今年の秋もマルメロの香り
今年もマルメロ欲しい?という電話をもらった。断る理由はない。
実は密かに待っていた。今年の実はなんだか傷みやすい気がするから早く使った方がいいかもしれないと、彼女は言う。「見て、この未熟トマト。。。どうしようかしら。。あなた使わない?」とバケツに二杯分の未熟なトマトが摘まれていた。トマトは追熟するとはいえ、我が家の台所にも緑色なトマトたちが並んでいるのでそれに関しては辞退した。
私はマルメロの実の姿が好きだ。洋ナシ型の実もリンゴ型の実もどちらも美しい。
さて夕飯は鶏もも肉のぶつ切りに塩麹、コショウでマッサージを施し、マルメロとポテトと玉ねぎをくし切りにし、塩コショウとはちみつ、白ワインでマリネ。すべてを混ぜ合わせ耐熱皿に入れてオーブンで50分焼く。
マルメロの酸味、はちみつの甘味と塩の組み合わせは美味しい。食欲が刺激される。
多分鶏肉の代わりにしっかりした白身魚も良いなあ、と頭の中に料理が並んで行く。(たいていは頭の中で作り上げて満足して終わることの方が多い)
マルメロにチリと砂糖を加えて煮ると、これはデザートにも料理にも使いまわしが出来そうだ。
ごく簡単に「マルメロチリ」の上にフレッシュチーズを乗せて蜂蜜を垂らしたり、アイスクリームに乗せて食べてみよう、粗挽き胡椒も少し。。。
剝いた皮と芯を水で煮詰めて砂糖を加えたシロップは、サラダドレッシングに使うと美味しい。
マルメロの実の香りを充分に楽しんだら、もう一仕事することにしよう。
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