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【不妊治療】医療の力ってすげえええ、初めての採卵周期。

こんにちは( ◠‿◠ )

10月から不妊外来の門を叩き、
検査の末、いきなり体外受精をすることになった私。

あれからトントン拍子に状況が進み、
体外受精で最も大変と呼ばれている(たぶん)
採卵周期を終えたので記録していこうと思います。
※あくまで私の実体験記録と感想なので
 専門的な意見では全くございません。
 個人的な見解もあるのでご了承ください。
※凍結結果も記載しています。

PPOS法(高刺激法)

体外受精といっても様々な方法があるのですが
私が行った方法はPPOS法という高刺激法。
自己注射で卵胞をしっかりと育てながら
内服の黄体ホルモン剤を服用し、
自然な排卵を誘起。
その後、採卵するというスケジュールです。

にしたんARTクリニックHPより画像を拝借。




通院・投薬スケジュール

※D=生理開始日から数えた日付

D3:【通院】生理3日目。
  夫婦で体外受精の治療説明を受ける。
  (原則保険診療は夫婦での治療説明が必須)
  この日から自己注射を開始します。

D3〜6:自宅で自己注射(ゴナールエフ150)
    内服薬はなし。

D7:【通院】卵胞チェック

D7〜10:自宅で自己注射(HMG「F」)
    内服薬(デュファストン)

D11:【通院】卵胞チェック、採卵日決定!

D11:自宅で自己注射(HMG「F」)
   内服薬(デュファストン)

D12(採卵日前々日):自己注射(HMG「F」)
   内服薬(デュファストン)
   自己注射(オビドレル)※投薬時間指定有

D13(採卵前日):内服薬(ボルタレン)
  ※投薬時間指定有

D14:【通院】採卵日当日、精液持参。
   採卵後に診察を受け、
   採卵できた卵の数を聞く。
   私の病院は採卵時に静脈麻酔を使うので
   その日は運転はNG。

D15:メールで受精結果が届く
D21:【通院】最終的に凍結できた卵の結果報告

以上が採卵周期のスケジュールでした。
生理3日目に薬が始まり、
採卵結果報告まで期間としては約3週間。
通院回数は計5回で大体週に2回通院する感じでした。




体調の変化と感想

①採卵前

自己注射は3種、内服薬は1種使用したのですが
私は幸い大きな副作用や不調は特になく、
普通に日常を送れました。
高刺激法なので採卵前は下腹部の腫れが気になるくらい。
ただやっぱり毎日の自己注射は、
痛み自体は少ないのだけれども
「今日も私は自分の腹に注射打つんか」みたいな
地味に少し心が削られていく感じはある。
それと採卵前は基本的に通院の予定が立たない。
(都度じゃあ次は○日後来てくださいって感じ)
私は今仕事をしていないので
問題なくそこはクリアできたけど
これオフィスでフルタイムで仕事してたら
本当に通院自体が最大の課題だと思いました。
採卵前は通院の度に追加の薬を貰うので
予約システムがあっても待ち時間含め毎度3時間はかかる。
私の場合、前職での通院は到底厳しかったなと思った。

②採卵日

私の病院では静脈麻酔で採卵を行うため運転はNG。
激務旦那はもちろんお仕事なので
電車と徒歩を駆使してなんとか病院に到着。
当日は事前に病院から渡された容器に
旦那の精液を準備して持っていきます。
(旦那早朝出勤前に一仕事ありがとよ!!!)

麻酔をかけるため朝から絶飲食なので
お腹減りすぎて&水分欲しすぎて気持ち悪い。
病院に到着し手術着に着替えて点滴を繋いでもらいます。
歩いて採卵室に移動して、後は看護師さんに
テキパキと準備していただき、あれよあれよと
麻酔が効いてあっという間に終了。
ちょうど採卵が終えて部屋に移動し終えた頃に
麻酔から覚めて、1時間そのままベットで休憩。
問題なく動けるようになれば、着替えて診察を受けます。
採卵自体は麻酔のため痛みは全く感じませんが
その後ベットで休憩している時に、
下腹部と腰に重めの生理痛のような鈍痛。
実際に生理の時のような出血もあります。
麻酔の副作用の吐き気を心配していたのですが
あらかじめ、点滴に吐き気止めを
投薬してもらっていたので
気持ち悪くなることもなく、
家まで無事自分で帰宅できました。
鈍い下腹部痛はあるものの、その他の不調はなく
帰ってからもその日は家でゆっくり穏やかに過ごせました。

③採卵後

採卵後は1週間ほどは下腹部が腫れます。
後これは私だけかもですが、採卵の翌々日に
もうめちゃくちゃオナラが止まらなくて大変だった。(笑)
腸が謎に1日ずっとグルングルンと動いていて
汚い話、下痢とオナラが同時で襲ってくる!!!
(腹痛とかではなく、ストンとすごい勢いで降りてくる感じ)

その謎現象があったくらいで、その他は問題なく
穏やかに過ごすことができましたとさ。



採卵・凍結結果

採卵結果:9個
⇨受精卵:7個(全て体外受精のふりかけ法)
⇨5日間培養した結果:4個凍結
(グレード:4BAが2個・4BBが2個)

無事4個の卵様が凍結保存できました。
先生、看護師さん、培養士さんに感謝です。



採卵を終えて

以前の記事にも書き殴ったのですが
最初は「私は体外受精の道しかないのか〜」と
1日だけ少し凹んだり、いじけたりしました。
(1日だけかい)
けどすぐ「まあ!しょうがねえ!」と切り替え
ポジティブせっかち野郎の私にとっては
サクサクとどんどん前に進むスピード感のある
体外受精という方法は、なんだかとても
効率が良かったのかもと思ったりしました。

けど、これは結果的に無事凍結までできて、
かつ仕事をしていないことがとっても大きい。
去年までがむしゃらに仕事に打ち込んで、
何年もいつかいつかと自然妊娠を待ち続けていた
頃のほうが私にとってはずっと
もどかしかったなと今になって思います。

仕事を辞めて、正直何度も後悔したし
退職後に勉強して資格を取得、
(あ、調剤事務の資格取れました)
転職しようと思った矢先に不妊治療が必要になり
「人生思った通りに進ませてくれんな〜」
ってなったけど、それでも一歩進めて良かった。
今まで避けてきた不妊治療と向き合う勇気が持てた。

そして年明けてから移植周期が始まります。
凍結した卵様を順番に
1個づつ子宮に返していくなんて
なんだか神秘的ですな〜。

受精した卵をまじまじと動画で観察できたり、
(へえ〜!これが人間の始まりですか!!!)

広い待合室がいっぱいになるくらいの
たくさんの人が頑張っていることを知れたり、
(一緒に頑張ろうね!って気持ちに勝手になる)

あの塩旦那が私たちの未来について実は
ちゃんと考えてくれているのが理解できたり、
(私が想像していたよりずっと協力的だった)

やっぱり子供って尊い存在だなって思えたり、
(街ゆく子供とママたち皆に幸あれ!!!!)

本当に人生経験として得たものもたくさんある。

さて無事11月中に採卵できたので12月はお休み。
ということはクリスマスも年末年始も
美味しいものしっかり食べれるのだ!!
(大好きなお酒!刺身!ケーキ!お肉!!!)
(お酒はほどほどにしますさすがに)


以上、長くなりましたが
採卵周期のまとめでした( ◠‿◠ )

これから頑張る方や今頑張ってる方、
不妊治療について理解を深めたい方に
参考になればと願って。

イルミネーションの季節になりました。
何歳になってもクリスマス大好き!!
街中が心浮かれてる感じがまた好き!!

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