【失敗談】怒りを使わなければ働けなかった時期
こんにちは。繊細リーマンゆうたろうです。
このnoteは適応障害で休職と転職を繰り返す繊細サラリーマンの体験談を、一方的にあなたの脳内に語りかけていく記事です。
今回は「他人の失敗だからこそ学べる」と信じて、私の失敗談を晒していきたいと思います。
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なぜ、怒りに依存したのか
38歳、初めての異業界であるITベンチャー企業へ転職。
転職にあたり引っ越しもして、子供も生まれて家族三人での新生活。
入社時には、最高に大好きな会社だったし、今までの自分の経験が活かせる仕事で、キラキラしていました。
でももう考えたくもない。
それは以下の過去記事でも晒したのですが、未経験の配属先でコテンパンにされたから。
※過去記事へのリンク
【経験談】適応できない配属先でパニック事件
「物流」「前任者は退職済み」「上司は業務にノータッチ」という状況でも業務を回さなければならず、各種プロジェクトのMTGの議題やタスクの実行も同時にこなさなければなりませんでした。
この問題は5月の連休明けに、いきなり私の目の前に突き付けられます。
そこから1週間くらいは絶望し、完全に無気力。これは本当にもう、鬱まっしぐらコース。
「これはまた適応障害、でちゃうんじゃないか。またかよ。もういやだよ。家族とこっちまで引っ越してきたんだよ。勘弁してよ。何で俺なんだよ。周りの同僚は楽しそうに想定通りの仕事が出来てるのに。。。」
しかし、上記のように思考を巡らせていると自分の中に「怒り」があることに気が付きました。
そうすると鬱々とした気分が晴れて、少しやる気のようなものが自分に湧いてきていたんです。
「怒り」。いいじゃないか。
このまま、また潰れてしまうくらいなら使い倒してやろうか。
当時の自分はそう、決心をしました。中二病的に。グゴゴゴゴ・・・
無気力から怒りで前向きになれることがある
私は自分を責めすぎて無気力になるくらいなら、怒ってもいいと思いますし、怒りのエネルギーで働いてもいいと思います。
その間に状況が好転するかも知れません。
自分の内側に閉じこもるのではなく、外側に働きかけるエネルギーとなって、前に進む力になってくれることだってあります。
この時の私にとっては、そうでした。
※過去記事リンク
遅れてくる「怒り」と止まらない「スヌーズ機能」
ただ、上記の過去記事でも晒しましたが、私の場合、怒りが何度も何度も自分の中に繰り返し湧き続けるんです。。
そして私はそのまま湧き続ける怒りに、どんどん依存してしまい、いくつかの失敗をしてしまいます。
【3つの失敗】怒りに依存した繊細リーマンの末路
最初は活動的になれて良かったものの、どこかでバシっと気持ちを切り替えられれば良かった・・・。
そう後悔しています。
理由は次の3つの失敗があったと思うからです。
・失敗①完璧主義に陥る
・失敗②燃え尽きる
・失敗③孤立する
それぞれ晒していきます。
失敗①完璧主義に陥る
心の中に怒りを持ったまま働いていると、次のような思考、発言になってしまいがちです。
「この人のこれがダメだ」
「この会社のここがダメだ」
「資料はこうでないとダメだ」
上司や同僚、後輩にまで上記のようなことを話してしまいましたし、チャットなどのコミュニケーションでも、文章の端々にこうあるべきだということをにおわせてしまいます。
「自分の正当性を主張するだけの人」
こんなおじさんになってしまいました。
自分の正当性主張おじさんの痛ツイートはこちら。
そんなことをしていると、ミスが許されなくなって自分のクビを締めてしまう事態になります。
より完璧に仕上げなければ、周りから逆襲に合う・・・
いつしか「協力ではなく競争の意識」で働く羽目になってしまいます。
なんというか、張りぼての自意識、自尊心だけが育てられてしまう、そんな状況だったと思います。
失敗②燃え尽きる
怒りの力というのは持続しません。
何度も湧き上がると言っても限界があります。
この怒りをエネルギーになんとか踏ん張った職場では、何度も期待を裏切られるようなことが起こりました。
