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企業のファンをつくる「noteワークショップ」の話
企業のメンバーがnoteで情報発信をすることで、その企業のファンが増えていきます。そんなお手伝いをしたいと思い、ミミクリデザインのメンバーに向けて「noteが書きたくなるワークショップ」を実施しました。
ミミクリデザインメンバー有志で、臼井さん@TakashiUSUI によるnoteの書き方ワークショップに参加。
— 竹田琢 (@rtkd16) May 4, 2019
相互作用で書きたいネタを磨いて下書き+宣言ツイートするプログラム。グループでツイートの添削をし合うのだけど、個人的な営みを集団の営みに変えるだけで結構楽しくなる。 pic.twitter.com/mQNhNQvYHQ
ミミクリデザインとは、ワークショップデザインのノウハウを生かして商品開発をしたり、組織開発をしたりするコンサルティングファームです。ぼくは「子どもの身体を踊る」というイベントの企画でご一緒して以来の縁で、いくつかの案件をお手伝いしています。
そんなミミクリデザインには、まちづくり、教育工学、心理学、デザインリサーチなどさまざまな専門性をもったメンバーが集まっています。そうしたメンバー個々人が持っているノウハウや思想を共有し、チームブランディングをしていくためにnoteを活用していきたいと考えていたそうです。
そんなおり、ぼくが以前設計した「noteが書きたくなるワークショップ」の話になり、ミミクリさんスペシャル版で実施をすることになりました。
イントロ:noteを「読んでもらう」ためには?
まず、noteの基本的な概要と、多く読まれている記事を紹介したあと、ぼくなりに実践している「読んでもらう方法」を紹介します。
noteではフォロワー数よりも「スキ」の数やシェアされた数のほうが「読まれた」指標としてわかりやすいという話をしました。また、ぼくは「note経由で来た仕事の数/額」を指標にしているという話をし、その経過を話したりもしました。
ワーク:noteを書く目的/書きたいネタ10個シェア
イントロダクションの後、具体的なワークをしていきます。
まず、noteを書く目的と、書きたいネタ10個を紙に書き出してもらいます。
そして、3人1組で編集会議をし、1人1つ1つ磨きあげてもらいます。最終的には、1つのテーマについて140字で要約し、ツイートするところでゴールです。
140字で一気にまとめて、えいやで発信してしまう、というライブ感は非常に楽しかったです。
ワークショップから生まれたツイートたち
では、どんなツイートが生まれたのかご紹介します。
👇まずは、代表の安斎さん。4月は毎日更新をされていたそうですが、まだmだ尽きることないネタがあるそうです。「遊びを生かして創造的衝動を解放する」って、ワクワクする文面ですよね!読みたい!
組織における大人の「創造的衝動(creative impulse)」を解放するためには、問いのデザインも重要だけど、「遊び」を活かすことが鍵だと思ってる。非日常の力で日常モードをいかに揺さぶるか。
— 安斎勇樹 / Mimicry Design (@YukiAnzai) May 4, 2019
👇アシスタントのゆーのくん。「傷つきやすさ」をさらけ出しながらツイートしてくれました。こんなエモーションにあふれたnoteが書かれたら、読みたい。
小学生から大学まで自己否定を続けてきて、最近やっと欲求・衝動の大切さがわかってきた。
— ゆーの@身体知 (@yunosuketanaka) May 4, 2019
今は、昔の僕と同じように
「やりたいけどできない」
「自分は無能だ」
「周りの目が気になって何もできない」
と感じている人とお喋りして、ワークショップを作りたい。
👇デザインリサーチャーのしおんさん。「展示されたものを見る」という経験から「人を見て学ぶ」という経験ができそう。どうやってこの空間を実現させていったのか、プロセスをしりたいですね〜
【去年の二回の展示を作って考えたこと】
— sion (@sion_2018) May 4, 2019
展覧会を見るときに、作り手との距離が遠くて、すごい作品を見ると「うわーすごい人だ!」って思いがち。
だから展示会場にリアルタイムに作業している空間を作ったんだよなあ。
参加者に見えるようにすることで、身近になるし入り込めるようになる。 https://t.co/9k6jVPiaae
👇飛び入りでご参加いただいた野島さん。久しぶりのツイートとのことで、「久しぶり感」を出してもらいました。といいつつ8名から100名になるまでの10年間って、、、知りたすぎますね。
今月からフリーランスになりました。8名だったスローガンに新卒で入り、100名になるまでの10年間で学んだことをnoteにまとめていこうと思います。まだアカウントないけどw
— 野島繁昭 (@ShigeakiNojima) May 4, 2019
👇リサーチャーであり、NPO法人PIECESの理事もされている青木さん。社会課題に対して、未来の社会をよりよくする事業にとりくまれるなかで意識していること。「ソーシャルグッドまとめ」にとりあげてほしい、素晴らしいnoteになりそうです。
事業設計のはなし。
— 青木翔子 SHOKO AOKI (@shokosmo) May 4, 2019
未来の社会をよくする事業を、ワークショップ×リサーチを使って開発するときに、私が気をつけていること!
たとえば、
✔︎現在→未来の時系列を捉える
✔︎仕組みや事業だけでなく、どんな価値観をアップデートしたいかを考える
✔︎事業に関わるステークホルダーを整理する
👇まちづくりの研究で大学院を修了されている東南さん。彼女の切り口の鋭さがそのままでたようなツイートで、多くの方が関心を寄せています。「まちづくり」と「組織論」って、ありそうでなかった組み合わせですよね。期待が大きくなります。
地域活性化やまちづくりの研究をするときに、「コミュニティデザイン」の枠組みから研究することに限界を感じる。組織に関する研究がキーワードだと思っているので、ここらへんの思考をnoteにまとめます。
— 東南 裕美 / Mimicry Design (@yumitonan) May 4, 2019
どれも面白そうなテーマです!
noteを運用するときに、ツイッターで実験するのが有効、というのはよく聞く話です。今回の実験から、どんなnoteが生まれるのか、楽しみですね!
働く人の思いをnoteで知りたい
企業がファンをつくっていくとき、SNSで個人がノウハウや考えを発信していくことが有効な手段になります。会社単位でのメッセージだけでなく、「中の人」の思いや裏話を知ることができると、その企業のことをよく知ることができますよね。
ミミクリデザインはもちろん、ぼくは最近オンラインカウンセリングサービスを展開している「cotree」という企業が気になっています。SNSで発信されている方々が、皆さん面白いのです。
そうやって、働く個人が発信しファンをつくっていくうえでも、noteはとてもいいプラットフォームだなぁと思います。
企業向けの「noteが書きたくなるワークショップ」、どんどんやっていきたいと思います。
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代表の安斎さんがさっそくこのワークショップについて言及してくださっています。ぜひこちらもご覧ください!
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![臼井 隆志|Art Educator](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/149088769/profile_20a799beaa18ffbc36c07586841fb917.png?width=600&crop=1:1,smart)