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ロミオ&ジュリエット(1)
2021.07.07 17時公演
梅田芸術劇場 メインホール
ロミジュリに出会ったのは2017年。
「ロミジュリ」はクラシカルなイメージが強かったけど、現代要素てんこ盛りなロックミュージカルになってたのが面白くってすっかりファンになった。
2021年版のキャスト発表の時は、メインがガラっと変わって驚いたなぁ〜🤭
年齢も下がって、衣装も変わって新生って感じ。
2017年のスペシャルカーテンコールに当たって、後方席から望遠レンズでテニミュキャストパシャパシャ撮って📸。写真撮ってるうちに、「マーキューシオの笑顔が素敵だなぁ〜」と思って。
2018年に生成くん経由でハンサムを知ってから、「平間壮一」を認識して、2019年の平間ーキューシオに感情爆発してヤバかった。2017年版ではオラオラ感強かったけど、2019年版では「モンタギューの守護神、Drrrrrrrrragonだぁー🐉」とかイカれた演技が好きすぎるんだけど、ロミオとベンヴォーリオは血縁関係もあって、3人親友だけど、マーキューシオはその血の繋がりの絆はどうしても無くって、より友情だとか両家の対立に熱くって。
キャピュレットに対して、憎しみという感情しか知らないから愛するとか許すとかの生き方ができない葛藤とか、大人が植え付けた憎しみへの怒りだとか、憎しみから自由になることを、ジュリエットを愛することを選べって、ロミオに希望を託した平間ーキューシオの熱演に涙が止まらなかった😭
♪世界の王 は若さ故の強欲さだとか何でも出来るって慢心、青さもあると思うけど、、
全ての時間を 生きてる 今 愛し 感じ合いたい。
大人の力(=植え付けられた憎しみ)に負けたりしない (俺たちは自由を勝ち取るんだ)
俺たちの王は 俺たちなんだ(大人によってできた俺じゃなくて、俺が俺らしく生きるんだ)
ってメッセージを感じられて大号泣した😭
通算200回公演超え記念として、201回目の1幕、2幕でWキャストを変えるオールキャストでのロミジュリを、この梅芸で観たのも懐かしい😌
何度か劇場に足を運んでも、何回もDVD見ても、新しいメッセージを与えてくれる。大好きな作品😌💓
あれ?なんの話してるんだっけ?
壮ちゃんの話?過去のロミジュリの話?
違う、違う。ロミジュリ2021の話。戻そう。笑
それまでのキャストが大好きだったから、キャス変は残念だったけど、なんだかんだでテニミュキャストロミジュリは成立する奇跡のキャスティングに「あ、なんだ。いつものロミジュリじゃん(?)」って、とっても変だけど、受け入れられた。笑
でも、1番驚いたのは甲斐翔真くんのロミオ!すごい!嬉しい!😳✨
あと、兼ちゃんのパリス!兼ちゃんがパリス!?🍚okome-!!taite-!!
もし私がキャピュレット家の人だったら、パリスが来たらお米でおもてなししたい。って妄想に掻き立てられた。笑
(兼ちゃんはテニミュ1st 立海:真田弦一郎を演じ、テニミュ1stでNo.1の出演回数を記録したMr.テニミュです💁♀️大好物がお米で"お米"の愛称でも親しまれています💁♀️)
あとは、続投される秋園美緒さん、春野寿美礼さんの安心感と。岡幸ニ郎さんがお父様→大公様になったり、石井一考さんが大公様→神父様と、役が変わったワクワク感。
そんなこんなで、新生ロミジュリを楽しみに、いざ劇場へ😆!!!
