【ときめきメモリアル４】プロローグ-4【星崎真希ちゃんルート】

　小林くんや七河くんと別れて校舎をあとにした大橋くん。そこで会ったのは。

　都子ちゃん。そっちも今帰りか？と大橋くんに聞かれ、うん、と。
　え～～～本当に～～～？？？大橋くんの下駄箱を見て、まだ靴が残っていたから待ってたんじゃないの～～～？？？
　ていうか、下の名前呼びなんだね……しかも呼び捨て。いや、小さい頃からの友だちだし、いいんだけどさ？なんとなく、都子ちゃんが和也和也って常に一緒にいることで、中学の卒業式で大橋くんに想いを伝えられなかった女の子は何人いるんだろうなーなんて想像してしまったのよ。
　たぶん都子ちゃんは周りから大橋くんと付き合ってるの？なんてしょっちゅう聞かれていたと思うけど、あたしたちはそういうんじゃないの、ただの幼なじみ！て言ってるんじゃないかな。
　でも、それならなおのこと彼から離れてよって思う女の子もいるわけで。まあとにかく大橋くんに想いを寄せている子にしてみたら鬱陶しいことこの上ない。
　全部私の妄想なんだけどね！！！！！(笑)
　学校はどう？とお母さんのようなことを聞かれ、お次は気になる女の子とかいるの？と都子ちゃん。そんな、初日から？小林学じゃあるまいし……。
「まあ、いるような、いないような」
　適当にはぐらかす大橋くんに都子ちゃんが
「ふ～ん、ということはいるんだ……。それで？電話番号とか聞いたの？」
　えっちょっと、いやかなり鬱陶しいんですけど(笑)。それでも
「いや。いきなりそこまでは聞けないだろ」
　と答える大橋くん優しすぎる。

「まあ、あなたが悪い人じゃないっていうのは、小さい頃から良く知ってるしね」
　うわぁ……これ大橋くんに彼女ができたら幼なじみの大倉都子でーすって頻繁に現れては幼少期のエピソードを聞かれてもいないのにペラペラ話して、大橋くんから「やめろよそんな小さい頃の話」て怒られても「いいじゃない、彼女さんだって子どもの頃の和也のこと知りたいわよね？幼なじみだからいくらでも教えてあげる！」とか笑顔で言いながら元カノマウントならぬ幼なじみマウントとるんでしょ……こわ(私の妄想力のほうがこわいだろ)。

　そんなわけで、これから女の子と知り合ったら都子ちゃんに電話をかけると、お誕生日や連絡先を教えてもらえるようになりました。

　これでようやくプロローグというか、長かった入学式の1日が終了。ここからが本番。

　文系、理系、芸術、容姿、運動、入部する、休養のコマンドからひとつを選ぶと、1週間それに力を入れます。ちなみに身支度は着替えとか特技の付け替えで、システムはセーブやロード。ちょっとね、画像が白飛びして見えにくいんだけど、どのパラメーターもだいたい40くらいで、一番右が経験。これは特技を覚えるのに必要になるもの。そのすぐ左がリッチ。所持金のこと。

　まずは運動パラをひたすら上げていく。というのも、6月に体育祭があるので、できればそこで良い成績を残したいから。ビリだと女の子の評価が落ちるからね……合間合間にお勉強パラも上げて、7月の期末テストに備えておかないと。高校生は忙しいのだ(突然のハム太郎)。

『ときめきメモリアル４』はPSPゲームです。以前はPSストアからアーカイブを購入できたのですが、今はないようです……。興味のある方はAmazonや楽天、ブックオフなどで探してみてくださいね。