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背筋『穢れた聖地巡礼について』を今さら考察してみた ※ネタバレ注意

先日本屋に寄ったところ、背筋さんの『穢れた聖地巡礼について』を見つけました。前作の『近畿地方のある場所について』も買って読んでいたので興味を持って買ってみたところ、かなりハマってしまったので人生初の考察というのをやってみようと思います。(ちょっと遅いか?)

この本は挿絵が全然ないのがありがたいですね~。私は怖い絵が出てくるのがかなり苦手で、「次のページに怖い絵があったらどうしよう…」といつもドキドキしながら読んでいるのですが、この本はペラペラ見た感じ挿絵がなさそうだったので、安心して読めました(カバー外すとちょっと怖いですが…)。多分挿絵あったら考察やってないと思います。読み返したくなさ過ぎて。

また、この考察はカクヨムに投稿されているこちらのエピソードも参考にしておりますので未読の人は読んでみてください。

この投稿はほかの方の考察も参考にさせていただいております。皆さん私だけでは全く思い至らないことに気が付いていてすごいなあと思います。至らないところもあるかと思いますが、読んでやってくださるとうれしいです。「自分はこう思う」というのがありましたら是非ともお聞かせいただけるとありがたいです。

※注意! この先には作品本編の重大なネタバレがあります。
















メイン考察


本作に出てくる心霊スポットは六部の目的地だった

早速ですが、この本作に出てくる心霊スポットはすべてかつて六部の目的地だった場所であると思われます。

敬一の元カノが風船男(ここでは女性ですが、とりあえず頭の大きい怪異は「風船男」と呼ぶことにします)となったと思われる場面にて、「六十六か所を回って」との記述があることや、小林の、変態小屋の近くは六部殺しの伝承や六部地蔵があるという発言からそのことが読み取れます。

ストーリーを読んでいくと、これらの心霊スポットは人を呪い殺す力があるように思われます。

小林「確かにお願いの内容に見合った対価は払えてないよな。特に現代人は」
宝条「神様もそこまで優しくないから、あんまり無理なお願いすると荒魂になってまうからな」
池田「荒魂?」
宝条「そう。自分の場所を穢されて、怒りはるんよ。そうなったら怖いで」
池田「へー。よくわかんないです」

『私の夢』

掌編『私の夢』にて、宝条が神さまは自分の場所を穢されると怒って荒魂になってしまうと言っています。おそらく現代になり神仏への感謝を忘れた人間は怒りを買ってしまい、六部の目的地の神仏は人々を呪い殺す存在になったのでしょう。

 いろんな場所で、いろんなものを見た。とても古い景色。すごく大きなお寺には、たくさんの人の絵が飾ってあった。墨で描かれた幸せそうな人たちの絵。袴を着てお参りしている人も笑顔だった。その次は、大きな狐のお社に、崖の上の祠。日本人形が並んでいる神社では、お菓子がお供えされていて、みんな嬉しそうだった。キャンプファイヤーみたいな篝火の周りを、呪文を唱えながら右回りにぐるぐる回る人の広場では、おばあさんが手を合わせて拝んでた。黒い岩の周りでぴょんぴょん飛び跳ねている人を見ていたら、口が大きくなったし、きれいな蛇がいる池のほとりでは這い回った。みんなそうしてきたんだ。大きな木を囲んで踊る人を見ながら、うれしくて、罪が洗い流されるのが気持ちよくて、頭がフラフラしたけれど、頭が大きくなったから歩きにくくなっていったけれど、目も口も大きくなれて、髪をなんとなくたくさん抜いた。
 六十六か所を回って、元の場所に戻ってきた。赤ちゃんを抱いた優しい顔の仏像があるお寺。もはや鬼となり果てたこの母のもとに、私は帰ってきた。だが、輪廻の輪をつなぐため、巡礼の旅は続いた。

第四章 輪廻ラブホ p227

また、敬一の元カノの記述を細かく読んでいくと、墨で描かれたたくさんの人の絵があるという寺の描写は、多くの写真がある変態小屋日本人形が並んでいる神社は、多くの人形が首つりになっている人形屋敷、呪文を唱えながら右回りにぐるぐる回る人の広場は、回廊のある天国病院赤ちゃんを抱いた優しい顔の仏像があるお寺は、妊婦の絵がある輪廻ラブホをそれぞれ思い起こさせます。

みなかつては多くの人々にありがたがられていた場所だったことがうかがえます。敬一の元カノの発言でもはや鬼となり果てた母とあるのも、仏様は荒魂になったということだと思われます。

余談ですが、「黒い岩の周りでぴょんぴょん飛び跳ねている人を見ていたら、口が大きくなった」というのはなんだか前作の『近畿地方のある場所について』を思い出させますね。きれいな蛇がいる池については心当たりがありませんが、何か思い当たる人がいたら教えてください。

