葛藤 ――画像しりとりはじめました(#79)
(#78) ケンカ→「か」→葛藤
こんな物は絶対ワナだとオレの理性
据え膳食わぬは正気かとレオの本能
勝つのはどっち?
きっと、目の前がこんなんなってんのかもしれない
もしくは、こんなシチュエーションか?
とりあえず、こうでないことだけは祈りたい( ̄∀ ̄)
人は、生きていく上で日々、小さなものから大きなものまで、動かす力(*1)……ではなく、あらゆる選択を繰り返して生きている。
意識して選択しているのはもちろん、無意識のうちに選択していることを含めると、朝起きてから就寝するまでの間に一体どれくらの数の選択を行っていることか。
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葛藤というのは、複数の選択肢 (概ね二者択一) のいずれにも決めかねて悩みもだえる (もだえる必要はないか💦) さまをいう言葉。
ドイツ (後にアメリカ) の心理学者、クルト・レヴィンは、葛藤を3種類に類型化し、後にアメリカの心理学者、リチャード・ラザルスがそこにもう一つ4つめの類型を付け加えた。
けっこう面白い分類だと思ったので簡単にご紹介をば。
① 接近-接近の葛藤
ザックリ言えばオイシいものの二択。
できることならどっちも取りたいが時間的な要因なのか金銭的な要因なのか、とにかく何らかの要因でどちらか一方しか選べずに迷っている状態である。
卑近な例で言うと、昼休みのランチで、大好きなラーメン二郎にしようか、それとも大好きなCoCo壱番屋のカツカレーにしようか。この二択で悩むケースなどがこれ。
両方楽勝でいけるほどのフードファイターではないし、そもそもそこまで悠長な昼休み時間でもない。……まぁ、ごくごく平和な葛藤である^m^
② 回避-回避の葛藤
こちらは①の逆で、どっちも嫌なものという二択。
できることならどっちも避けたいが、そうもいかないという、人生においてなるべくなら訪れてほしくないチョイスである。
上記の例でいくと、ダイエットちうという前提が入るだけで、両方アウトの二択になるし、あるいは、今日は俺のおごりだ!と豪語する上司が複数いたとして、ラーメン二郎を推す馬渕課長 (仮名) 、CoCo壱番屋を推す鹿内課長 (仮名) のどちらかについていかねばならぬ、という場合で、どちらの課長も大っ嫌い💢な上司だった場合は、この回避-回避の葛藤といえるだろう。
③ 接近-回避の葛藤
これは、二択ではなく一択。ただし、その一択が、魅力的なものとそうではないものの両面をもっているため、躊躇してしまう、というパターン。
今回のネタ画像のレオくん (仮名) の状態がこれ。
目の前に「据え膳」美女がウェルカムしちょる。でも、ごっつぁんです♪ と手を出した途端、ヤの字で始まる自由業の方たちが何人も出てきて、ちょいと兄さん事務所で話聞こうか、てなっちゃうヤーツ( ̄∀ ̄)。
かわいい女の子と楽しいことしたいという「接近」と
痛い思いはしたくないという「回避」
両者の間で身悶えし、最終的に顔面が割れちゃうワケだ^m^
④ 二重接近-回避の葛藤
これが、後にリチャード・ラザルスが付け加えた類型で、端的に言えば③が二択になったパターン。つまり、二択のいずれにも自分にとってメリットデメリットの両方がある二択、というビミョーな選択肢。
例えば、先の今日は私のおごりだ!と豪語する上司が2人いるケースで、
① ラーメン二郎を推す大っ嫌いな馬渕課長(仮名)と
② そばの「志ま平」を推す尊敬する野間課長(仮名)がいたとする。
そんな私がそばアレルギー(*´Д`)だった場合、
①を選べば、大好きなラーメンに舌鼓を打てるが大嫌いな課長と過ごす昼休みという最悪な小一時間
②を選べば、尊敬する野間課長のありがたいお話が聞けたりするかもしれないが、そばアレルギーで食事どころではなくなる可能性
――という風に、双方の選択肢にそれぞれプラス要素とマイナス要素が含まれていて、どっちをとってもビミョー( ̄∀ ̄)……ということになってしまうのが、このタイプの葛藤である。
まあ、いずれにしても、最終的に選ぶのはほかならぬ自分自身である。
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なんか、唐突に心理学の講義みたいな話になってしまい、頭が糖分を欲してしまいそうなところとみた(・_・)。
てなワケで、ここで、頭の中のリラクゼーション。
次なる一曲は、『SORCERIAN』というPCゲームのサウンドトラックからの選曲で
『THE CHOICE IS YOURS』。
「決めるのは君だ」という意味だ。
ちなみに、ワタクシ、この『SORCERIAN』シリーズ、ゲーム自体は一度もプレイしたことがない(笑) けど、サントラはほぼ全部持ってたりする^m^
さて、本来、ここでもうひとネタ入れる予定だったのだが、正直もう時間切れでとても日付が変わるまでに書き終わるめどが立たないので、残念ながら割愛(*´Д`)
んー……、自分の遅筆っぷりがうっとーしい。
というワケで、前倒しで今宵のラストナンバー、キーワードは「レオ」。
今週の12曲目、優里で『レオ』。←まんまかい
これは涙活すすむわぁ~(T_T)
ネコ派のオイラも、犬は好きだしね。うちにいたのはシロだったけど。白い雑種犬だからシロ。単純だねぇ^m^
見知らぬ来客にも全く吠えないし、散歩に行こうとしてもめんどくさがってなかなか動こうとしないくらいおとなしかったシロ
そんなシロが一度だけ、夜ご飯あげに行ったときに私に抱きついてきたことがあった
珍しいこともあるもんだ、とハグしたその身体が温かったのをおぼえてる
おやすみと頭を撫でた、大きな目が潤んでたように見えたのもおぼえてる
翌日、学校から帰ってきたら、妹が泣いていた
シロが静かに旅立っていた
眠っているかのように穏やかな顔だった
きのう、シロは何を伝えたかったのだろう
おやすみ以外かける言葉はなかったのだろうか
今でもちょくちょく思い出す 後悔先に立たずとはよく言ったものだ――
そんな風に、遠い日の過去を思い出させるような秀逸の曲、秀逸のMV。
「名前はレオ 名前呼んでよ」の韻がめっちゃ上手いのに、そんな上手さ以上に感情にぶっ刺さってくるのは、MV全体のストーリーに泣かされちゃうからなのねぇ、きっと(T_T)
さてさて、今宵ももうこんな時間だ。怒涛の11連勤もあと3日。なんとかしのぎきりたいところである。
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が
自分の選択に後悔のないような一日が過ごせますよう✨
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (79両目) の前の車両です。タイトル「ケンカ」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。
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