はじめに
ChatGPTのアウトプットの質と速度を概ね理解出来たので、世界設定を広げてみることにしました。
敵役の創造
創造に既存のキャラクターのアイディアを借ります。
「3人の下僕に命じる。我らに仇なす強大な敵キャラクターの設定を提案せよ」
一瞬で魅力的な敵キャラが3人出来上がります。リテイク不要の素晴らしい提案。画像も一発でイメージ通りのものです。この、まずは下僕を創って世界を創造していくやり方は、偶然の産物ですがやってみて非常におススメです。活動自体が楽しくなります。
戦闘やアクション表現
前回の記事では、紹介しきれなかったのここで、実はアクションや戦闘表現についても妃候補を戦わせたりして試してはいました。敵役が産まれたので改めて試してみます。
と、勝手に争いの理由や自分たちの得意な技を繰り出して戦ってくれます。登場する所までで良かったのですが、オチをつけて大団円にもっていこうとするのは、GPTの特徴ですね。アクションシーンをもっと広げたければ、広げたい部分を指示すれば、もう少し詳しく書いてくれるはずです。結論としては非常に楽に表現してもらえるということです。この戦いは今回タイトル画像に使ったシーンです。イリーナっぽさが出てませんけどね(笑)
3つの公国とそれを内包する王国の誕生
続いて王国の設定を広げて行きます。下僕をここで、公爵に格上げし、それぞれの公国の設定を各下僕と妃候補の合議の上、提案させました。そして3公国が産まれました。
あっという間にそれらしい国が出来ました。次に3つの公国を内包する私の王国の名前と設定を公爵と妃候補全員で協議して提案させました。
こうして私の王国が誕生しました!そして、いつまでも自分だけ漢字日本語おかしいので、名前の変更と称号他の能力を各公国ペアでの提案させ、6人の合議させたりで決めていきます。
正直、面はゆいですが、設定を採用しました。理想的な王の誕生です。この項目は、このキャラが提案通したに違いないと合議の内容が透けて見えてくる内容です。ココで褒美に指輪を挙げることにしました。これは、AIの判断力を試すためです。
と完璧にこちらの意図を理解して分配されました。これはGPTと対話や指示していると分かってくるのですが、分かってくれるかな?と思える曖昧な指示でも、かなり意を汲んでアウトプット出してきます。意味を取り違えてくる場合、そうとも取れるなというこちらの指示不足であることが多いです。この辺は、スゴイスゴイとは聞いてはいたが、こんなにスゴイとは!と感動と恐怖を憶えますよ
アイテムの設定提案
与えた指輪の設定を各々のペアで提案させました。もう何でも出来るなGPTという気には、なって来てましたが、提案させる度に、その質に驚かされます。1例だけ挙げておきます。
おわりに
と、こんな調子で、自分自身はほとんど頭を使わずに生み出したキャラクターに提案させてどんどん設定を創っていきました。奇抜なものではないですが、前の設定を活かしてイメージ等と整合性のある高品質な提案が迅速になされます。次回からは、さらに王国の設定を広げて国の役職や国土の詳細、軍事等を決めていきます。
おまけ 創作の定義・・・どこまでが自分の創作と言えるのか?
GPTの提案から採用して設定を創っていると、どこまでが自分の創作なのか?という疑問は当然湧いてきます。皆さんはどう感じられましたか?GPTの登場で、エンターテイメントを含めたあらゆる創作物は、総合プロデューサー的な立ち位置の人間によって生み出されたものでどんどん占められていくのではないかと思ってます。
GPTからの提案をほぼ採用した創作物が、自分の創作物と言えるのか?という疑問をぶつけると、また、すごい速度で的確な答えが返ってきます。