カツ丼食うか? ――画像しりとりはじめました(#162)
(#161) 涙活→「かつ」→カツ丼食うか?
さっきから、
名前を聞いてもアマゾン、
住所を聞いてもアマゾン、
職業聞いてもアマゾン、
あ、馬鹿馬鹿しいとは思ったけど、一応
amazonにも問い合わせたけどな
案の定、
そんな迷彩コスプレ変態社員なんていないって言ってたぞ
いいかげん喋ってくんねぇかなぁ……
「…………」
……まぁいい、ちょっと休憩だな。カツ丼食うか?
「アマゾン」
いや、「かつや」だけど――
amazonってデリバリーあったか?
天下のamazonといえど、デリバリーサービスまでは……あ、いや、ないことはないけど、いささかナニ (*1) だからなぁ……( ̄∀ ̄)💦
「カツ丼食うか?」は、もはや伝説というか、ドラマ以外の実際の運用についてはもはや都市伝説の類になってしまっている、警察の取り調べにおける容疑者心理ほぐしのテンプレワードである。
実際問題としては、「カツ丼食うか?」どころか「タバコ1本どうだ?」ですら、それが容疑者の自腹でないのなら、立派な利益供与ないし利益誘導という違法捜査になってしまう。
仮にその「カツ丼」で腹も心もホロリとさせて自供を得たとしても、その経緯をバカ正直に調書に記載しようもんなら、「違法収集証拠排除法則 (*2)」により、その自供は無効🙅♂️。
なお、割とどーでもいいことだが、かつやのカツ丼は確かに美味い(o^-')b♪
が、個人的にはセイコーマートのホットシェフのカツ丼も強く推したい。
セイコーマート?(・_・)?
ホットシェフ?(・_・)?
――って何?
頭の中で「?」マークが浮かんでは消え……という方が多いと思われる。
さもありなん、北海道が誇るコンビニチェーン「セイコーマート」は、北海道には採算度外視でへき地の先の先までも店舗を展開するが、道外については、今や埼玉や茨城の一部を除いて、すべて撤退している状態なのだからして(*´Д`)。
でも、美味しいのよ、ホント。
ホットシェフというシステムで、各店舗には、弁当、おにぎり、ホットスナックといったメニューを店内備え付けの厨房で店員が調理&保温ショーケースで陳列、て形なので、単なる日配食品とは味と鮮度が段違いなのだ
(o^-')b♪
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
こう見えて――見えてないか^m^――ワタクシ、警察の取り調べというのを一度だけ👆体験したことがある。
まあ、体験したと言うてもたった一度だけなのだから、実際には警察じゃ「カツ丼食うか?」なんて言わないぞー♪(≧▽≦)♪
――などと主張したところで何の参考意見にもならないのだが、とにかく貴重な(?)その1回の取り調べでは、
「カツ丼食うか?」もなければ
「タバコどうだ?」もなく――まぁ当時14歳だから、その選択肢は最初っからないか――、
取り調べ中の刑事さんがいきなり
🎵 母さんがぁ夜なべぇをしてぇ 手袋、編んでくれぇたぁあ(*´∇`*)♪
などと歌ってくれることもなかった。
もともと小さい頃から身体の弱かった私は、中学に上がってすぐに、主治医と母とが同席する三者面談スタイルで、
主治医から「あなたは○×▼◇※√■△という病気です。20歳まで生存する確率はほぼゼロです」
続いて母から「だから、せめて残りの人生は好きに使ってちょうだい」
もちろん、ここまで事務的な会話ではないが、かいつまんで言うとそんな感じの宣告を受けた。
当然、
やった☆ラッキー☆オイラ、明日から自由じゃーん🎉\(^o^)/🎉イエーイ
……とはならない。
は?(・_・)?
へ?(・_・)?
んーと……なに、ワシ、死ぬん?( ̄∀ ̄)?
え、それってもはや決定事項なん?(゜o゜)?
