ありがとうさようならおやすみなさいまたあした／あなたはあなたのままでいい
わからない人のことは わからないし
わからない人には わかってはもらえない
それはそれで しかたない
無駄な衝突や組み伏せや迎合など することなく
そっと 距離を置こう
じぶんのリズムで
じぶんと じぶんのだいじなひとを大切にしよう
守るべきひと こと もの
それさえも 平面的には捉えられないのだ
ものごとが白と黒であればスッキリはっきりしてわかりやすいのだろうが
白と黒の間にある無限の階層のグレーが 世界だ
正解は ひとつではない
真実は そのひとの中に それぞれ あるのだ
信じていたのに裏切られた
と 感じることがある
自分も過去に そういう思いをした し
そういう言葉を 言われたことも ある
どうしようもない
ごめん と 思う部分もあれば
じぶんに正直になりたかった と
貫きたい部分も ある
例えば 似ているところを見つけて 恋が始まる
同じ方向を向いていることを偶然ではないと思う
それは偶然でも宇宙の奇跡でもなく必然だとさえ思う
同じ味を美味しいと見つめ合い
同じ歌をすてきと聴き
同じ色の服を選び
同じ場所へ旅をする
だけれども それは長くは続かない
なぜなら それは
わたしたちは
同じにんげんでは ないからだ
そこに気づくことが だいじだ
それぞれ違う道を来て それぞれ違う道を行く
その道のりの上で たまたま だ
たまたま出逢った 出逢えた
それぞれ の 別の にんげんだからだ
そして かなしいかな
だれも 傷つけずに生きていくことはできないのだ
同じにんげんであるわけではないのだから
言動や目指す未来が同じということはありえない
そこには必ず 違いが ある
ひととひととのあいだに 違いが ある
その違いを受け入れることができればそれはすばらしいが
できないときもある
心が 感情が ゆがむ
とてもつらい
たとえ 距離を置いたとしても
しばらくは つらい
とはいえ
じぶんもじぶん以外も
ひとのこころは うつろひやすいものだ と悟る
そう 悟ってみる
その 諸行無常を 縛れるものは
なにも ない と そう思う
そう 思ってみる
悟り 思い 今日を生きる
そして 眠る
あしたがまた来てくれることを祈って 眠る
あした 朝の光に照らされながら
次の花が咲いていることを願って 眠る
ありがとう
さようなら
おやすみなさい
またあした
・・・・・
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