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「怒り」のエネルギー変換のはなし
きょうはね、「怒り」についておもったことをはなすよ。
さっきね、搭乗時間直前に、取れていたはずの航空券が取れてなくて立ち往生してちょっと「きーっ!」ってなったんだけど、よくよく考えてみたら金額的・時間的な損失はほとんどないことに気づいて、その怒りはわりかしすぐおさまったんだよね。
アンガーマネジメント、成功パターン。
で、「怒り」について考え直すいいきっかけだなとおもって水島広子先生の本を読み直しながら、じぶんの怒りとの付き合い方について復習がてらつらつら書いていこうかなと。
きょう話したいのは、「怒りエネルギー」についてなんです。
まずはサクちゃんのこのバズツイートをご覧あれ。
とくにこの下のやつは、「あ、俺が褒められてるな」とおもって勝手にニヤニヤしたんだよね。あざーす。
ここでサクちゃんが言っていることは
「怒りのエネルギーを、直接つかうか、変換して使うか」ってことだとおもっている。
怒りってのは、ものすごいエンジンになるんだよ。
だけど、それは決して環境にとってクリーンなエネルギーではない。ディーゼルエンジンみたいな感じ。
怒りの純度が高いひとの近くにいると、どうしても心が荒立ってしまう。
イライラしているひとの近くにいると、イライラするでしょ。
怒りっていうのは伝染する感情だから。
それに、怒りは距離が近いほどそれが伝染りやすいという特徴がある。
タバコの煙とおなじように、愛煙家ではないひとの心をむしばむのね。
それに、「高いところから低いところにながれる」っていう特徴があるから、あなたが怒っているときに、その怒りはあなたの周囲のあなたより弱い立場のひとにどんどん流れ込んでいっているんだけど、そのひとはあなたよりも弱いから「やめてよ」って言えないのね。
おっさん上司がじぶんのスペースでタバコをスパスパ吸っててめちゃくちゃ嫌なんだけど、なにも言えないでいる状況とおんなじ。そういうとき、ぼくは心を「そっ閉じ」するこの上ないタイミングだなとおもっちゃう。知らないうちに心が離れていくのって、嫌だよね。
それと、怒りがエンジンになりやすいのは、「怒りを手放したくない」という心理が存在するから。
怒りを強く保ちつづけることで、「相手の罪の大きさ」や「じぶんが被った傷の痛みの大きさ」を証明したいという気持ちね。それを持つと、ずっと尋常じゃない熱を帯びた状態で行動できるし、そういう感じのひとってちょっと危うさもあってセクシーだから周りのひとも影響されやすい。
だからこそ、その尋常ならざる熱と行動力を確保するために、「怒り」が捨てられないという状態になってしまう。いかにパワフルでセクシーなエネルギーだったとしても、そこで燃えているのは「じぶん」だから、熱いしつらくなってしまう。
でも、怒りを手放すということは、「すべてを許す」ということではない。
強い怒りを持ち続けていなくても、マイルドに許さない生き方も出来る。
「仇討ち」や「だれかの恨みを晴らすため」の営みだったとしても、やり方によってはポップに楽しく出来たりする。これ、ぼくの記念すべき1回目のnoteのタイトルなので、よかったら見てみて。
そうそう、そういうやつをぼくは「ポップな仇討ち」と呼んでいるんだけど、要はしんどいからエネルギー変換をしちゃったんだよね。おかげでいくらかクリーンなエネルギーでヘルシーにやれている気がするけど、あのときのような爆発力は今はもう無いかもしれないな、ともおもっている。単純に体力がなくなってきたからかもしれないけどね。
べつにどっちが優れてるとか言ってるわけでもなく、用途や趣向に応じて好きな方を選んだらいいとおもうんだ。ただ、ぼくがエネルギー変換をしたほうが肌にあっていたし、爆速で何が何でも成し遂げたい世界観とかもないので、いまのことろそんなに困っていない。
むしろ、現代においての怒りの主機能は、「エネルギー」ではなくて「アラーム」だとおもうんだよね。
水島先生曰く、「怒り」っていうのは「痛覚」と同じで、それを感じたら、「そこに対処しなければいけない "何か" が確実にあるよ」というサインなんだ。
で、「怒り」を感じた対象に対してのしかるべき対処方法が、原始時代の場合は「怒りに任せて相手を直接たたきのめす」ってことがベストだったんだけど、現代においては、たぶんそれは適切な対処ではないことのほうが多いよね。捕まるし(笑)
怒りを感じたら、なにかに対処しなければいけないという事態だと判断する。でも、その対処は、怒りに任せて反射的に行わない。これに書いたんだけど、
陰性感情に対処するには、以下のプロセスを踏んでいくのがいい。
① 浮かんできた感情をまず認める
② 溜め込まず、なるべく早期に「吐き出す」
③ 「浮かんだ感情」と「直後の行動」を分ける
とくに③が大事ね。
ってな感じで、「怒り」についてだらだらと書いてきたんだけど、ちょっと長くなりそうだからきょうはこのへんで。
というわけで、結局、きょう航空券取り逃したおかげで、水島先生の本も読み返せたし、このnoteが書けて頭の整理できて最高〜!とおもったのでした。
こういう厚かましさ大事。転んでもただじゃ起きないよ!
じゃ、またね!
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