲気のまま、お伝えできるようにと思って録画しています。
一例・恥ずかしいので一つだけ。
下の動画は休符の描き方とト音記号の描き方をお伝えしています。
ト音記号の描き方は音楽を描く(utena drawing )として活用している方法で、子どもたちはこれで楽譜に愛着を持ってくれるのでおすすめです。
とりあえずここまでの経過報告でした。
やってみよう、という方は、こちらの目次がわかりやすいかな。
どこから始めても大丈夫です。今のところ。