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人財版「令和の虎」に出た話

 昨日、人気YouTubeチャンネル「令和の虎」に前澤友作さんが出演した。言うまでもなく日本を代表する資産家である。
 前澤さんは冒頭で「お金はいりません」と発言。出演の目的は新サービス「カブアンド」の宣伝とダメ出しのようだった。
 宣伝には成功したもののダメ出しに関しては虎側が一切しなかったので「失敗」に終わった。
 XやYahooニュース、「令和の虎」のコメント欄では新サービスへの疑問や否定的な意見が散見される。その中には汲むべきものもある。
 虎は一般の視聴者より見識はあるはずなので、通常の回のように虎からも厳しいダメ出しをし、それに必死に反論する姿を見たかった視聴者は少なくないはずで前澤さんもそれを望んでいたのではないだろうか?

 前置きが長くなったが、この記事は志願者前澤友作ではなく志願者臼井正己、つまり私の話である。金融資産は前澤さんに及ぶはずもないが絶対に勝っていることがある。それは転職回数である。
 何の自慢にもならないが私は26才の時に4年間で25回転職した経験を『転職王』として出版した経験がある。そして、現在48才。今日現在は前澤さんと年齢が同じだが前澤さんは22日に49才になるので学年は前澤さんの方が1つ上になる。
 共にいわゆる「就職氷河期世代」であるが、生き方は随分違ったものになった……。

 私は「令和の虎」に志願者としては2度出演したが今回は仕事の話がテーマなので主に2度目の志願者の時の話を書いてみる。
 人財版「令和の虎」が始まるという情報をXで目にした私は真っ先に志願者として手をあげた。本家「令和の虎」への出演経験があり、その時点で人財版の主宰の谷本吉紹さんに認知されていたこともあり書類選考は免除されたようだ。
 そして、すぐに運営とzoom面談をし1人目の志願者になる内定を得た。
 が、諸事情により実際は6人目の志願者として配信がされた(当時は毎月1回2本ずつ収録がされていた。私は3か月目の収録に参加した)。

 収録があったのは昨年の11月末。
 当時の私はフルコミッションの営業マンと個人事業主として無印本命書店を運営していた。

 人財版の志願者は虎の会社に就職、社内ベンチャー、業務委託契約の3つの選択肢の中からプレゼンをする(後に業務委託契約は廃止された)。
 私は前述のように転職王でしかも47才(当時)なので正社員としての転職はハードルが高いように思えた。そこで虎と業務委託契約をして出版ビジネスをやるプランで志願したのだった。
 ちなみに5人の虎の顔触れは当日の楽屋に入るまでわからない。今回の虎は林尚弘、乙武洋匡、田端信太郎、南原竜樹、岩井良明の5人(敬称略)。
 結果として条件なしで岩井良明さんとは条件なし、林さん、乙武さんとは条件付で業務委託契約を結ぶ権利を得て現在に至る。

 この間、番組で紹介した安藤功一郎著『覚悟がすべてを変える』、岩井良明著『猛虎を束ねる主宰論』、水道橋博士著『本業2024』、平田良介著『未来を切り開く力』などの出版のコーディネートをした他現在も複数の出版の話に関わりを持たせて頂いている。
 転職王のため既に50社以上に在籍したと記憶しているし、現在も個人事業主とは別で給与所得も得ている。今日は偶然、給料日だ。しかも有給で休みなので、noteを書いている。しかも、これは有料記事なので、ひょっとしたら収入が発生するかもしれない(投げ銭も大歓迎!)。

 21才の頃に天職がわかると言う怪しい自己啓発セミナーに参加し、最初の頃は10回の転職つまり「テン職」で天職を見つけると意気込んでいたが今も天職は見つかっていない。
 ただ、人と人を繋いだり、営業マンとして培ったトーク力(1回目の志願者の時は辛口のドラゴン細井さんから「お喋りが上手」と言われた。切り抜き動画は実に184万再生!)を出版の世界で活かすことで原田翔太さんが言う『絶対領域』を築ける気がする。
 今、思い出したが原田翔太著『絶対領域』も私がきっかけで世に出た本で、前述の前澤友作さんが出演する回の林さんの紹介VTRでは『絶対領域』と私が作った『無印本命3』が映っている(全く売り上げには影響がないが……)。

下が『絶対領域』、上が『無印本命3』

 さあ、そろそろ話を締めよう。
 私が生まれた頃には存在しなかったYouTuberという職業が「将来なりたい職業ランキング」にランクインしているように今後も新しい職業は次々と誕生するだろう。
 人生100年時代と言われ80才を過ぎても元気に働いている人もいる。
 転職王が100才まで生きたとしたら在籍した会社はひょっとしたら100社を超えているかもしれない。
 先のことを考えても予測した未来はだいたい当たらない。
 今年も残りわずかになったが、残りが少なくなったからこそ、一日一日を大切に過ごしていきたい。
#有料記事書いてみた

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