【ときめきメモリアル4】プロローグ-3【星崎真希ちゃんルート】
担任の古我先生の挨拶も終わり、あれやこれやと終わらせた頃には日も傾き始めて、ちょっとお疲れ気味の大橋くんに真希ちゃんが声をかけてくれた。
「慣れない環境だからね。ちょっと疲れちゃったよ」
大橋くんがそう言うと
「たしかにね~。でも、そんなこと言ってて、明日から大丈夫~?なーんてね。あはは」
と真希ちゃん。大橋くんも笑って、がんばるよ、なんて言ったけど、意外と厳しい真希ちゃん(笑)。
入学式の日ってなにしてたかな……遠い昔すぎて思い出せない。合格したときに受け取った書類を提出したり、新たなるプリントを配布されたり、教科書とかもこの日に配られたかな?
初対面なのに色々話しかけてくれた真希ちゃんの優しさに感動していると背後から「よお!」と声を掛けられる。
ごめん半目になっちゃったね……。いきなり「よお!」と言われた大橋くん「キミは……?」て聞いてたけど、自己紹介する時間は設けられていなかったのかな。それとも自己紹介したけど覚えてないパターン?でも明らかに初めましてな感じがするし、きっと各自必要に応じて名乗り合ってくれってシステムなのかも。
そんな小林くんから言われたのは
「……星川さんと、ずいぶん仲がいいんだな?」
という言葉と、探るような目つき。大橋くんにしてみれば偶然隣の席になって言葉を交わした程度なので「そ、そうかな?」と少々困惑気味。
すると小林くんは……。
クラス1決定するの早すぎでは?(笑)この人きっと最前列の廊下側もしくは窓側の席から教室全体を見回したんだろうな……ふふふ、いやらしいやつめ……。
わけもわからず絡まれて更に困惑しかない大橋くん。そんな彼を助けてくれたのはひとりの男子生徒。
「おい、学。彼が困ってるだろ。それくらいで止めとけ。みっともない」
七河くんと小林くん、なんだか仲良さげだから同じ中学かと思ったら、偶然入試の際に隣の席だっただけだそう。それでこんなに仲良くなるの……?春休み中も遊んだりしてた??それともどちらかの社交性がめちゃくちゃ高い?
自己紹介を済ませた七河くんから、お互いに困ったことがあったら助け合おうぜ、と。
要するに、休日や下校時に七河くんと遊んだり帰ったりすることで運動パラメーターが上がるよってこと。
小林くんはお勉強パラUP。
ちなみに説明書のキャラ紹介(都子ちゃんが書いたもの)によると小林くんは
『勉強ができて、気持ちいいほどに女の子が大好き』
で、七河くんは
『スポーツが得意でイケメンだが、恋愛にはまるで興味がないらしい』
とのこと。ふたりともすごくいい人で、個人的に主人公と男友だちのやり取りもとても好き。ときメモって相手の異性と結ばれるのも楽しいんだけど、登場する同性の友人との関係もすごくいいのよね。
『ときめきメモリアル4』はPSPゲームです。以前はPSストアからアーカイブを購入できたのですが、今はないようです……。興味のある方はAmazonや楽天、ブックオフなどで探してみてくださいね。