手加減、目分量、こんな感じ・・と音楽と
今日のお話
手加減とか目分量っていうのは
ざっくり、っていう感じと、そっと、という感じがあいまって
それが程よいランニング感になっていくとうまくいく気がします。
それは、昔よくやっていた編み物や縫い物も、
そして音楽も、同じかもしれない。
という話と、
ちょっと宣伝もしてます。
手芸の手加減、目分量
昔、まだ30代だった頃、縫い物や編み物が好きでした。
一枚のセーターを作る前に、作ろうと思っている毛糸で小さな四角いゲージというのを作ります。それで自分の手加減や、編み棒のサイズを決める目安にするというわけ。編み物は、ちょっとした具合で、だんだん網目が緩くなったり、固く閉まってしまったりするので、そのゲージを作る時の「こんな感じ」を覚えておくのが大事。覚えておく、と言っても、もちろん、知識ではなくて、毛糸を穴から抜くときの手加減、手の甲の張り具合、肘の程よい脱力とか、数や強度で測れない自分の手加減。継続していく時間の感覚。
縫い物もよくしました。娘の服は同じ一つの型紙で、模様の違う布で何枚も作りました。型紙は、元のデザインを新聞紙なんかに写す時に、1cmとか1.5cmの縫い代を書き足していくのですが、慣れてくると、簡単なものは、めんどくさくなって、型紙のまま写して切り取って、布に当てて、まち針を立てて、印もつけずに縫い代分はみ出したところを目分量で裁断したりしていました。角なんかも、頭でイメージしながら必要な形に切っていく。
もちろん、襟みたいな繊細なところや縫い合わせが難しいところはちゃんとするんだけれども。その、ざっくりしたところと細かいところの作業のメリハリをつけてやっていくのが、途中で嫌にならない自分なりのコツだった気がします。
今でもできるかな。
ランニング感
手加減とか目分量っていうのは
ざっくり、っていう感じと、そっと、という感じがあいまって
それが程よいランニング感になっていくとうまくいく気がします。
でもつい、こんを詰めてしまうと
腰を痛めたり、頑張るほどにあっちとこっちがチグハグなものができてしまったりするかもしれない。
音楽も手加減、目分量の「こんな感じ」
音楽も同じかもしれんね。
リズムも、ぴっちり左端から作っていくのではなく、「こんな感じ」を想定しておく、そしてこんな感じ、に揺れてみる。いわゆる、拍、タクト、というやつ。その中に細かいリズムがどうなっているかは揺れながら見繕っていく。
メロディの上がり下がりも、こんな感じを丁寧に探ってみる。
ハーモニーもしかり。
程よいところに自分を置いて、
音楽を眺めながら、揺れながら、よく観察してみる。
音楽を?自分を?どっちも。
手加減、目分量、こんな感じ、に欠かせないのは
自分の感覚を大事にすること。
utena drawingで手加減、目分量
なるほど、楽器をするのにも、歌うのにも、
いや、ただ音楽と戯れるにも、
その「こんな感じ」は確かに音楽にもいいだろう、と共感する
って人はどのくらいいるでしょう。
そんな人に
utena drawingをお勧めします。
クレヨン一本から始めるutena drawingは
自分と音楽の間の「こんな感じ」の手加減、目分量を可視化していくのです。
誰も教えてくれない、「こんな感じ」を描いて自分で確かめられる。
オンラインでいつでも個人ワークやっているし、入門講座もたまにやっています。
そして、
12月には東京に行きます。
直でやりとりするのが一番お勧めなので、興味ある人来てみてください。
ちなみに東京の入門講座は、
・12/12(木)19:00〜
・12/13(金)19:00~
・12/14(土)10:00~
になっています。
愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!