ぬるりんぼうに出会う
今年の秋は暖かい。エネルギー消費を抑える観点からはありがたいことだけれど、なんとなく不自然に温かい。
とは言えあと数日もすれば気温は下がっていくらしいので、この生ぬるさを楽しんでいる。
今年はポルチーニ茸にもたくさん出会えたし、Cortinarius elatior ヌルリンボウ(アブラシメジ)にも出会った。
クリーム色にほんのり紫がかった長めの柄に少しとがった茶色の傘が乗っていて、俗称の如くヌルリとしている。傘裏の襞は薄茶から灰色味ある茶色だ。香りは薄いが、シャキシャキした触感とぬるみのある舌触りがなかなか良い。
昨日はNeoboletus erythropus、Imleria badia、Cortinarius elatior で、きのこ汁を作ってみると、うまみが濃い美味しい汁が出来上がった。
(きのこは食菌であっても、注意は必要だと思っているので、常にほどほどに食している)
きのこという生物のたくましさにはいつも感心する。
そのうちきのこに人間が負けたとしても不思議はないのではないか?
そして美しい。
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