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初音待つ春一番と共に

 2月12日には、関東で春一番が吹くのではと言われています。春一番も楽しみではありますが、うぐいすの鳴き声も待ち遠しいかもしれませんね。

 うぐいすが初めて鳴くのを初音と呼びます。沖縄や九州では2月ごろ、西日本から東日本では3月ごろ、北日本では4月から5月ごろにうぐいすが鳴く時期なのだそうです。

 うぐいすの鳴き声が聞こえはじめると、春も近づいてきたなとうれしくなりますね。近所の竹藪でも、うぐいすの鳴き声が騒がしく、早く桜が咲かないかなと気持ちも浮き立つようになります。

 春のあたたかさがはじまるころですので、うぐいすは春告げ鳥とも呼ばれていますね。

 ポスターやチラシなどには、薄緑色の美しい色合いをした鳥が描かれていますが、本来、うぐいすは緑がかった灰褐色と地味な色合いです。

 目にも鮮やかな黄緑色の鳥はメジロ。公園や森林にも姿を見せる身近な鳥です。うぐいすは警戒心が強いため、なかなか見つけることができません。

 鳴き声はうぐいす、色はメジロなのかもしれませんね。

 紅梅に鮮やかな黄緑色の取り合わせが、あまりにも見事だったので、ながらく、メジロをうぐいすだと勘違いしていました。

 藪の中からなかなか姿は見せなくても、声による存在感は大きいですね。声を聞くだけで、春の気配をぐんと感じるようになります。

 まだ2月上旬。寒さのピークはひと段落ですが、来週18日ごろには、また寒さが戻ってくるようです。

 次にあたたかさがやってくるとき、3月に入るころかもしれません。うぐいすの鳴き声が、そろそろしはじめるでしょうね。

 

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