ナイロビで出会った恩人 episode2
ナイロビ行きの飛行機でロスバゲージになり絶望。
なんとか現地で情報を集め、
真夜中に安宿に向かった。
そこであったのはめちゃくちゃ親切な兄ちゃんだった。
宿に着いたのは深夜。
それにも関わらず、
「この周辺は危ないから」
と買い物に付き合ってくれた。
パスポートとほんの少しのお金しかない自分には、生きていきだけの食料と日用品が必要だった。
それから、困らないようにと現地で使えるSIMカードを購入し、一緒に設定をしてくれた。
「荷物のことは明日何とかしよう」
と自分が心配していることを気にしてくれた。
「困ったらいつでも連絡してきてね、おやすみ」
会話こそ多くはなかったが、初めてアフリカ旅がいきなり恐怖に変わっていたが、少し安心した。
なんて優しい人なんだろう。
マラリヤには気をつけないといけないから蚊帳に身を包んで寝た。
当初予定したものとは大幅にずれ込んだ。
まあでも、ロスバゲージになったことをいつまでも嘆いていても仕方がないから、いったん心を落ち着かせて次の準備をすることにした。
次の日からは、その兄ちゃんのいとこが色々助けてくれることになった。
この人も恩人。
何から何まで助けてくれた。
一日中一緒にいて、宿の周辺を案内してくれたり、ナイロビの街に買い物に行ったりした。
この兄ちゃんがいてくれたからできた経験もたくさんある。
ケニアのタクシーに用途は似た、Uberを使って色々回ったし
現地のレストランで、初めての物を食べて
色々な人と仲良くなった。
スーパーマーケットもなかなか面白かった。
日本にいたら普通のことかもしれないが、ここはアフリカ三大凶悪都市。
この人がいてくれたからそこできた経験だと思っている。
続く
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