日本語が好きな外国人の米国株投資

経済と金融指標は米国株のバロメーターです。 このブログは、米国株に関する有益な情報をお届けしています。 日本語が好きな外国人のブログで、文章に日本語の間違いがあったらご指摘いただければ幸いです。

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最近の記事

FRBは『ミッション:インポッシブル』を演出しています!

3月15∼16日の米連邦準備制度理事会(FRB)は,連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、FF金利を0.25%ポイントを引き上げました。 注目の金利見通しは、2022年末が1.9%に、2024年末が2.8%までとなっています。一方で、2022年のPCEデフレータは4.1%で、2024年末が2.6%、2024年末が2.3%までと上方修正されました。 FRBは経済のソフトランディングを目指していますが、果たして実現できますか?困難が待ち受けています。 FRBは『ミッション:イ

    • 来週第2四半期に入る米国S&P500指数の値動きを予測してみます

      来週から米国株は第2の四半期に入ります。 ここで、チャートを使いながら、これからS&P500の値動きを予測してみます。現時点、米国株はリバウンド相場が続いていますが、そろそろリバウンドの終わりが近づいてくると思います。 第2の四半期にはいると、S&P500株価は以下二つのパターンに展開すると思います。 1)4,300~4,600のレンジ相場 2)4,000~4,100までの下落相場 4月中旬の米国株の第1四半期の決算に注目したいと思います。 決算の内容が悪ければ、S&P5

      • 2022年の米国株の投資戦略

        今更ですが、今年2022年の米国株の投資戦略についてお話します。 投資戦略1:個別銘柄への投資をできるかぎり下げること 投資戦略2:米国株の主要指数に連動するETFに投資すること 今年保守的な投資戦略を取ります。理由として、以下の三点が挙げられます。 1.地政学リスクが完全に払拭できないこと 2.FRBがインフレを抑えるため、金融政策を引き締め方向に転換しざるを得なくなっています。金融環境が株投資にとって不利です。 3.FRBが経済成長の確保とインフレ抑制のジレンマに落ち

        • インフレの上昇で、株式と債券の逆相関性が弱くなっています。

          株式と債券の負の相関は、株式と債券の組み合わせで、ポートフォリオの構築に重要な役割を果たしますが、年初来、米国金融市場は、債券と株の価格が同時に下落しています。 過去20~30年には、穏やかなインフレで、マルチアセット投資家は、株式と債券の負の相関の恩恵を受けてきましたが、インフレ圧力が持続してしまいますと、伝統的な株式60%と債券40%のポートフォリオを再考量する必要があると思われます。 やはり株式投資にしても債券投資にしても、一番重要なのは景気サイクルを把握することだ

          ARKK ETFの株価が激しい上昇し、そして大きく下降する要因は、金融市場における流動性の緩和と引き締めにあります。

          ARKK ( アーク・イノベーションETF) は、新型コロナウイルス禍で株価が大きく上昇しました。昨年の第1四半期から下落に転じています。このような値動きは、2000年のドットコムバブルの間に、ナスダック総合指数の値動きと非常に似ています。 このような激しい株価上昇と下降の背景は、金融市場における流動性の緩和と引き締めにあると、私は考えています。 1990年代初頭に、米国経済は湾岸戦争と第三次石油危機の影響を受け、不況に落ちていました。FRBは景気後退を防ぐために、利下

          ARKK ETFの株価が激しい上昇し、そして大きく下降する要因は、金融市場における流動性の緩和と引き締めにあります。

          経済と金融指標は株式市場のの温度計です。

          アメリカでは毎週、毎月、四半期に、数十個ほどの経済指標を公表しています。これらの指標をうまく分析し、金融市場の寒暖の度合いを把握することができると考えています。 現時点での景気動向はどの局面にあるか、また、将来はどの方向に変動するか…   各経済金融指標を活用しながら、米国株を投資し、長期的かつ安定的な投資リターンを獲得することを目指しています。

          経済と金融指標は株式市場のの温度計です。