呪いによる殺害

この作品に出てくる話では、幸江は涼子の写真を変態小屋に持っていくことで、律子は祖母を車いすで押しながら、回廊を左回りにぐるぐる回り「早く死ね」と言うことで、『私の夢』に出てくる女性は、夫を、小銭を空き地のカラーコーンで仕切られた内部に投げて夫の死を祈ることで、それぞれ呪い殺していると言うことができます。

しかし、病院の看護師のボスは、呪いというよりイジメにより新人ナースを自殺に追い込んだだけという感じです。ここではあまり呪いとは関係がなさそうです。

また、主観的な描写はされていませんが、敬一も元カノの女性を呪い殺したと考えられます。「死ね」という手紙から敬一が殺意を持っていることがわかり、輪廻ラブホ2階にある石とベランダに投げ込まれた石が似ていることから、おそらく石を投げるなどの行為が呪殺にかかわっているのだと考えられます。

呪い殺された人は風船男となる

涼子の写真の顔が大きくなったり、敬一の元カノが各地を巡っているうちに頭が大きくなったという描写から、六部の呪いによって殺された人々は風船男になって六十六か所を巡っていると考えられます。

天国病院の入院病棟でスマホを持った風船男に追いかけられたという話も、各地を巡っていた風船男に遭遇したのだと思います。

解約したはずの友人の番号から電話がかかってくるというのは、おそらく六部の荒魂かゼロ磁場の影響でしょうか。もしくは風船男が持っているのかもしれません。

 私は巡った。昔、神様がいた場所を。今や、宿痾たる人間の欲で穢れた聖地。その穢れで脳漿を満たし、罪をあがなうことで、清麗な私として生まれ直すために。そして、私の代わりを見つけるために。

第四章 輪廻ラブホ p227

敬一の元カノの記述からすると、人間の欲による穢れを脳漿に吸い取ることで、人間の罪を贖っているということなのでしょう。

また、後述しますが、呪い殺された人は最終的に呪い殺した人の子供に生まれ変わり、風船男になった人はその生まれ変わりに人を呪い殺させて輪廻の連鎖を続けようとしていると考えられます。

呪殺を行う人は呪い殺された人の生まれ変わり

呪殺をした人の子どもは、その相手の死に際を思わせる不可解な言動をとっている描写があることから、まるで呪い殺された人の生まれ変わりであるようにも思われます。

いつかまた生まれるそのときまで。あの敬一の子どもとして

第四章 輪廻ラブホ p22

そして、呪殺をした人の子どもが呪い殺された人の生まれ変わりだという決定的な証拠が、敬一の元カノのこのセリフです。この発言から、六部の呪いにより殺された人は、呪った人の子どもとして生まれ変わると考えて良さそうです。

幸江は精神に異常をきたし子供を放置し殺害、律子も祖母についてのエッセイを書いたのち、自殺しています。

おそらくは、わが子の行動に耐えられず、呪殺相手の「生まれ変わり」の親の多くは自殺したり、他人に子供を育てさせようとすると推察できます。

 私は何も持っていない人間だった。親も、友人も、恋人も、要領も、才能も。

第一章 変態小屋 p72

 私が養子であることを告げられた時、私は嬉しかった。

第二章 天国病院 p139

ここで、幸江、律子は親がいなかったり、実の親ではないという描写がされています。

 背を向けたとき、母が小さな声で言った。
「あなた、覚えてるんでしょ?」
 父が慌てたようにたしなめる。
「おい」
 俺は振り返った。
「なに?なんのこと?」
 母は無表情で言った。
あのとき言ったこと。私たちのこと、責めてるんでしょ?

第四章 輪廻ラブホ p191

敬一については実の親が育てていますが、その発言から、敬一の両親も誰かを呪殺したのだということと、敬一は無意識のうちにそれを責めるような発言をしたことが読み取れます。

つまり彼らの親も呪殺を行っており、彼らはその殺人相手の生まれ変わりであると考えられるのです。

おそらく『私の夢』の女性のおなかの中にいる子供も夫の生まれ変わりでしょう。

ここでも、自殺したナースは植物状態の患者に乗り移るだけと、違った挙動を見せています。おそらくは、天国病院がゼロ磁場に位置していることでナースはあの世から戻ってきたのだと考えられます。暴走族のエピソードも六部の呪いとは関連性がなく、ゼロ磁場の影響だと思います。

 シングルマザーの母が、幼い自分を残して、なぜ死のうと思ったのかはわからない。聞こうとも思わない。物心ついた頃から一緒に暮らしている伯父と伯母である彼らが、自分にとっての親であり、それで十分だったから。

第五章 不確かな怪異 p237

もうひとつ忘れてはいけないのが、池田です。池田もシングルマザーの母が自殺し、伯父と伯母に育てられていたと書かれています。つまり、池田も呪い殺された人の生まれ変わりである可能性があるのです。

