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旦那が鬱と言われたのだが
いわゆるエピローグ
付き合って3年目で結婚し、5年半が経った。
私は主婦をしながら、週2.3回の気楽な扶養内パートと、趣味の延長のような副業をしている。
夫ちゃんは付き合っていた頃は食品加工業だったが、付き合って2年目の時に転職をした。
新しいお仕事は、公共機関のお仕事だ。
それまでレディースサイズのジャケットを着ていたくらいに色白ガリガリだった夫ちゃんなのだが、日中の作業で肌は健康的を通り越して黒々としたうえにどんどんと肩幅が大きくなっていった。
結婚してからは二人揃ってしまった持ち前の末っ子気質で何かと自分達を甘え倒した生活を過ごし、輪をかけて私の自堕落な食生活に付き合わされた事で、さらに身体も大きくなっていったように思う。
とはいえ、お互いに共通の趣味があり、元々地元の先輩後輩という事もあって気心も知れていたせいか、喧嘩もするがすぐに話し合って仲直りもする、私たちは仲の良い幸せな夫婦だと自負している。
そんな私達なのだが、
この度、夫ちゃんが鬱であると診断された。
まさに(私にとっては)青天の霹靂ってやつだ。
原因としては、(主に)職場内でのストレスが原因のようだ。
私が言うのもなんだが、うちの夫ちゃんは、それはもうよく出来た子だ。
そもそも、彼は基本的に「誰か」や「何か」を非難したり攻撃をすることはない。
悪目立ちする事もなく、大人しいけれども地味すぎず、なによりも穏やかで優しい人なので友人時代から彼のことを悪く言う人は少なくとも私の周りでは聞いたことがなかった。
なんなら、どちらかと言えば少しクセのある人間ですら上手にあしらえるので、周りに慕われる方だった。その最たる例が私だ。
そんな夫ちゃんが、こんなことになってしまうとは。
私は激怒した。
同時に、凄く動揺した。
うちの可愛い夫ちゃんがそんな追い詰められるなんて、一体なぜ?何があったのか?
当初は、とにかくカッカと沸き上がってくる頭と心を自分でコントロールするのが大変だった。
それと同時に、私に何かあっても、まぁ夫ちゃんが居るから大丈夫だろう。なんとかしてくれる。
という、自身の根本の甘え前提の根性が一気に崩れたわけだ。今、目を離すとこの人どうかなっちゃうのではないのだろうか…私が夫ちゃんを支えなければ…という使命感のようなもので、急に背筋がピッとなったのを覚えている。
夫ちゃんが鬱と診断されてから、3ヶ月ほど経った。
まだ何にも解決してないし、何にもなっていない。
どうすればいいかもわからない。
そんな日々を、記録がわりに家族目線から振り返りつつ、綴っていければと思う。