素朴な疑問を何度か念押ししたが、どうやらマジで決定事項らしかった。
ダメぢゃん( ̄∀ ̄)💦
しばらくの間、12歳のガキはガキなりに頭をこねくり回して考え続けた。
考えてるうちにすぐ誕生日が来て13歳になるのだが、そうこうしてるうちにも、確かに体調はどんどん悪くなっていく。
正直、毎日毎夜、寝るという行為がどエラいレベルの恐怖だった。
なにせ明日、目を覚ませる保証が冗談抜きでなっしんぐなのだから。
そして、バカオロカな少年は決心するのだ。
そんな、どこの国の早口言葉か知らん噛み倒しまくり必至の長ったらしい病気で死ぬのは御免蒙る。
同じ死ぬなら、自分の意思で死にたい――と。
とはいっても、自殺はイヤだ。絶対にイヤだ。
自殺も、言うたら病気に負けたのとそない変わらへん。
ではどうするか。
――事故よ( ̄∀ ̄)ニヤリ♪
不可抗力よ( ̄∀ ̄)ニヤリ♪
不可抗力を狙いにいってる時点で、それはもはや不可抗力でもなんでもないのだが、中坊の頭で考えられる浅はかな抵抗なんて、所詮そんなものである👆
余談ではあるが、件の衝撃告白以来、私が目の前で具合が悪くなると
「こんな体に産んでしまってごめんね」
が母の口癖になっていた。
何も、母の責任ではない。こんな風に産もうと思ったって産めるものではないのだし。
いくら年端のいかないガキでもそのくらいの分別はつくので、
「そんなことないって」
が、いつしか私の口癖になってしまっていた。
――では具体的にどんな不可抗力の事故を起こせばいい?
答えは割と簡単だった。
折しも当時の世相は、日本全国校内暴力大流行ちう♪――うーん、年齢がバレるな(・_・)💦――だったので、その波に乗るだけでよかったのだ。
コイツ生意気だ。
それだけでケンカ相手には事欠かないのである。
何も、わざわざこちらから不良品になる必要もない。
都合のいいことに、うちの中学には、事なかれ主義の先生たちも直接は眼を合わせないような不良グループがいたので、こいつらが肩で風切って廊下を歩いているところに、普通にすれ違えばいいのだ。
てめえ!なめてんじゃねーぞ!
そう言わせて、一発殴らせたらしめたものだ。
そっちが先に手を出したんだから、どっちがどうなっても文句ないよねぇ♪――暗黙の交渉成立である。
ただ、廊下で拳の招待状を受け取っても、その場ではやらない。
何の関係もない他の生徒を巻き込む危険性もあるし、何より、途中で邪魔されるのが一番困る。
そんなわけで、ドッグファイトは専ら放課後、なるべく他人の邪魔が入らない廃工場の跡地だとか、旧国鉄の倉庫裏とかが定番のリングだった。
相手が刃物なんて持ち出した日には願ったりかなったりだ。
刺された場所が急所なら、ほぼ確実に逝けるだろう。
だが、不思議なもので、開き直って死ぬことを前提に暴れている者は、意外と強かったりする。
これは後になぜかウマが合うようになった不良品の一人に後日聞いた話なのだが、刃物を出したのを見て嬉しそうにニタリと笑う私を見て、その場の全員が、気持ち悪ッ!( ゚Д゚)!――そう思ったらしい。
言うたら、中坊レベル、せいぜい高校生がチラホラ混じるレベルのシロートのケンカなのだから、単純に肝が座った方が有利なのかもしれない (知らんけど)。
さらに不思議なことに、「不可抗力」で死のうと決意してからは、もう体調だのなんだのをかまってる必要もないし、具合がより悪くなることを気にする必要もない。
そう開き直り、生まれて初めてリミッターを外して暴れまわってみたら、これが意外と動けたりするのだ。
その分、体中の生傷は絶えなかったが、不思議とケンカで後れを取ることはなかった。
ただ、こちらは瞬発力にかけては人並み以上の素養がある (*3) ものの、持続力は壊滅的なまでに低い。
だから、20人…とまでいかなくても、10人くらいが一度に相手になっていたら、恐らく最終的にはボッコボコにやられ、運が良ければそのまま逝ける可能性もあったのだろう。
しかし、幸か不幸か、私が相手にした一度の最多人数は6人だった。
――そして、その6人とのケンカが原因で、私は警察の御厄介になってしまう。
こちらも相当深手を負っているし、何より全員倒れてるとはいえ相手の人数が6人なので、一応、こちらが被害者、ノサれてる方が加害者ということになっていた。
多分、後々調書の記述に困るんだろうなぁ…と思わせる奇妙な構図のケンカではある。