風船男になった人は生まれ変わりに人を呪い殺させる

 そのとき、ふいに私の背後に神様が現れた。幼い頃、夢に出てきた、神様が。そして、教えてくれた。あいつを殺す方法を

第一章 変態小屋 p76

 いつの間にか、前方に男の背中が見える。ゆっくりと歩く背中を見つめながら、私も歩く。不意に男が振り向く。大きな大きな、男の顔が眼前に迫る。それは、小さい頃、夢のなかで私を追いかけてきた、死神だった
(中略)
 早く死ね。はじめは頭の中で念じていたが、いつしか、祖母の耳元でささやいていた。何度も、何度もささやいた。死神の言うとおりに

第二章 天国病院 p137~138

 それを取り出し、投入口へ手を伸ばしたとき、背後に神様が現われた。風船のように頭の大きな男。幼い頃から私が夢で祈り続けていた神様。私が作品のなかで書いた神様が。

 そして、神様に教えてもらった通り、お願いした。
「夫が死にますように」

『私の夢』

このストーリーの呪殺を行った人の多くに共通する点として、幼いころに夢で風船男らしきものをみており、誰かを憎んでいたところに風船男に呪殺の方法を教えられているというものがあります。

そして、彼らは前述のとおり呪い殺された人の生まれ変わりです。

以上のことから、風船男となった人は、呪い殺された人の生まれ変わりを狙ってそそのかし、呪殺の連鎖を起こそうとしていると考えられるのです。六部の呪いの輪廻を途絶えさせないために。

 もう、どれだけ歩いていたのかもわからない。ずっとずっとずっと。でも、全然俺は足りなかった。私は、怖くなった。今は足りないけれど、いつか、終わってしまうことを。僕は、もう終わっていたけれど、終わらせたくなかったから。そうしていたら、見つけた。憎しみにまみれた、愚かな人間を。終わらせなくて済むように、その人に声をかけたんだよ。次はあなたの番って。死ねばいいのにって思ってもらえるように。助けてあげられるように。じゃあ、また、作れるから。ぼくを。あたらしいわたしを。またはじまれるから。うれしい。ぐるぐるぐるぐるぐる。いつかまた生まれるそのときまで。あの敬一の子どもとして。

第四章 輪廻ラブホ p228

これは、敬一の元カノの発言からもわかります。殺意を増幅させ、呪殺の手助けをさせようとしています。

池田に付きまとったのは敬一の元カノが風船男になったモノ

「そういえば、昨日、また電話がかかってきました」
「え?」
「いたずら電話です。女の人から。今度ははっきり聞こえましたよ」
「……なんて言ってたん?」
「相手が言ってたのは、『こんな晩』じゃなかったんです」
「え?」
『あなたの番』って――――」

第八章 でっちあげ怪談 p278

池田はラストシーンで、優子への殺意をあらわにし、電話の声は「あなたの番」と言っていたと発言します。

終わらせなくて済むように、その人に声をかけたんだよ。次はあなたの番って。

第四章 輪廻ラブホ p228

これは、敬一の元カノの「次はあなたの番」と声をかけたという描写とも一致します。

このことから、池田はやはり呪い殺された人の生まれ変わりであり、敬一の元カノだった風船男が池田に電話をかけ、「次はあなたが殺す番」と優子を呪殺するように仕向けているとも考えることができます。

 大きな木を囲んで踊る人を見ながら、うれしくて、罪が洗い流されるのが気持ちよくて、

第四章 輪廻ラブホ p227

また、作業用BGMの風景写真の大きな木も、もしかすると敬一の元カノが巡った場所の一つだったのかもしれません。

ここで目的がよくわからないのは、池田が優子が生きていると知らないうちからこのような現象が発生していることですが、もしかすると小林の電磁波対策シートによる影響かもしれません。6月6日に予定が入っていたり、電話がかかってきて不明瞭な女性の声がしたり、動画のアバターが風船男らしきものに変わったのもその影響だと思われます。

もし、トラックにひかれたという描写から実は敬一の元カノの名前は同姓同名の池田優子だったと考えれば、命日は6月6日になりますから日付の意味づけもできるように思います。

それだと時系列的にかなり長い間敬一の元カノは風船男として巡礼し続けていたことになりますが、律子が祖母を殺したのも15歳の頃だということを考えれば問題ないでしょう。

