胸襟を開く ――画像しりとりはじめました(#104)
(#103) チョキ→「き」→胸襟を開く
伝説の児童福祉士とやらが
「俺の胸に飛び込んで来い!」
とか言うてるが、
表情コワすぎて全っ然、響かん
てか、ヘンなオーラ出てて、逆に引くわ
――逃げろーっww
「……どうやら、完全に撒いたようやな。……ったく、シャレにならんわ、あんなん。別に、こちとら好きで親元から離れてるんやからなぁ。なんでもかんでも保護すりゃええってモンちゃうやろに」
<そうは言っても、それが彼らの仕事だからな。なんといってもお前はまだ未成年なんだし>
「お? 百万太郎。お久っ。てか、いたんやったら、あの必死オーラのおっさんが行く手をふさいでまわり込んだ時に、なんとかしてくれたらよかったのに」
<私は、基本、お前を見守るだけだ。私が直接関与するのは、お前の生命に関わるような重大な危機が間近に迫った時だけだと、以前にもそう言っただろう>
「いや、まあ聞いたけど(笑)。でも、それって守護霊としては弱くね?」
<そういうものだ。なんでもかんでも助けていては、お前の魂の修行にならないだろう>
「へいへい。――にしても、あの必死オーラ、しつこかったな。撒いても撒いても追っかけてきて、さっきも、背後で『こうして、俺が胸襟を開いて話しているのに――』とか言ってたけど、あれ、なんなん?」
<『胸襟を開く』というのは、隠し立てせずに心の中に思っていることを打ち明けることだな。より親密なコミュニケーションをとるための第一歩ともいえるスタンスだ。
また、胸の内をさらけ出す、ということは、相手の警戒を解くことにつながりやすく、緊張感のある関係での対話では、その突破口となることもあるだろう>
「胸の内ねぇ……。 たとえばこんな感じ?」
<……いや、物理的に胸の内側をさらけ出せばいいというものではないぞ。この場合だと、残念なことだが、対話する相手の警戒心は、解かれるどころか恐らく最大級の警戒モードに突入することだろう>
「あ、やっぱし(笑)。 てか、コイツ、相変わらずこんな感じで病院内を徘徊しとんのやろか?ww」
<病院か……。まあ、胸襟を開くということは、美辞麗句でごまかしたり偽ったりせずに本音を口にする、ということでもあるので、例えばある種のがん患者と担当医師との信頼関係の構築、とかいうものにも寄与するだろう>
「なるほど。ま、そこまで重い感じぢゃなくてさ、そうだな、ほら、薄毛の治療――AGAだっけ?――あんなのとかでも『胸襟を開く』のは大事なのかねぇ」
<勿論、有効だと思うが」>
「じゃ、さっきの必死オーラのおっさんが、児童福祉士じゃなくドクターだったら、『胸襟を開く』と、こんな感じか?」
<……正直すぎる(・_・) というか、これは胸襟を開く、開かないの問題じゃなく、単純に口が悪いだけだろう>
「あー、そっか。でも、よくわかんないけど、ああいうのって、けっこーめんどくさくて時間かかるんだろ?」
<……もう、ただの毒舌ドクターではないか(・_・)>
「(≧▽≦)」
<……どうだ、とりあえずは、一度、家に戻ってみては?>
「いや。百万太郎、お前も解ってるだろ。俺はあの家にいない方がいい」
<まあ……な。それでも、そのあたりの深い事情を学校側は知らないわけだから、やはり心配はするぞ。建前の仕事上としても、それを取っ払った本音としても>
<そうだなあ。特に生活指導の石田、アイツは仕事熱心だよな。筋も通すし、俺、あいつは認めてるぞ。
最近、転校してきた帰国子女の女がすんげぇ厄介なヤツみたいでさ。あれ、二、三日前に『腹を割って話してくるわ』とか言ってたけど>
<『腹を割って』も、『胸襟を開く』と同じスタンスだな>
「あ、そうなん?。
『腹を割って』と同じか。それなら解るわ『胸襟を開く』。
――そういや、昨日、今日と石田見ねぇな。なんかトラブったのかな」
<ふむ。――そうだな、トラブったといえばトラブったようだな>
「――え? これ、石田? い、一体、何が?( ゚Д゚)」
<うむ。腹を割って話したその帰国子女が、確かにちと厄介だったようだ>
「あらら。石にされちゃいましたか……。
んー、腹を割ったコミュニケーションって、難しいんやな」
◇ ◇ ◇
さて、今日の一曲。キーワードは、胸襟を開いて臨む目的、「コミュニケーション」。
今週の3曲目、B'zで『BAD COMMUNICATION』
個人的には、英語バージョンの『BAD COMMUNICATION -E style-』の方がはるかに好みだが、こちらの方も十分にカッコ良い(o^-')b♪
おっと、今宵ももうこんな時間だ。とりあえず、月末間近にせまったハロウィーンの準備もそろそろ始めなければ(o^-')b♪キリリ
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人が、グッド・コミュニケーションをとれるような充実した一日を過ごせますよう✨
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (104両目) の前の車両です。タイトル「チョキ」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。
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