見出し画像

冬空に河津桜一分咲き

 寒い日が続きました。3日ほど雨が続きました。降りやんだように思っても細かな雨が降り続き、途切れることがありません。幸い、雪に変わることはありませんでしたが、底冷えのする寒さでした。

 これほど寒いのに、川沿いの河津桜は一分咲きとなったようです。枝にならぶつぼみがふくらんで、遠くから見ると木ぜんたいがぼんやりとピンク色に明るいんです。

 雨が降り続いていますからね。雲が空をおおっていますから薄暗さがあります。しとしと降る雨の中、ぼんやりとピンク色が浮かび上がっていました。一分咲きから三分咲き、五分咲きとなりますと満開も目の前です。

 満開の桜を眺めるのも好きですが、咲くぞ~さくぞ~と気合を入れているような、明るい一分咲きも好きです。

 明日は、やっと雨が上がるようです。気温も上がり、冬の空気から解放されるかもしれません。

 冬の舞い戻る日々でしたが、梅が次々に咲いていきますし、水仙もあちこちで見かけます。春が次々と訪れているんですよね。だからでしょうか。それほど気が滅入ることもなく、明るい気持ちでいられます。

 もしかしたら、春を心待ちにするあまり、舞い上がる心を落ち着かせてくれているのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?