それとも、この物語のすべては初めから仕組まれていて、最後に池田が優子へ憎しみを向けるように立ち回っていたのかもしれません。

宝条の父の、「業を背負ってる」というのも呪い殺された人の生まれ変わりとして生まれてきて、輪廻を続けようとする側にいる罪ということでしょうか。

生まれてきた子供が言った言葉

作品中では、生まれ変わってきた子どもが親に放った言葉は明かされていません。

最後の池田の言葉から、はじめは子どもが口にした言葉も「あなたの番」だったとも考えました。

しかし先ほどの説明の通りこれが「次はあなたが殺す番」という呪殺をそそのかす意図で発する言葉であるのであれば、親はまた呪殺をすることになってしまいますが、そのような描写はありません。また、「いつかまた生まれるときまで。」と言っている通り、やはりこれは生まれ変わる前の言葉のように思います。

「あなたが死ぬ番」という意味で言ったと考えられなくもないですが、幸江や敬一の両親は死んでいません

では生まれ変わった子供は何と言ったのか?これは憶測にすぎませんが、小林の話のとおり「こんな晩~」と言ったのではないでしょうか。これならば、殺した相手は自分を恨んでいると思わせるのに十分です。そもそもこの子らは六部の呪いで死んだのですから、六部殺しの民話にのっとっていてもおかしくないと思います。

この場合もいじめられて自殺したナースは、違う言葉を言ったのかもしれないですね。


こまごま考察

「カナエさん」とはなんだったのか

はっきりとは言えませんから本当の幽霊の可能性もありますが、だれも死んでいないなら、やはり無意識のうちに池田が動かしていたというのが妥当かと思います。ここで優子が死んでいると勘違いしたため、これまで風船男に呪殺をそそのかされなかったのかも…?

輪廻ラブホについて

1階の絵は、地元の学生がいたずらで描いたものであるとの証言と、ありきたりなうわさから、呪いには関係のないものと考えています。置き去りにされた赤ちゃんも2階でしたしね。

2階の絵は写実的と、おふざけで描いたものではなさそうです。また、角が生えて見える人がいるというのも、先述の「もはや鬼となり果てた」という描写と一致しています。見える人と見えない人がいるのは、もしかすると見える人は「生まれ変わり」なのかもしれません。

また、敬一の元カノがトラックにひかれて死んだあと、誰かから生まれるシーンがあります。

土埃は苦かったけど、私は生まれ変わることにした。お母さんのなかから。お母さんは痛い痛いとうるさかった。でも、泥団子だって、ずっと磨けばピカピカピカピカピカになる。間違えて落としちゃったときは、ちょっと表面が剥げて中身が、ゴワゴワゴワの中身が見えていて、少し内臓みたいだなとは思ったけど、それは泥団子の話。だって、あの人だって、あそこで殺されて、そういう役目になったんだから、仕方ない。

第四章 輪廻ラブホ p226

そしていくつかの資料と会話には次のようにあります。

噂では、その妻の霊が絵に憑りついているという。

第四章 輪廻ラブホ p206

母親は「生んだのは私だが、私の赤ちゃんではない」と証言しており、

第四章 輪廻ラブホ p216

「私には、必死で外の世界から封じ込めようとしてるみたいに見えますけどね」
「ただの落書きをか?」
「ちゃうちゃう。赤ちゃんを置き去りにさせたものをですよ」

第四章 輪廻ラブホ p218

うーん、正直お手上げレベルに意味不明です。ですが、妻が殺されて、絵にとりついて、そういう役目になった。女性のおなかに、風船男の赤ちゃんを妊娠させて、産ませる役割になった?と考えられなくはないかも。それでオーナーは人を近づけないようにしているとか…。

泥団子は、内臓とか言ってるから、一回トラックにひかれてぐちゃぐちゃになった肉体で、それを磨いて赤ちゃんにするのがオーナーの妻の役割だとか?

若干気になるのは発見された新生児は風船男に成長するのかどうか。動画に映ってバズったってことは、実体はあってもおかしくないのかもしれませんが。

やっぱりここについてははっきりしたことはわかりません。

人形屋敷について

ここは他の怪談話とは少し異なっています。

それは、誰かが他人に呪いをかけたわけではないという点と、誰も死んでいないという点です。

実は単純に六部の呪いとは関係なく、呪われた人形を閉じ込めておくだけの場所だったということも考えました。しかし、敬一の元カノの各地を巡る描写に日本人形が並んだ神社があるのが気になります。

普通に考えれば、名前を書いた人形をつるすことで相手を呪い殺せるといったところでしょうか。

男の「ついてくるぞ」とはどういう意味でしょうか。ビニール紐を切ると逆に呪われてしまうということなのかもしれません。

あまり攻撃的ではなく、引越しをしたら生きているということなのでそこまで強い害ではなかったのかもしれません。

ここもよくわかりませんでした。


おわりに

すごく楽しみながら読ませてもらいました!いろいろなパーツを組み合わせてだんだんこういうことかとわかってくる最中にも、ずっとぞっとするような恐怖があってすごくおもしろかったです。

ご意見などありましたら、お気軽にコメントしてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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