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そうだ 7時間、寝よう。

みなさんは、毎日どのくらい寝ているのだろう。ぼくは毎日7時間寝ているのだけど、おそらく、ぼくより寝ている人はほとんどいないのではないかと思う。

7時間睡眠の毎日

そう、ぼくは基本的に毎日7時間寝ている。そのために、残業は早めに切り上げて、家に帰って、お風呂に入って、晩ご飯を食べたら、テレビを1、2時間見て終わりである。

7時間も寝るのもったいなくない?

よくいろんな人に聞かれる。でもぼくは必ずこう答えるようにしている。

起きている時間の濃度が、1.2倍になるから、全く無駄ではない。

そう、6時間睡眠で、のこり18時間起きているより、7時間寝たほうが、のこりは実質20時間(17時間×1.2倍)の濃度で活動ができると思うのだ。

昔は4時間半睡眠も

ぼくも昔から毎日7時間寝ているわけではなかった。高校時代は、夜遅くまで漫画をんだりとだらだらして、毎日6時間睡眠で学校に行っていたし、大学時代は、家から学校まで1時間半かかっていたことや、サークルやバイトで時間を取られて、4時間半睡眠で学校に行くことも多かった

学生時代は授業中にうとうとできるが、流石に社会人になって、4時間半では体が持たないと思って、6時間睡眠は確保するようになった。でも、この6時間の根拠は、医学的なものではなく、高校時代に英語の先生が授業中に居眠りをしている同級生を起こしながら「6時間は寝なあかんぞ、6時間は。6時間寝たらなんとかなる」と言っていたことが頭の片隅にあったというだけである。

とにかく、毎日6時間睡眠で社会人生活をスタートさせたぼくは、すぐに壁にぶち当たる。仕事はわりと忙しくて毎日バタバタしていたので、眠気を感じることはあまりないのだけれど、何かこう、日中ずっとだるくて、すっきりしないのである。頭の中にずーっとモヤモヤした何かが、物にしていえば、頭の中に重い粘土がある状態で生活しているイメージなのである。

朝から元気になるサプリとか、眠れる枕とか、「3時間睡眠で大丈夫」みたいな本も読んでみたけど、やっぱりぼくは6時間睡眠ですら頭がすっきりしなかった。

結婚で変わった睡眠時間

そんなぼくが7時間寝るようになったキッカケは、結婚したことであった。

結婚して5日目くらいに、結婚するまで、夜12時をまたいでから寝ることが日常茶飯事だったぼくに

「わたし、10時に寝たい」

と、妻が突然言い出したのである。しかも理由は

「お肌のゴールデンタイムに寝ておきたいから」

というもの。

もちろんぼくは「何言ってんねん!」と、大反対、、、できるわけもなく「はい、分かりました」と、一緒に寝るようになった。

もちろん、思うところはいっぱいあった。でもまあ、妻と結婚したてというのもあって、新しい発想をどんどん共有してみようという気持ちが大きかった。

体調の変化

少し続けていると、すぐに体調に変化が出てきた。日中のダルさが一切ないのだ。頭の中にあった、粘土のような塊はすっかり消えて、スッキリとした気持ちで一日中過ごすことができる。肩こりもなくなった。

眠気がないので、電車の中でうとうとすることもないし、お陰で通勤時間を活用して、経済誌を読んだり、資格の勉強ができるようになった。(実際に結婚した年に、最終合格率1桁台の資格試験に無事合格した。)

当然家に帰ってからの時間は少なくなる。でも、逆に家に帰って早く寝ないといけないので、仕事早めに切り上げるようになった。おそらく、すっきりした頭になったので、仕事自体もかつてよりもかなり効率化されていたからできたことだと思う。

そこまできて、ぼくは気づいたのである。

ぼくの体は7時間寝るのがちょうどいい。

ということを。

いわゆる、ショートスリーパーという人もまれにいるようだが、おそらくほとんどの人は、7時間くらいの睡眠が、体にちょうどいいのだと思う。

他にもいいことはたくさんある。

お勧めの理由

たとえば、土日にだらだら寝ることがなくなった。いわゆる平日分の寝溜めをする必要がないから、土日も朝から活発に活動することができる。そして、毎年一度はひいていた風邪をほとんど引かなくなった。この二つは結構大きかった。毎週の土日の朝2時間や、毎年風邪で寝込む2日間が、有効に使えるようになるのだ。

100日×2時間+2日×17時間=234時間

最初に説明した、1.2倍を信じてもらえないとしても、確実な数字として200時間以上は確保できるので、これで毎日1時間長く眠ることで失う365時間のうちの2/3は取り戻せるのだ。

だから、騙されたと思って毎日7時間睡眠を1週間実践してほしい。

きっと、大袈裟ではなく、あなたの人生の新たな1ページが開けるはずだ。


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