今まで梅芸大ホールで観劇した中で1番の良席、しかもマーキューシオの死だとかもめちゃ近で見れるやや下手側に大興奮😳アミュモバさん、本当に本当にありがとうございます🥺✨
映像なんか変わったなぁ〜。
ヴェローナの若者達、めっちゃ今時の子感があるなぁ〜。
前作までの不良感は、私も馴染みのある不良感だったけど、今回は自分よりも少し下の世代感を感じるなぁ〜(アンサンブルさんもガラっと変わったしね)。なんか、クール!!あと、上手く言えないけど、人をたぶらかしてるような感じもある。今の、この時代に、この作品も生きてるんだなぁ〜。
キャピュレット夫人、ティボルトの顔に直接🚬の煙吹きかけないんだなぁ〜。ってのにも、今の時代を感じさせられた😷
演者、製作側の入念の準備があって、こうして観劇することができることに喜びと感謝でしかない。
あとキャピュレット夫人繋がりで、♪涙の谷 で、愛していない人と結婚するなんて当然でしょ?私もそうだったわよ。あなたも同じ道を歩むのよ。の寿美礼さんの冷酷さが増し増してた。2019年では、ジュリエットが味わう苦しみにニヤリって去るんだけど、今回はニヤリよりは、無って感じ?その方が恐ろしいよ!って震えた🥶
甲斐ロミオの登場、驚いた。
初めて♪いつか で泣いた。
ロミジュリにおいて自分史上最速。
僕のためだけに生まれてきた運命の人に、いつか必ず出会える日が来る!って、キラッキラな笑顔がまた、ものすごくピュアで、まだ見ぬ恋人を待ち焦がれ、本当の愛を探し求める甲斐ロミオ姿に、自然と涙が溢れてきた。
これがプリンスロードから現れてたら、私の感情は絶対に持たなかったと思う。(それも下手よりのルート辿るから、すっごく惜しいけど、助かった。笑)
リアルな若者から放たれるこの輝きと情熱は、今作の醍醐味だなぁ〜と感じた☺️
まだまだ、甲斐ロミオについて語らせてください。
♪僕は怖い で恐怖の顔。さっきまで世界の王と言ってた感情の起伏。甲斐ロミオがデカすぎて、死の小尻健太さんが背中に隠れちゃう感じに見えたけど、それがまさに「忍び寄る死」にも思えて怖かった🥶
小尻死のなんだろうなぁ〜、難しいなぁ〜。動きが、とっても、ロミオに絡みつくような感じで、表すには難しいけど、恐怖だった。身体に対して、手がものすごく長く感じて、魅せ方が素敵だった🥺
♪天使の歌が聞こえる での、愛にやっと出会えた!っての喜びのキラキラ感にうっとり🥺
あれ?ロミオも涙?と思ったら、大量の汗。ものすごくしたたる汗。こんなにも汗かいてる人、生で見るの生成くん以来でビックリしたよ😳
一旦はけても、まだまだこぼれてた。生成くんを思い出して、またホッコリ。
結婚しようの3段活用
「結婚しよう!」(あれ?🤭…と、この言葉が出たことへ自分でも驚いてる)
「結婚しよう☺️」(でも、この気持ちは間違いじゃない)
「結婚しよう😊」(ジュリエットが言葉を認識後、運命を確信して)
笑顔が眩しいー🙈✨✨✨
神父様に結婚式をしてほしいとお願いした時
神父様が「あんなにも青かったのに、デカくなったな。」と言った時、😯こんな感じで聞いてて、両踵をあげて、ちょんと背伸びして、大人になったでしょ?って感じに、ニコ🙂ってするの可愛すぎた。
マーキューシオの死では、死んでほしくない!って思いから、ずっと必死に止血してたのが印象的。自分がマーキューシオを止めてたから、その隙間で刺されてしまった負い目もあったかもしれない。自分のせいで、大切な友が亡くなるのは辛すぎる。でも、わかる。死んでほしくないから、生きてほしいから、必死になるの。すっごくわかる。
でも、でもね。止血するよりも、ロミオにはマーキューシオをもっと見て欲しかった。本音を語るマーキューシオを抱きしめて欲しかったな。とも思った。これは私のひとりごと🤫
それから逆上して、感情コントロールすることができなくってティボルトを殺してしまう、その表情も圧巻だったな。あ〜、辛。
