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不意打ち ――画像しりとりはじめました(#102)
(#101) トナカイのルドルフ→「ふ」→不意打ち―――(5,298文字)
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最初はグー!と言いながら
しれっとパーを出す性格なので
いつまでたっても友達ができない
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不意打ち――戦いにおいては「奇襲」と言い換えることもできるが、この「奇襲」を能くした武将として名高いのが、源義経である。
鎌倉時代屈指のヒーローであもある源義経が、源平合戦で平家を滅亡に追い込むまでに戦った大きな合戦は、実は3つしかない。
『一ノ谷の戦い』
『屋島の戦い』
『壇ノ浦の戦い』
――である。
そして、この3つの大戦中、2つの戦いは、まさに「奇襲」によって勝ちを決定づけているのだ。そう言う意味では、義経は奇襲の名手といってもいいのかもしれない。
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まずは『一ノ谷の戦い』。
京都への復権を目指し摂津国福原 (現:兵庫県神戸市) まで舞い戻ってきた平氏方に対し、兵力的にもやや劣る源氏方は一進一退の攻防を繰り返していた。むしろ、正面からの正攻法では攻めきれず、難渋していたともいえる。
そこで、軍略の天才・源義経が計を巡らせる。
正攻法でダメなら裏から行けばいいぢゃん( ̄∀ ̄)♪――と。
平家方が陣取る福原は、裏手が一ノ谷という断崖絶壁になっている。
だが、さすがにそれは無理ィーー🙅♂️と難色を示す源氏方別動隊。
義経は、人馬が越えるのは到底無理と語る地元の猟師に、その谷への道は鹿は越えるのかと尋ね、まあ鹿ならね^m^との回答を得るや、
鹿が越えるなら馬もオケーイ👌。
坂東の馬は日本一ィィィ!やれんことはないイイィーーーーッ!とばかりに一ノ谷の裏手からの奇襲作戦を強行するのだった。
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地元の猟師もよう近づかない山中の難路をどうにかこうにかクリアした義経以下精兵70騎は、福原の陣の裏手に当たる一ノ谷の断崖絶壁の頂上部へとたどり着いた。
とはいえ、そこから平家方への奇襲を敢行するには、今度は逆に断崖絶壁を降りなければならない。
義経は、とりあえず馬を二頭、落っことしてみる(笑)。
一頭は足を挫いて倒れるが、もう一頭は無事に駈け下りることに成功。
義経ニンマリ( ̄∀ ̄)♪
――いけるやん♪ (いや、一頭はコケとるがな💦)
心してかかれば大丈夫! やれんことはないイイーーーーーーッ!
と、先陣を切って自ら断崖絶壁ダイヴを敢行した。
慌てて大将に続く将兵たち💦
かくして、平家方への奇襲に成功した源氏別動隊、
一方、あり得ない方向からの奇襲で大混乱に陥った平家軍は、わらわらと屋島へと敗走する。
これがいわゆる「鵯越の逆落とし」という、『平家物語』での名シーンのひとつである。
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次に『屋島の戦い』。
平家方は、摂津国一ノ谷で大敗し、多くの兵と一門衆を失ったが、本拠地とする屋島 (現:香川県高松市の北東) は健在であった。
また瀬戸内海の制海権は、概ね長門に有力な水軍を擁していた平氏方が握っていたため、源氏方はなかなか攻めるに攻められずにいたのだ。
しかしその後、源氏方は摂津の水軍・渡辺党、熊野水軍、伊予水軍という瀬戸内海東側の水軍を味方につけて、いよいよ四国上陸を敢行できる状態に持ち込んだ。
ところが、いざ攻め込むという段になって、折からの暴風雨で出航を見合わせざるを得なくなる(*´Д`)💦
まぁ、自然には勝てないよね(・_・)
ここでまたしても義経ニンマリ( ̄∀ ̄)。
暴風雨で渡ってこれないと平家方が思っている今がチャンスぢゃね?^m^
いやいや✋さすがにそいつは無謀すぎるってば😱💦
