💗「美の覚醒」還暦前のウェディング・フォト物語💗No.1
.昨年から「美の覚醒」という撮影プロジェクトを始動した。
写真家「行貝チヱ」さん http://chiyenamegai.com
には数年毎に写真を撮影していただいてきた私。
なぜ、写真か。
それはありのままの自分と向き合う作業。
それ以上でもそれ以下でもない自分を観る、感じる、捉える。
その効果はある意味「自問自答」、瞑想をも凌ぐ効果と感じてきた。
しかも作品としてそれが残る。
撮す側が誰でも良いわけではない、メモリの深さが呼応する。
初めての撮影の時の感銘を思い出す。
行貝チヱの紡ぎ出す独特の世界をコンパクトに体験できる「表情研究所」を自分のスペースで主催もしてきたところ、もう少し深いものを、と2020年に「令和のわたし 新しい自画像」として企画。
そしてこれからの時代、さらにもっともっと濃く、深く自分を観る作業があると人生は豊かに足取り軽く捗るのではないか、とこれまた独特の道を歩む、我らがファッションモンスター&スタイリストのYOKO YAMAZAKIさん、高度な技術と視点を持つ造形の名職人のTOMOMIさん、という強力メンバーと共に、第一回目の「美の覚醒」プロジェクトを始動した。
第一回目から奇跡が起こる。
撮影前からクライアントの皆さんがあるモードに入る。
真剣に身体と向き合い、磨く人たちも多い。
現場の空気感はとにかく本物だ。
それゆえ、撮影後に涙が溢れ止まらずスタッフとハグし合うこともある。
あるいはやりきって満面の笑顔で帰られる方もいる。
日常にない稀有な体験に、すぐに次回の申し込みをされる方も多い。
その後の人生が変わった、視点が変わった、ご夫妻の撮影では二人の在り方が大きく変わった、という方ばかりである。
皆さんを見ているだけで我々も満たされて超絶ハッピーになる。
これは、主催の自分自身こそが、参加したいプロジェクト!!!
個人的な事情に入る。
私は離婚して何十年、円満なパートナーシップは諦めたこともあった。
紆余曲折しながら、現在のパートナーとお付き合いが始まり、同居状態で5年近く。
漫然と過ごしてきたが、ここでひとつステージを上げてしっかり手を組んでみようか、と思った。
形としては入籍もあれば結婚式もあるけれど、せっかくこのプロジェクトがあるのでウェディング・フォトとして二人で形と向き合うのはどうか、と考えたのだ。
今回のvol3の5月の美の覚醒の撮影に参加者として申し込んだ。
流れとしては申し込みいただいた後、ヒアリングと私のリーディングがある。
これまで12年のキャリアでタロット、西洋占星術、オーラソーマのセッションを重ねてきたが、その技術も駆使しクライアントさんの人生の立ち位置とこれからを一緒に体験する。どこにいてどこに向かうか流れを明確にする。
さて、今回、自分たち自身がそのクライアントなのだが、
最初の「ふたりが今後、どう生きたいか」という話し合いでなんだかすでにしっくりこない!!!!
「愛とは?」「人生とは?」出し合うのだが・・・・
日常では仲良しで毎晩抱き合って眠り、語り合うと話も尽きないので寝るのも遅くなってしまうほどなのだが、このふたりの向かう先は、となると、なぜか言葉に詰まる。
こんなんでどうするのか!!!!!!という焦りや、なぜ何も出てこないのかモヤモヤイライラする。オーマイガッ、最初から頓挫だ!
盛り上がると思いきや、予想外のことに暗然としてしまうが、日付は迫ってくる。
(つづく)