取調室で応対してくれた刑事さんは、日頃は真面目で特に問題行動を起こすような生徒ではないという書類上の誤った先入観を鵜呑みにして、私を滔々と説諭した。
「何があったか知らないがこんなくだらないことで暴れてどうする」とか
「こんなこと、親が知ったらどれだけ悲しむと思ってるんだ」とか。
不遜なことに心の底でアホかと舌を出していながら、表向きはしおらしくうなだれて、刑事さまのご高説を拝聴させていただいていたワタクシ。
実際のところ、殴りすぎて中指基節骨が折れてしまった左手は、『トムとジェリー』でしか見たことないような大々的な腫れ方をしていたし、そもそも体力的にも限界が近く、泥のように眠たかったのだ。
そんな眠気を一瞬にして醒めさせてしまったのは、身受けに来てくれた母の姿を見た時だ。
てやんでえ、と半ば不貞腐れて面従腹背よろしく、きっかり90度の慇懃無礼なお辞儀をしたままの私のすぐ隣で、泣きながら何度も何度も頭を下げる母の姿を見て、とてつもない後悔と罪悪感が私の胸をえぐりまくった。
……これ、ダメぢゃん( ̄∀ ̄)💦💦
14歳になっていたクソガキは、そこで不意に悟ってしまったのだ。
「自分勝手なケンカの果てにおっ死んだのなら、それは病気のせいじゃなく馬鹿なケンカをしたバカな息子の自業自得で、母の責任は全くないということになる」
――などというワケのワカラン私の謎理論が、とんでもない誤りだったということ。
たぶん、医師の言うとおり病で死のうが、アホなケンカの果てに刺されて無駄死にしようが、残された者の悲しむ深さに変わりはない。
そんな単純なことに気づくまでに、ケンカ三昧で1年半もかけてしまったのか。
そう考えると、眩暈でクラクラするくらい自分の愚かさに呆れかえり、今にも死にたくなった。いや、死んだらアカンのやけど。
滔々と説教してた刑事を前に、なおも頭を下げ続ける母を横目でチラ見しながら、私も、何度も何度も頭を下げた。今度は心の底から。
一番悲しいのは母に決まってるじゃないか。
代われるものなら代わってやりたい、恐らく何度も何度もそう思い、後悔しない日はなかったに違いないだろうが。
中学生にもなって、そんなことにも気づけないほど自分は阿呆だったか。
何でもいい。なんでもいいから、母がちょっとでも喜ぶことをしよう。
たぶん、できることはそんなにはないと思う。
それでもいい。できることをしよう。
この時、そう心に決めた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
皮肉なもので、ケンカ三昧の日々に別れを告げ、なるべく真っ当に、日々を穏やかに過ごそうとした途端、私の体調は再び下降した。
中学を卒業するまでの残り半分で、高熱で倒れ救急車を呼ぶことになったことが2回、そのうちの一度は開頭手術するまでに死線を彷徨った。
それでも、もう迷いや恐れはなくなっていた。
いろいろともがき足掻きジタバタした結果、当たり前のことにたどり着いたのだ。
病気は関係ない。
誰もが必ず死ぬんだから。
むしろ、リミットが決められている自分、ラッキーぢゃね?(o^-')b♪
先がない分、ひょっとしたら、他の人より一日いちにちの重みを強く感じられるかもしれないやん\(^o^)/
強がりでもなんでもなく、自然とそう思えるようになった。
いつのどのタイミングだったかは覚えていないが、
そういうことだから、この病気になってむしろ良かったよ。ありがとう。
そう母に告げたことがあった。
私の気持ちをどこまで理解してくれたかは分からないが、ちょっとだけホッとしたように微笑んだ顔は、今でも覚えている。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
200X年11月29日。
母が六十有余年の生涯を、静かに閉じた。
真夜中だったこともあり、突然だったこともあり、私は死に目には会えなかった。だが、悲しみに暮れる父と妹からその経緯を聞けた、それだけでも良かったと思う。
何より、今、まさに自分が感じている、大切な家族を失うことの辛さ、悲しさを、母に味わわせずに済んだのだから。
数日後、告別式に向かうエレベーターの中で、喪服の妹がぽつりと呟いた。
「でも、さすがハムっ子 (*4) 好きの母さんだよね。11月29日だもんね。できすぎだわ(≧▽≦)」
