教員が起業したいと思ったら〜100チャレ23
2019年3月まで公立小学校の教員をしていました。
そして起業してもうすぐ丸2年を迎えようとしています。
(半年間のタイムラグがあるのは、下の方で説明します)
今は教員だけど、独立したい・起業したいと考えている方へ、ポイントをまとめてみました。
1.民間に勤めたことのない人はとりあえず転職してから考えよう
新卒で採用されたとか、講師→教諭になったとか、とりあえず学校しか経験がない方はいきなり独立じゃなくて民間に転職してみてください。
「学校の常識は世の中の非常識」という言葉があります。(テストに出るよ!)生き残るためにはどうしたらいいか、という姿勢がまず違います。公立学校は統廃合はあってもつぶれることはないですからね。
マーケティングや営業の基礎的な知識、経営学とか後から勉強はできるけど絶対肌で感じた方がいい。
学級経営ではなく、利益を出して事業を継続させていく経営がどんなものなのかに触れてみてください。
ちなみに私は新卒で中学校講師をした後、2年間某大手で派遣で働きました、あと、先程の退職後の半年間は、個別療育施設の立ち上げに関わっていたので、その時期は正社員という形でした。
正規非正規問わず。教員以外の働き方に触れてください。知らなかったことにたくさん出逢いますから。
民間で働いてみて、やっぱり起業してみたいと思ったら挑戦したらいいし、自分は雇用される方が合っていると思ったらそうすればいいです。
今やりたいと思っていることも、転職して副業OKになったら、副業から始めてみてください。そして副業だけで月々生活できるくらいになったら独立してもOKの目安。
とはいえ、私はその過程は正直踏めませんでした。教員退職後に勤めたところは家から片道2時間かかったので、副業どころじゃなかったんです。なので今のように仕事をできるようになったのは、独立してからでした。何とかしてきたけどマジでしんどいのでおすすめしません。
2.できる限り貯金しておく
私が退職の踏ん切りがつきにくかったことの一つに、固定給ではなくなることの不安ということがありました。毎月大体このくらい入ってくる、ボーナスはこの時期に入ってくるということがわかっていると見通しがついて安心できますが、軌道に乗るまではそれがなくなります。なので何もしなくても半年はゆうに暮らしていけるくらいの貯金をしておくことがオススメ。
ただ私の場合はちょいと特殊でした。
教員じゃなくても、学校の外から必要な方に必要なサポートができたらいいんだと気づいた直後に、先ほど書いた個別療育施設の立ち上げのお仕事の話を頂いたのです。
まさに思考が変わると現実が変わるなぁ…ということを実感したわけですが、そういう意味でも、1で書いたようにいきなり独立ではなく転職という形がストレスは少ないんじゃないかなと思います。
3.作りたいクレジットカードを作っておく。
いざ独立したら審査関係がものすごく不利になります。結婚していたらパートナーの収入の申告でなんとかなることもありますが、現在と同じ条件、ではいかないでしょう。
公立学校教員だとゴールドカードとかも作りやすいものがあるので、退職の前に申し込んで、今の事業関係専用として使っています。
ローンも同じです。支払い計画はきちんと立てておかないといけませんが、月々の安定した収入がない状態ではまず審査に通らないので、大きなローンを組むことが近いうちにあるかどうかを確認しましょう。車とか家とか。
4.どういうことが起業のネタになりそうなのか情報を仕入れる
世の中に自分の名前で仕事をしている人はごまんといらっしゃいますが、「え、これも仕事になるの?」という情報の仕入れ先としてココナラがおすすめです。
世の中の起業ネタをほぼ網羅していると言っても過言じゃないと思います。あなたの好きなことや得意なことでどんな仕事ができそうなのかを一度見てみてください。
ちなみに私は自分もサービスを出していますし、何度も利用したことがあります。「本音の根っこ®︎」の商標登録を取った時には、市場価格の10分の1くらいで外注することができました。(今はもうちょい上がっているかもだけど)あと似顔絵作ってもらったり。
5.経験者に聞く
当時の私は教員→独立の経験者をめちゃくちゃ探していました。「王様の耳はロバの耳ー!」状態だったんですよ。職場では言えないし。だから私の立場をわかってくれて、同じ道を先に歩んでいた方の話を聞きたかった。
でも、いなかったんです。
起業関係の講座に通って準備はしていたけれど、そういうことを越えた「同じ立場だったからこそわかってくれる人」と出逢いたかったんです。
結局私は同じ境遇の方にはお会いできませんでした。遠回りしたことは山ほどあります。今だったら必要なこととわかるけれど、当時の私は本当に闇雲にやっていて、もったいないこともたくさんあったなぁ…と思います。
だからこそ、経験者の声を聞きたかった。
なので私が「私が探していた人」になれたらなぁと思っています。
6. 結論
教員から独立・起業を考えている人は
・民間の経験がなかったら、ひとまず転職+副業からスタート
・貯金は最低6ヶ月暮らしていけるくらいは
・安定している身分は今のうち使っておけ
・起業のネタ仕入れ
・経験者に聞く
ということを今日は書いてまいりました。
大事なことを最後に言います。
自分がどういう人生を創りたいのか、本当はどうしたいのかを深掘りせよ!
もしかしたら、今の仕事がうまくいっていなくて別な道を選んでいる方もいるかもしれません。そうだとしたら、かなり高い確率で独立後の事業は失敗します。
なぜ自分が独立・起業したいと思ったのか?
その思いを深く掘っていくことで、選択は自ずと決まってきますよ。
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