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新年の抱負と百人一首|前編

新年明けましておめでとうございます。
薄雲うすぐもです。

皆さんは今年の抱負は決まっていますか?
私の今年の抱負は新しい事に沢山挑戦することです!そこでまず、百人一首を新しく始めようと思います。

私は大学で生物学を学んでいて理系という事なのですが、古典が大好きです。もちろん趣味程度の知識ですが……大学の講義でも文系の中に1人混ざって熱心に授業を聴いていました(笑)分野を横断して学べるのが総合大学のいい所ですね!

始めたいと思ったきっかけ

ボードゲームやカードゲームといったゲーム全般苦手だからです。一方で私の恋人はゲームが非常に得意です。そこで、安直ですが百人一首なら勝てるのでは?と(笑)

百人一首の作品の中で好きな歌

桜の歌で名を馳せる「紀友則きのとものり」はご存知ですか?「紀友則」は、かの有名な日本最古の日記文学『土佐日記』の作者・「紀貫之きのつらゆき」の従兄弟です。どちらも三十六歌仙に選ばれた優秀な歌人です。そんな「紀友則」の以下の歌が好きです。皆さんも学校で一度は耳にしたことがあるかもしれません。

久方の 光のどけき 春の日に
しづこころなく 花の散るらむ         (紀友則)

『古今和歌集』

これは、第33首の春の歌です。現代語訳すると「日の光がのどかに降り注ぐ春の日に、どうして桜の花はどうして落ち着いた心もなく、散っているのだろうか」といった感じです。

この歌は私にとって非常に思い入れがあります。そこでエピソードが2つあるので是非紹介させてください!!

小学生の頃の思い出

この歌は小学生の時私の十八番?の札でした。授業で百人一首大会があって、「ひさk」と読まれた時には、既に札は静かに私の手下に収まっていました。先生には「もっと自信もって勢いよく取っていいんだよ」と言われたことがあります(笑)バシッて取りたかったのですが、当時の私は非常に恥ずかしがり屋だったので難しかったのでしょうね(笑)

小学生の頃はこの歌の意味を全く知らないまま、お気に入りの歌としていました。ですから、高校生になって古典文法が分かるようになると、ここで句が切れるのか!とか、「久方の」は「天や空、日」などに掛かる枕詞まくらことばなんだ!と驚きの連続でしたね。

今後のこと

まずは百首を少しずつ覚えていこうと思います。前は覚えていたのに忘れてしまった歌も多いですが頑張ります!

思いが募り思わず長くなってしまったので、一旦この辺にしておきます(笑)ここまで読んでいただきありがとうございます。
次回の後編では2つ目のエピソードに触れつつ、私の好きな日本酒のお話もしていきたいです。引き続きよろしくお願いいたします。

薄雲

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