転入してきた元アイドルの子(メモ キャラクター設定 ストーリー案)

ユウリ(仮)
能力:自分の身体の全てを完璧に支配、制御する能力
・代償として人間の血を摂取しないと能力が使えない
  ・能力の使いすぎで副作用が暴発。元々血を摂取していないと能力が使えなくなるだけだったが、徐々に血を取らないと身体が動かせなくなるなど、日常生活に支障をきたすように
  ・その代償のせいで生活が難しくなったこと、アイドル活動を続けるための血の摂取量が維持できなくなったこと、マネージャーや主催者など、周りとの交友関係に対してあらぬ報道や誹謗中傷(枕営業など)が続き、メディア的な信用問題になったことなどが続き、結果として引退することに。
・ツンデレ
・アイドルになるのも、この能力で全て完璧にこなしてきたから
  ・アイドルが好きだったからアイドルを目指した
  ・たまたまその能力がアイドル活動に最適だっただけ
・昼間はアイドル、夜は吸血鬼、みたいな生活をしていた
・人殺しはしていない
・事務所にいた頃はマネージャーになんとかしてもらっていた
・容姿端麗、頭脳明晰
  ・頭脳の方は脳の記憶領域を意識的にどうにかできたので、覚えるのは簡単だった
・あまり大人を信用していない


ストーリー案

「先生?って、こんなところで寝てるし……」
「こんな学校で、寝るんだったら鍵ぐらい閉めなさいよ。でないと、本当に、誰かに襲われても、知らないんだから……」
身体が近づく2人
先生の目が覚める
目が合う
「……ユウリ?」
「あら、おはよう」
ユウリは身体を離す
「こんなところで寝ているなんて、相当疲れてるんじゃない?それに、不用心に鍵も閉めないで」

「教師なんでしょ?止めなさいよ」
「……どうして」
「そりゃ〜、教師なんだから、社会の常識とか?一般論とか?そういうこと言えばいいんじゃないの?」
「……常識か。……ここに来て、みんなに出会って、常識なんて分からなくなった」
「君にとって、人の血を飲むことは生きることで、身体を制御できることは常識だったんだろ?君たちには君たちの常識があり、普通がある。それなのに、俺は何を教えたらいい」

「そんなこと言ってると、本当に襲うわよ」
「……構わないよ」
「ほ、ホントのホントに、襲うわよ!」
「……あぁ」
「ーーッ!もう、知らないから……!」
先生を押し倒すユウリ
露出している首元に顔を近づける。
抵抗しない先生
その様子を少し見て、目を瞑り、決心したように先生の首元に噛み付く。
血を吸うユウリ。
力なく天井を見上げる先生。
ユウリが口を離す。
「……もう、大丈夫なのか?」
「えぇ。もう充分よ」
身体を離すユウリ。
その顔は赤い。
先生に向けてビシッと指をさす。
「こ、こんなことさせたんだから!もうこれからずっと付き合ってもらうんだからね!また飲ませてもらうから!いい?止めなかったのはあんたなんだからね!」
「あぁ」
少し寂しそうで暗い、でも少し笑顔な先生。
そんな先生の様子を見て手を下ろすユウリ。
「……いいじゃない、あんたの言いたいことを言えば。誰も否定しない。」
「あぁ、そうだな」
「でも、みんな黙って聞いてるだけの子達じゃないでしょ?きっと、あんたが間違ったり、勘違いしたときは、みんなが教えてくれる。その時、あんたに聞く耳があれば、それ以上間違えたりしない」
「……」
「だから大丈夫よ、あんたは」
「ありがとう」
ふん、とため息。笑顔なユウリ。
「だから今あたしも言ってあげる。今のあんたは間違ってるわ。少なくとも、こんな生徒の言いなりになるようなあんたはね」
「……」
「だから次はしっかりと否定しなさい?自分のために他人を餌にするような生徒の愚行をね」
そう言い残してユウリは部屋を出ていく。

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