『ネット右翼とは何か』を読んでませんが、どうやら枝野幸男代表はネトウヨらしい

読んでないし、金を払う価値もなさそうなので読む予定もないが

①中国・韓国への否定的態度
②保守的政治志向
③政治・社会問題に関するネット上での意見発信や議論

j_oikawa氏によると、これが「ネトウヨの3条件」と、著書に書かれているらしい。

なんともずいぶん雑な定義だなオイ。

まず「中国・韓国」と一纏めにしているあたりから雑である。もちろん結果的に、双方に対して否定的になることはあるだろうが、理由はそれぞれ異なるだろう。

まず中国。今現在、ウイグルや香港、チベット、内モンゴルで起こっていること、南シナ海で起こっていること、尖閣諸島海域周辺で起こっていることを見れば、中国に肯定的な人物のほうが頭がおかしいと言わざるを得ない。

もちろん、中国人には良い人が沢山いるし、個人的に好きな中国人も大勢いる。中華料理も大好きだし、中国史も好きだが、少なくとも現在の北京政府に対しては何も肯定できる点がない。

次に韓国。残念ながら韓国は中国と違って民主主義国である。故に、現在の反日政権による反日煽動政策は、韓国国民の民意だと考えざるを得ない。国際法に反している上に歴史的事実にすら基づかない常軌を逸した司法判決を連発し、日本の自衛隊機にレーダー照射をしては国ぐるみで幼稚園児レベルの稚拙な嘘をつく。旭日旗に対する過激なイチャモン。人が住めない岩礁を愛国の象徴として祭り上げる。盗品の仏像を返さない。そして筋の通らない日本不買運動。完全に国家ぐるみで狂っている。

しかも、人を人とも思わぬ残忍な金一族に、ただ同じ民族だというだけですり寄る。金一族を滅ぼしてこそ北朝鮮の人民は救われるというのに、韓国はその真逆のことをやろうとしている。

ただ、これも、韓国国民全員がダメということではなく、あくまで青瓦台と現政権を支持する人たち、反日不買運動に参加する人たち等に限定された話。最近は、「反日種族主義」がベストセラーになったり、正しい歴史認識を持つ韓国人YouTuberが増えてきたりと、良い兆候も見え始めてはいる。もちろん、そういう考えの韓国人のことは応援したいと思っている。

いずれにしても、私のように、ちゃんと政治と民間を区別して判断した上で、中国や韓国は「政治がダメ」と考えている人と、在特会のように、韓国人は全員排除、韓国文化も全て排除、韓国からの観光客も排除、日本に長年住んでいる在日韓国人も排除、という狂った考えの人を、同一視されるのは甚だ心外である。

この調査は「親しみを感じるか否か」という調査なので「親しみを感じない=否定的」と考えるのは早計かもしれないが、中国人や韓国人が大勢日本を訪れ、或いは働き、或いは定住して、テレビやネットのニュースも中国や韓国に関するもので溢れ、中国や韓国の文化もどんどん流入している今の日本で、なおも「親しみを感じない」というのは、「嫌い」に近い感覚なのではないだろうか。特に「韓国に親しみを感じない」という意見が急激に増えていると記事にはあるが、裏を返せば以前は韓国に親しみを感じていた人たちがそう思わなくなったということであり、それは、間違いなく文在寅政権の政策や相次ぐトンデモ判決、反日不買運動などが影響しているはずである。

誰だって「おまえなんか嫌いだ」と言われればカチンとくるに決まっている。それに、約束を守らない、ルールを守らない、嘘をつく、といったタイプの人だって嫌われる。できれば近づきたくない。だから韓国に否定的になるのは、人として当然のことではないか。もちろん韓国に否定的だからと言って、韓国人にも良い人、まともな考えの人、嘘をつかない人、信用できる人は大勢いるということは、しつこいくらいに書かせてもらう。そう書かないと在特会みたいなレイシストと同一視されてしまうし、わざわざ書いても同一視されてしまうのが現状だ。しかしたとえ同一視されても黙ってるわけにはいかないので、書くのだ。

いずれにせよ、日本国民の七割以上が、中国や韓国に対して良いイメージを持っていないということは確かである。これを「中国や韓国に対して否定的」というのであれば、日本国民の七割が中国や韓国に否定的ということになる。

ところで、立憲民主党の枝野幸男代表がかつてこんな発言をされていたことをご存じだろうか。

また、枝野氏は「私こそが保守本流」とも言っている。

これが口先だけではないことは、枝野氏の憲法改正私案を見ればわかる。

また、枝野氏は日本の歴史や皇室に対する深い尊敬の念も持っている。

そもそも靖国だけではなく伊勢参拝に対してすら非難する人たちと一緒にこの日本という国を作っていけるとは私にはとても思えないが、それでも枝野氏はそういう人たちに対してすら心を開き、ともに日本を良くするために一緒に頑張ろう、とてを差し伸べているのである。なんという器の大きさだろう。これぞまさに、保守本流というものである。

だが、この枝野氏とてネトウヨ3要件に当てはめてみると

①中国に対して否定的
②保守的政治志向を持っている
③ネットで政治的発言をしている

ありゃま、枝野氏までもが見事にネトウヨになってしまった。

韓国に対して否定的じゃないからギリセーフ、という人もいるかもしれないが、果たしてそうだろうか。

韓国に対してもなかなかに否定的である。


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