【ショートショート】道徳の時間に怒られた記憶
中学一年の時の道徳の時間。読まされた物語のラストシーンは、”不幸だった少年が蛇口の水を止める”というものだった。
「これはどう言う意味か?」
と先生に指された。
「死んでしまうんじゃないでしょうか?」
「お前は何を考えているんだ!」
「だって、流れていた水を自ら止めたんでしょう?」
「廊下で立ってろ!」
僕が捻くれていたのかどうかは知らない。
ただ、僕は今でもそのことを覚えているんだよ。
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