梶原景時をはじめとする源氏方の武将たちはみな難色を示して意見が対立、結局は義経郎党のみの5艘150騎だけがこの無謀な嵐の中の渡航作戦に挑むことになった。
摂津から四国までの航路は、通常は3日という行程なのだが、義経一行の独立無謀船団は、なんと4時間余りで渡りきってしまう (*1) (・_・)マヂスカ。
*1:4時間余りで渡りきってしまった:これは『吾妻鏡』の記述が出発日か到着日を1日間違え、実際には1日と4時間だったのでは?という見方もあるようだが、どっちにしたって尋常ぢゃないショートカットであることには間違いない (ましてや暴風雨の中だしね)。
ちなみに、今は運行していないが、かつてこのあたり (大阪南港―徳島港間) を運航していた徳島阪神フェリーの所要時間が約3時間30分。
つまり、この時の義経船団は徳島阪神フェリーなみの航行能力を持っていたことになる(≧▽≦)♪……しかも、重ねて言うが「嵐の中」でw
こうして阿波国勝浦 (現:徳島県勝浦町) への上陸に成功した義経軍団。
ここから陸路で屋島にある平家方の本拠地へと攻め込むと、海上からの攻撃のみを想定していた平家方はまたしても大混乱に陥り、内裏を捨てて壇ノ浦方面へと逃走していった。
義経の「奇襲」が再び勝負を決めたのだ。
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歴史に残る「奇襲」として有名な戦としては、織田信長が戦国時代の舞台へと登場するきっかけとなった『桶狭間の戦い』も忘れてはならない。
当時、戦国随一の勢力を誇っていた駿河の今川義元が、25,000とも45,000とも言われる大軍勢で尾張の小大名・織田信長の領土へと侵攻する。
対する織田勢の戦力はわずか3,000~5,000。
ゼロ1個足りないやん(・_・)……という戦力差がありながら、織田信長は今川方の戦線が縦に伸び切っていることに注目☆
圧巻の戦力差に勝利を確信し油断している今川方の本陣に豪雨によるラッキーも手伝い気づかれずに本陣に近づけた少数精鋭の織田勢は、まんまと今川本陣への奇襲に成功、総大将である今川義元の首を取ったことにより、今川勢は一気に浮き足立ち、そのほとんどが駿河へと撤退していった。
これが『桶狭間の戦い』――戦国最大の戦力差による合戦の大逆転劇である。
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もっとも、源義経にせよ織田信長にせよ、華麗なる奇襲により勝利を収めることで一時は英雄と称賛されることになるが、その末路は、いずれもわりかしヒサンだったりする。
源義経は、宿願でもある平家打倒を果たすも、その後、実兄である源頼朝に追われることとなり、庇護者であった藤原秀衡の死後はその息子・藤原泰衡の裏切りに遭って自害を余儀なくされる。
織田信長は、戦国乱世の統一を目前にして、最も信頼を置いていた重臣中の重臣・明智光秀の謀反により、皮肉にも京都での本陣・本能寺を奇襲され、これまた自害を余儀なくされた。
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田中芳樹が描くスペースオペラ『銀河英雄伝説』では、主人公の一人である軍略の天才、ヤン・ウェンリーが「必勝の戦略」を問われてこう答えている――。
敵の六倍の兵力をそろえ、補給と装備を完全におこない、司令官の意思をあやまたず伝達すること
この答えに、
過去には少数で多数を制した戦いもあった。戦いは数ではないと考えないのか、
と反論にも似た問いを継がれるが、ヤンはこれも一笑に付してこう断じる。
そんな考えは、数をそろえることができなかった者の自己正当化にすぎない
この考え方って、なんだかんだで、現代における戦争にも相通じるところがあるような気もする。
結局、戦争に巻き込まれないための「必勝の戦略」もまた、他国が攻めてくることを諦めるに足るだけの戦力を保持することに尽きるからだ。
皮肉なことではあるけど、それが一番確実な牽制に思える( ̄∀ ̄)
国家が平和裡に独立を維持する方法とは、
最強の牙を持ちつつ、自らはそれは使わない理性を持つこと
ここに落ち着くのかな、と。
まあ、こういうことをうっかり言っちゃうと、
戦争反対!戦力なんて必要なーいっ!