あと!これはベンヴォーリオの話だけど、マーキューシオの死の場面で、この状況を受け止められなくって、何もできずにマーキューシオにずっと寄り添ってるんだけど。
マーキューシオはロミオに本音を語るんだけど、最後の方でベンヴォーリオに手を伸ばして、キュッて手を掴んだの!😳
ベンヴォーリオのことも想っててるんだなって。ロミオに語ったその言葉は、ベンヴォーリオにも当ててるんだぞ!って思った😭
3人の親友の友情が、とても素敵だった。
そのマーキューシオの言葉を胸に、そして、ロミオとジュリエットの愛をこの目に焼き付けて、ベンヴォーリオは生き続けるんだなって。泣ける😭
「人は足に感情が出る」って小池先生の言葉を胸に、♪バルコニー 後、浮かれポンチでルンルンと走り去る姿や、逆に、険悪な表情でスサーッと素早く走り去る姿にもロミオの感情がすごく現れててわぁぁあ👏👏ってなった。
足については、この前WOWOWで岡さんも取り上げてて。今回の決闘後、ロミオに刑を課した後の大公様の歩き方。
前回の石井大公様はベローナの悲劇の悲しみから、ほとんど足音がなく静かに去ってく感じだったけど。岡大公様はベローナの失望感や甥を亡くした悲しさだとか諸々含んだ重たいコツコツ👣で、大公様ー😭ってなった。
あ、どんどん語彙力崩壊している。笑
バルコニーのパリスと結婚させられるって聞いたロミオが「あのキンピカゴジラと!?」って言ったのやばかったwww
台詞全然違うじゃん😂😂😂
パリスは、ご本人も言ってるように兼ちゃんに程遠いキザな人で。それでも、どんなキザっぷりを見せてくれるんだろう…とワクワクしてた。
見た目はロミオが言ってる通り、ゴージャスな服装で、めちゃくちゃデカい人。キャピュレットのお父様も見上げていた。
あ!髪かきあげてる!ってキザさが伺われたんだけど、私はそれよりも、この騒動に振り回されているちょっとおマヌケの印象の方が強くて。仮面舞踏会ではジュリエット追うのに頑張るけど、途中でキャピュレット夫人の接待で一緒に大道芸見て楽しんでるし。ジュリエットを手に入れたいけど、真面目でのほほーんとしてる兼ちゃんパリスが微笑ましかった😂
お父様のソロ♪娘よ のジュリエットの写真も、ものすごくリアルになってたな。
ロミオを探せ!もボイパになってて、新しかった!!
走れメロスからAEDとmouth to mouthのくだりも、ちょっと違ってた!キャストが違う面白さ☺️
あと、吉田ティボルトはオラオラ感強めで、♪本当の俺じゃない も基本強めで歌ってたけど、「本当の俺を救えるのは」の「は〜↑」って優しい高音で歌ってて、ジュリエットを愛する想いが、本当のティボルトが持つ優しい心が、見られて感動した。
マーキューシオを刺した後も、しばらく呆然とナイフを見つめてて「俺は、やってしまったのか?」みたくなってたのも、本当は殺したくなかったんだよね🤦♀️ってめちゃくちゃ悲しくなった。
カテコで1人ずっと幕が下まで降りるまで、しゃがんでも手を振り続けてくれた伊原ジュリエットは、めちゃくちゃ可愛かった💓天使?😇
もう順番がごちゃごちゃなところで、お気づきかもしれませんが、なんせクソデカ感情に整理がつかないもので。笑
次は甲斐ロミオの千秋楽を控えているので、そこでまた、今回のロミジュリについて思い巡らすことができたらなと思います😌
あと最後にひとつ、帰りには劇場のトイレ誘導のスタッフは出払ってて。お客さん同士で、声は出さずに、ジェスチャーで「ここが空いてますよ😲👉」ってお互いにやってるのが、本当に素晴らしくて、あたたかくて。
今はまだコロナでどこも苦しい最中だと思うけど、人が人を支え合って、心を配りあう光景に感動しました。こんなにも美しい状況を目の当たりにして。この心を大切にしていきたいなって思いました☺️💓
おしまい。