日本の報道では見えないアメリカ大統領選の真実
アメリカ大統領選挙で、バイデン候補が勝利宣言を行った。日本の報道を見ていると「トランプ大統領はめちゃくちゃ」で、「大統領には向いていない」という印象が強いが、一つ忘れてはならない大切なことがある。
それは、トランプ大統領が7000万票を獲得していること。
当選したバイデン氏との得票率には「数%の違いしかない」のである。
ではなぜ、こんなにもトランプ大統領が「ありえない」という空気が、日本国内に蔓延しているのであろうか。
ぼくは、日本のメディアの報道姿勢のためだと思っている。
まず、本国アメリカのメディアの報道姿勢は、今回の大統領選挙でよく解説されていたとおり、報道各社は公平中立ではなく、いずれかの党を応援していることが多い。
大手メディアでいうと
ABC、CNN、ワシントンポストなんかはバイデン氏を応援。
トランプ大統領を応援するのはFOXニュースのみ。
そう、バイデン氏を応援しているメディアが多いけど、トランプを応援しているところもないことはないのだ。
ところが、日本のメディアは、「公平中立」と言いながらも、実は、基本的にバイデン氏を応援しているメディアの情報をそのまま伝えていることが多い。
だから、トランプ大統領を応援する人の意見が耳に入ることがない。そのために「トランプ大統領はめちゃくちゃ」という評判になっているのだと思う。
ちなみに、ぼくはトランプ大統領を全く応援していない。日本のほとんどの人も、日本の報道を見る限り、なぜトランプを応援する人がいるのか理解しがたいと思う。
だけど、繰り返しになるが、あの自由の国アメリカの有権者の半数近くがトランプ大統領に票を投じた。
その本当の理由について、日本のメディアは深く取材して、公平中立に解説をする必要があると思う。そうでなければ、日本人はずっとアメリカの本当の姿を誤解し続けてしまうことになるのだから。
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