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年上の社長秘書Aさん② 強引なお誘い

「付き合おう」とストレートに言われたのは、かなり久しぶりです。

雰囲気のある場所で、風景を見ながら、付き合ってください。
という映えるシチュエーションではなく、

2人とも全裸で抱きしめながらという状況でした。

まぁ、確かに、女性側としては、関係の曖昧なまま、最後まで進めるのも不安ですよね。

そもそも、僕はこれ以上、進める気はなかったです。
要するに、挿入はせず、今日はこれまでと言って我慢する流れでした。

そうした思いがある中、付き合おうと言われて戸惑いました。

『ごめん。まだ会ったばかりだから、まだよく分からないし付き合えない』と彼女に言って、そのまま寝ました。

寝る際、色々話をされ、次もデートすることを約束しました。

翌日は、本当に用事があったため、お礼を言い、朝早くにそそくさと退散しました。


3回目のデート

3回目のデートの話をしましたが、
あんまり会いたくないというのが本音でした。

ちょっと、押しが強すぎるという理由です。

最後までしていないですし、やり捨てとかではないはずです。

ただ、3回目のデートを約束したのと、

2回目会った時のお泊まり以降、
旅行の誘いや遠出や、とにかく、お泊まりありきのデートを、猛烈に誘われました。

『ごめんなさい。都合が悪いです』と断りましたが、
ご飯だけでも!という彼女の打診に折れて、ご飯だけのデート実施となりました。



食事後に強引に誘われる

3回目のデートは、夜にレストランで食事をしました。

他に狙っている女の子との関係は、
確固たる進展がなく、うんともすんとも言えない状況でした。

ただ、Aさんと付き合うということはもうないのではないかと、なんとなく感覚的に思いながら、食事をしました。

追われると追いたくなくなる、そうした男性の本能が、僕を支配しているように感じました。

これまでも、女性から積極的に誘われた際、なんか違うと思うことがよくあります。

これに関しては、人によって反応はまちまちだと思います。
追われると冷める人もいれば、燃える人もいると思います。

話に戻ります。

そこまで会話は盛り上がらず、たんたんと食事を済ませ、予定通りの、帰りの時間となりました。

街にでました。

駅に向かって歩きました。話しながら。

駅に近づくと、相手の口数が少なくなった気がしました。

『それじゃあ、ここで。』と僕が言うと、
彼女は僕の腕を持って、引っ張りました。

「ちょっと、こっち来て」と僕の腕を引っ張り、グイグイと路地に入っていきます。

人混みが少なくなり、名前も知らない街区公園に着きました。

「座って話しよう」と言われ、ベンチに2人腰掛けました。

繁華街の路地裏だけに、汚い公園で、男が1人、対面のベンチで寝ています。

「私はあなたと付き合いたいの。軽い気持ちでいいから付き合ってほしい。」と、彼女は言いました。

今日は答え出すまで帰らせない。そんな様子でした。

僕は、『まだ分からない。付き合えません。』ときっぱり跳ね返しました。

「分からなくて良いから、付き合ってほしいの」と彼女は押し返し、押し問答のような感じになりました。

最終的に、「もう、付き合うとかしなくていいから、今日夜一緒に過ごして!」と彼女は言いました。

それでもなお、何回も断りましたが、
かなり懇願され、彼女の身の危険を感じたため、僕は、分かったと言って了解しました。

そして、再び、彼女の家に向かいました。


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