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どうして音楽に心揺れるんだろう音楽って、私たち、わかっているようで、結構謎なところもありますよね。 謎も人それぞれなのかもしれませんが。 ”音楽ってなんやろうなあ、どうしたらもっとなかよくなれるのかな・・”と思い巡らせて、結局私がたどり着いたのは、音楽って音の点のところではなくて、音と音の間にあるんだということでした。 そこ、音と音のあいだって、人の感覚や体験があるところでもあります。 実際何か音楽から直感的に受け取っているのは、音一つ一つではなくって、そういう体験の
楽器を演奏するとき、間違うから、迷うから、と、どうか悲観しないで。 いろんなシーンで音楽と関わって、 また、生徒さんや、ワークショップの受講者さんと関わってきた経験から、 お話ししたいことがあります。 間違わない演奏が正解? 間違いなく演奏できていても大事な何かが遠いなっていうこともあるし、 たどたどしくってもそこに美しい脈があって、それを届けてくれて嬉しいなと思うこともあります。ちゃんとそれは聞こえているんです。 音楽に正解はないです。 たしかに。 でも、もしかし
中学校の音楽の先生に教えられたのは、”音楽”と”腹の括り方”が、深い関係にあるということだったかもしれない。昨日、私の音楽室の掃除をしながら、懐かしく先生の姿や声を思い出しながら、そんなことを考えていました。 ひとつひとつ整理しながら、先生はそういえば、壁のが額縁もきっちり飾るように気を配っていたし、床も自分で拭いておられた。爪の垢ほどのものにもなれない私だけど、こういう有事だからこそ、整えたいと思うのは、先生の影響もあるのかもしれない。 そうして、音楽室を整えながら、気持
音楽体験は共有できるのかな 友人と話をしていてひとつひらめいたことがあって、それが今まで詰まっていたものをうんと押してくれたので、うまく言葉にならないかもしれないけれど、それを書いてみようと思います。 それが、 「音楽体験は誰かと共有ってできるのかどうか」 という問いでした。 結論からいうと、共有って、ないな、というところに行き着いたのです。それは悲しいこと?いえ、むしろ、だからこそ個々人の体験というものの意味の深さに届く一つの鍵をもらったような気がしたのでした。 音楽体
音楽と人の社会の連動もしも将来、音楽というものが荒廃していくとしたら、そのときは、人間社会そのものが荒廃してってる、ということになってると思います。 そのくらい人間社会と運命をともにしているのが音楽で、そもそも人間がいなければ音楽を奏でる人もなく、音楽は人間の長い歴史の営みに寄り添って発展してもしてきました。音楽は人の内面を通して初めて世に生まれてくるのだし、だから、音楽の豊かさや深さはそのまま人の豊かさや深さでもあるのだと思います。 その音楽と人間社会のきってもきれな