※過去記事リンク
大好きな会社なら頑張れると勘違い
上記の過去記事で晒したことがあるのですが、その度にショックを受け、また怒りに変換しながら働き続けます。
ですが、最後の一押しの出来事が起こった瞬間、感情が消し飛んでしまいます。感情インザスカイです。
仕事する上で発生する問題、課題が本当にどうでもよくなってしまいました。
あれだけ大好きだった会社、プロダクト、社長の思いに、もう何も感じなくなってしまったんです。
こうなってしまうと、もう日々の業務が煩わしくてしょうがなくなってしまいます。
会議中の発言は無くなり、仕事のスピードは落ち、クオリティもぼちぼち程度で仕上げる。
周りの人達は突然の私の変わりように、かなり違和感を持っていたと思います。
失敗③孤立する
自分で言うのはあれなんですけど、私、結構人当たり良い方なんですよ。
・優しくて冗談が通じるいい人
・親切で責任感がある人
・分かりやすく丁寧にフォローしてくれる人
こんなイメージを持って貰える得なタイプだと思っています。
でも、これまでの失敗①②を経て、ついに孤立してしまいました。
自分が新たに兼任する部署の、管理者間での孤立です。
自分とは異なる価値観を持っている相手にショックでしたし、戸惑いました。
会社全体からの孤立では無かったのでまだ救いですが、自分がこれから力を入れていきたい!そう思っていた部署での孤立だったため、強烈に辛かった。
その部署の管理者は、私に対して以下のような印象だったのだと思います。
何かあったら力技で攻めてくるかも知れない…
やっと軌道に乗ってきた部署なのに、
変なタイミングでやっかいな奴がやってきた…
挨拶は無視されてしまい、めげずに目をあわせて挨拶し続けても、変わることがありません。
会議中にその管理者へ質問しても、私ではなく課長に回答して間接的にしかコミュニケーションしようとしませんでした。
仕事も簡単な作業か、こじれた気まずい系の案件の架電対応だけを任さてしまいます。
元の部署である物流では、既に引継ぎ済みで自分がいなくても回る状態。しかも好調なようで評価も上々。私が入る余地はもうありません。
兼任先では管理者から嫌われてしまい、孤立。
社内ニートここに爆誕。
私にとっては苦痛で地獄の時間でした。
結果また転職を決意し、現在に至ります。
まとめ 怒りは「着火剤」使い続けたらダメ
この時の「怒り」によって、失敗をここまで紹介してきましたが、逆に成功したことと言えば、次の3つかなと思います。
・とりあえず仕事にいく元気が貰えた
・上司や役員にも遠慮なく改善提案ができた
・人に躊躇なく頼ることができた
何より、適応障害が再々発しなくて本当に良かった。。。
健康な状態で次の道を冷静に検討することが出来たので、これはギリギリセーフ。
但し、繊細な私は「怒り」によってやっと周囲に頼ることが出来たのだと反省してもいます。
※過去記事リンク
「周囲の人に相談しましょう」を侮らない
上記の記事のように感情に左右されず、冷静に周囲を巻き込んで、協力しながら働けるのが一番いいですね。
「怒って変革できることと、
怒ってもしょうがないこと」
これを区別することが大事だと思いました。
他人は他人の人生を生きていて、自分とは違うルールで戦っています。
早い段階で、良い意味で諦められたらよかった。
そして何より、怒り続けるのではなく次の燃料を探せたらよかった。
ワクワクするような希望、これが好きだという情熱。
怒りに変わる何か。
自分で見つけるしかありませんが、怒っているうちに探せると良いですよね。
血管が切れちゃうその前に、血が沸騰して蒸発する前に。
私は怒りに怒って、孤立してむなしくなってやっと気づきました。
39歳で、ですよ。やばたにえん。
怒りは「着火剤」使い続けたらダメ。絶対。
以上、最後まで目を通していただき、ありがとうございます。
これを読んでいただいたあなたを、前向きとまではいかなくても、横向きくらいにはしたい。
繊細リーマンのゆうたろうでした。
ではまた!
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