夢日記866 ~ バスの横転 ~
勤務校の近くにある小学校の正門前を歩いていたとき、その小学校のスクールバスが正門にすさまじい勢いで乗り上げ、そのまま横転した。原因は、もと同僚のN先生が注意力散漫な状態でスクールバスを運転しており、よそ見をしていたからであった。
私はとんでもない事件を目撃して動揺し、とにもかくにも誰かに連絡しようと、大慌てで走った。すると、遠くにネイティブ教員のT先生(70代・女性)の姿が見えたので、私は大声で叫んだ。しかし、T先生は聞こえなかったのか、そのまま去っていった。
私は大慌てで勤務校の敷地に入って、先生方を探した。このタイミングで、正門から、生徒指導部長のM先生(50代・男性)ら大勢の先生が入ってきた。私は、先ほどの事故について報告しようと、M先生に声をかけた。しかし、逆に、M先生は笑いながら言った。
「実習生のことは任せてもええかなぁ?」
私は「それどころじゃないんです!」と叫んだが、M先生はピンときていないようであった。しかも、M先生は、急に他校の教員であるS先生の名前をあげながら「S先生のことやろ? 知ってる知ってる!」と言った。それに対して、私は「いや、そっちでもありません! 今、小学校のスクールバスが横転したんです!」と説明した。すると、近くにいた別の先生が、「横転じゃないやろ?」とツッコんできた。私は少しイラッとしながら、「正門に乗り上げてそのまま横に倒れたので、横転です!」と答えた。
これらのやりとりをしながら、私は、M先生が大慌てで何かしらの対処に向かうだろうと思った。しかし、M先生は意外と冷静であり、「あぁ、そう」というような反応をした。おまけに、私がこれだけ深刻に報告しているにもかかわらず、他の先生方もさほど動揺していなかった。そして、先生方がその場から動く気配がなかったため、私はどうしてよいかわからなくなった。
< 完 >
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