……妹よ、これから大事な告別式の喪主挨拶に挑まんとする兄を、ナチュラルに笑かしてどうする(・_・)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
最近、つくづく実感する。
人生ってわからないものだな、と。
12歳で人生のゴールを決められていたガキは、もがき苦しんだ末に、目標とした20歳というゴールテープを切ることができた時、心から歓喜した。
そこから先はお釣りの人生――さらに開き直った「余生」のスタートだが、望外な喜びというべきか、誰よりも私のことを思い悩み、一番苦しんだであろう母を見送ることができるまでに生き永らえている。
実際、今もなお、私の中のトチ狂った免疫警察は、何でもないところで暴走して発熱を繰り返すし、
こちらが美味しい美味しい(*´∇`*)♪と舌鼓を打っているのに、その直後に消化にノーサンキューを叩きつけ、勿体ないことにリバースを余儀なくさせる「味覚のロシアンルーレット」を強いることも日常茶飯事だ。
若い頃に無茶をしたツケで整形外科領域の古傷もごまんとあるし、ついでに言えば年齢相応にあちこちガタもき始めている。
それでも、私は今日も生きている。
あと数十分で終える一日を、今日も生き抜いた。
自分なりにではあるが精一杯に。
今、自分には秘かな大いなる野望がある。
それは、後期高齢者と呼ばれる齢を重ねながらもまだまだ元気な父を、できることなら母と同じように見送りたい。
図々しい願いかもしれないが、でも、もしそれが叶ったのなら――
私はこの人生の勝者だ。
勝手な言い分だが、そう自称しようと思う。
……まあ、自分がシナリオを書く神の立場なら、こういう未来を描いたとたんに私を殺すだろうなぁ^m^
なんてことも考えたりするけど。
だからというわけでもないが、私は未来を描かない。
明日が来ることをそれとなく祈りながら、粛々と今日も眠りにつく。
もし、首尾よく明日が来てくれたなら
これまた粛々と、いつものルーティンだ。
目が覚めたことに感謝し
右目がまだ見えていることに感謝し
立ち上がれる体力があることに感謝する。
そして、今日も一日、精一杯「生ききる」ことを誓う。
誰に対してではなく自分に。そして母に。
その繰り返しだ。
結局、自分にはそれしかできないのだから。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
……むう。(・_・)
真面目か💦
今日も、なんや知らんが、ふっと降臨してきた謎の書きたいモードのままに書き進んだはいいけど――
笑える要素、全っ然ないじゃないかっ!( ゚Д゚)
せめてものあがきにこの曲を――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
今日の〆の一曲は、デーモン小暮で『カツ丼』
こちら、聖飢魔Ⅱのボーカルとして名高い、デーモン閣下 (当時「デーモン小暮」名義) のソロアルバム『DEMON AS BAD MAN』の収録曲。
さすがに誰もYou Tubeにあっぷしてなかったから、自分で不動画を作成してようつべに上げるハメになってもたが💦
改めてになるが、カツ丼、美味しいよね(*´∇`*)♪
ま・さ・に
王者のメシだ!!
そして、こういうふざけた曲をまぢめにカッコよく歌い上げることこそ、面白みの真骨頂というものよのぅ( ̄∀ ̄)♪
おっと、今宵ももうこんな時間だ。今朝も4時起き雪かきモードだったが、幸いにして、今日はその1時間で済んでいる(o^-')b♪
毎日、このくらいだとちょうどいいのだが^m^
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が
カツ丼を美味しくいただけるくらいの小さな幸せを大きな幸せと感じられるような、ステキな一日でありますよう✨
なお、カツ丼が苦手(>_<)……という方におかれましては、お手数ですが
「カツ丼」の部分を適宜、お好きな食べ物に変換してくださいませm(__)m
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (162両目) の前の車両です。タイトル「涙活」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。
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