「はたらく」とは「考えること」
「#はたらくってなんだろう」というお題募集に対して、今日まで何件か投稿をしてきた。色々考えたけど、うまくまとめられず、ついには小説を書いてしまったりもした。
でも、どうしてもしっくりこない。「はたらくとは○○ということ」とシンプルに表したいと思っていたのだ。
そんな中、今日、職場のゴミ箱を見ていてひらめいた。
はたらくって、きっと「考える」ことなんじゃないかと。
そのゴミ箱は、1年ほど前に、職場のみんなで設置したもので、その時、職場の一番若手の子に、分別の表示をお願いしたものである。そして、彼が作ってくれたゴミ箱のサインは、次のように分別の表示がされているのだ。
どうだろう。違和感を感じないだろうか。ぼくはすごく違和感を感じてしまう。
やっぱりこの表記は次のようにすべきだと思う。
プラスチックを少し冷たいイメージの青にするのは、少しぼくのこだわりがすぎる気もするけど、少なくとも、紙は白で、燃えるゴミは赤だと思うのだ。
確かに、彼はゴミ箱に分別表示を3色でしてくれ「色は任せる」と言われた。そして、彼はその通りにした。
でも彼は、本当の意味では「はたらいていなかった」とぼくは思う。
彼に求められたのはみんなが間違いなくゴミを捨てられるように「案内をすること」である。決して、色分けしたラベルを貼ることではないのだ。
まず仕事を与えられた時、その意味を考えないといけない。
そして、その仕事をする時、どのようにすればいいか考えないといけない。
そう、考えることこそが仕事であり、それがはたらくことなのだ。
「#はたらくってなんだろう」について、ずっと考えていたけど、結局答えは身近なゴミ箱が教えてくれた。
もちろん、体を動かして何かをすることを仕事じゃないというつもりはない。でもやっぱり本当の意味で「はたらく」とは「考えること」だと思う。