という全否定派の方々から猛反発を食らうこと請け合いなんだろうけど、ね(^^ゞ
そりゃ、戦争なんてしたくてしてる人なんてホンマにごくごく限られた一部なのであって、凡そ大部分の人は戦争なんてまっぴらごめんのノーサンキューなのだわ。
でもね、人間が人間である以上、徒手空拳で守れる平和は砂上の楼閣でしかないのよ。とても悲しく残念なことだけど(*´Д`)
戦力なんてなくても平和がキープできる、そんな世界が訪れるには、人間はまだまだあまりにも未熟なのですわ。
でも、いつかそんな理想的な世界になるといいのにな、そうも思う。
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さて、今日は10月10日、スポーツの日🥎。
というワケで、スポーツでの「奇襲」や「不意打ち」についても、ちょっと触れてみたい。
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ちょっとやそこらのカープ女子では、さすがに「誰?このオジさん?」となる外国人選手。コアなカープファンなら、名前を聞いたら、ああ♪、と思い出すかもしれないこの人。
ティム・アイルランド (Tim Ireland)。
MLBでは、カンザスシティ・ロイヤルズに2年間在籍していたが、わずか11試合しか出場機会がなく、放ったヒットもたった1本という選手だ。
NPBでは、1983年から2年間、広島東洋カープでセカンドのレギュラー選手として活躍した。個人的には、なりふりかまわぬガッツあふれるプレーが印象的だったが、彼の「なりふりかまわぬ」プレーの最たるものが隠し球である。
彼は、NPB在籍2年間で数回にわたって隠し玉を成功させている。
「数回」と曖昧なのは、実は野球のルールには「隠し球」という言葉は正式には存在しないからだ。つまり、隠し球でのアウトは、公式記録上は「牽制死」ないし「盗塁死」となる。
マヌケやねぇ、なんか( ̄∀ ̄)
コチラは、日本国内および海外の「隠し球」プレーを集めたもの。
んー……おマヌケ( ̄∀ ̄)。
ただし、隠し球には一つだけ注意点がある👆。
公認野球規則による投手の反則行為についての規定により、投手がボールを持たない状態で投手板に立ったり、またいだりしたらその時点でボークをとられてしまうのだ。
つまり、隠し球を成功させるには、ボールを隠し持つ野手の演技力はもちろんのこと、さも動揺してる風等を装いつつ、決して投手板に近づくことなくマウンド付近をウロチョロしながら、ランナーが塁から離れるのを待つ――
という、投手の演技力も試されているのである( ̄∀ ̄)。
6.02 投手の反則行為
(a) ボーク
塁に走者がいるときは、次の場合ボークとなる。
(中略)
(9) 投手がボールを持たないで、投手板に立つか、これをまたいで立つか、あるいは投手板を離れていて投球するまねをした場合。
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最後に、チーム全体での奇襲 (?) というかなんというか、不思議なプレーをご紹介。
これは、2022年7月3日の、北海道日本ハムvsオリックス戦で見られた「トリックプレー」である。
3回裏2死一・三塁という場面で、一塁ランナーの石井一成がリードオフしてる最中にコケてしまう。
これを見た投手の山﨑福也は、おっ、コケてやんの (笑) とファーストに牽制球を送る――
が、この牽制球と同時に三塁ランナーの松本剛がホームスチールを敢行、一塁ランナーの石井がランダウンプレーでジタバタしてる間に1点をもぎ取る、という「作戦」だったのだ。
その詳細映像がコチラ。
こうして見ると、見事な「演技力」である(≧▽≦)♪
しかも、このプレー、実は、ファイターズのチーム全体でこの何日か前に報道陣シャットアウトの秘密練習が行われていて、綿密な下準備が施されていたのだ。
……まぁ、年に1回あるかないか、というプレーだが、真剣にコケる練習してる選手たちを想像すると……なんか笑える^m^
てか、BIGBOSS野球、ホンマ、何でもありやな♪(≧▽≦)♪
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さて、今日の〆の一曲。キーワードは「フェイク」
今週の1曲目、平井堅で『fake star』
とても純日本人とは思えない濃ゆすぎる顔から放たれる「せくすぃぼいす」
が相変わらずな平井堅( ̄∀ ̄)。
MVを見ると、ますますエロさに磨きがかかってるように見えるが、そうであってもちょっとオモロ方向にシフトして見える平井堅。
で、結局、歌唱以外で口を開くと、フツーに気のいい関西のにーちゃんでしかない平井堅w( ̄m ̄)
おっと、今宵ももうこんな時間だ。
「最初はグー」でパーを出されてじゃいけんに負けたから、明日の朝食はワタクシが作るはめになったのだ(*´Д`)。
とりあえずコメ研がんとなぁ……。
そんなこんなで、
明日も、なるべく多くの人にとって
騙すよりは騙される方がいい、と思えるようなお人好しな世界、もしくはそもそも騙すようなことをしないで済む優しい世界でありますよう🌈
■ おまけ
今回の画像しりとり列車 (102両目) の前の車両です。タイトル「トナカイのルドルフ」と右下のネタ画像で、なにこれ?て引っかかりを覚えた方がおられましたら、時間が許すような時にでも、覗いてみてやってください。
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