{設定資料} 生買国家の喫茶店
読み方『生買国家(しょうばいこっか)の喫茶店(カフェテラス)』
ストーリーについて
家訓(何をやりたいのか)
人身売買ならぬ人生売買ができる世界を書きたい
自殺しても許されて感謝されたら嬉しい
二次元の女の子とイチャイチャ
想定読者
(心のどこかで自殺したいと思いながらもできない人)
TSF(女体化)が好きな人
二次元に行きたい人
トレンド(想定読者の望む展開)
(こんな自分でも生きていれば喜んでくれる人がいる、自分も生きていて良いんだと実感出来る展開)
見た目女の子なのに男っぽい仕草をする子との生活
二次元の女の子と二次元で共同生活
テーマ、コンセプト
個人の人生・命の価値(重さ)とは
メインストーリー(パターン)
ヒロインを狙う組織を主人公が打倒する(または退ける)話
サブストーリー
主人公の過去を巡る話
メインヒロインに対する不安や疑心暗鬼で主人公が悩む話
主人公が幼馴染から向けられる疑念(記憶)を解消する話
ヒロインと一緒に日常を送る話
ログライン
第一幕(15)
生きる意味も目的も見つからず惰性で生きていた主人公が
第二幕(30)
紛れ込んだ他人の記憶に翻弄されながらも、生きていく難しさ、苦悩、幸せを味わい
第三幕(15)
自分の意思でヒロインを守るために戦う人間に変わっていく話
本編の流れ
退院する主人公。
↓
記憶がなく身寄りもない主人公を天海が喫茶店に招く。
↓
主人公が喫茶店の上階で居候をさせてもらうことになる。
天海と出会う。
サーバ内のキャラと出会う。
↓
幼馴染と出会い、自分の記憶に見知らぬ記憶が混在していることを知る。
↓
幼馴染とのイベント回収。
↓
存在しない記憶について天海に聞いてみるが答えてくれない。
天海に対し不親切だと思う。
↓
サーバ内キャラとのイベント回収。
↓
天海とともに行動中、何者かに襲撃を受ける(その時は天海に連れられるままに逃げる)
↓
天海から、襲ってきたのは政府の機関だと知らされる。
だが、なぜそれを知っているのか教えてもらえない。
天海に不信感を抱く主人公。
↓
主人公がサーバ内で突然の襲撃を受ける(サーバ内キャラと協力して撃退)
↓
主人公自身も狙われていることを知り、天海に問う。
天海から自分が襲われたのは自分の覚えていない記憶が関係していると教えられたが、やはりそれ以上は教えてもらえない。
天海の存在に疑問を持ち、彼女について調べ始める。
↓
サーバ内キャラの断片から天海の「データとして形作られた記憶」の断片を見つける。
自分は一度死んでいて、別の人間の人生を充電されたことを知る。
↓
サーバ内で警察に指名手配されそうになったところを達也に助けられる。
↓
危ないことをしていたと天海に叱られ、それに対し何も教えてくれなかったことへ主人公も反発する。
天海が自分の過去と、サーバ内キャラの事を主人公に話す。
ただ、どうして狙われているのか、主人公に充電した人生の関係などは話してもらえなかった主人公。
↓
教えてもらえなかったことについて、再び自分一人で調べる。
自分に充電された人生の元持ち主が天海の研究仲間、彼の存在自体が政府の機関のブラックボックスに入っていることを知り、天海が主人公をこのことから遠ざけようとしていたことを知る。
↓
一人で行動していたが故に、電子世界で情報収集中に現実世界で襲撃を受け、逃げ遅れて右腕を失う。
↓
腕を失った主人公を天海が保護し身を潜め、手当を受ける。
天海が自分の過去をすべて話し、秘密にしていたことを謝罪。
↓
身を潜めていたところを幼馴染に発見され、事情を聞かれる。
↓
主人公やサーバ内の少女、幼馴染を守るために、天海が自分の身を機関に引き渡す。
↓
天海が自分たちのために身を引き渡したことを知る主人公。
自信を失い、自分の勝手な行動を悔い、打ちひしがれる主人公。
所詮変わらないし変われないと諦める主人公。
↓
主人公を叱咤しまだ救えるかもしれないと励ます幼馴染。
今度こそ天海を守ると誓う主人公。
↓
天海を守るために、機関を潰すための策を考える。
↓
ハッカー、オーナーの協力で機関に侵入に天海を助け出す。
天海をオーナーに任せて主人公はセンターから電子世界へ。
↓
電子世界で幼馴染たちと合流、機関の深層部に『ダイブ』する。
↓
センターが破壊され始め、ダイブしたままでは精神が分離されてしまう危機に。
時間との勝負の中、ギリギリで中枢を破壊する。
↓
後日、天海と共に生きている普通の日常に戻った主人公。
世界観設定
「あなたの人生、買取します」
残り人生の買取
買い取られたら死ぬ
払い戻し不可
買い取った人生を人に売る
死んだ人への寄贈OK
┗ この場合、死んだ人が致命傷を免れた(治療済みの)場合
日本政府公認事業
┗ 自殺者減少のため
天才科学者の発明品
人生の残り時間計算機
人が生まれた時=生命力の充電が終わった時
タイムリープ応用の未来事故判定装置
充電とは無関係な破壊的人生の消失
人生残量の取り出し装置
充電池の取り出し
人生容量の保存庫
HDD・放電防止
人生容量の注入装置
生命力の充電
未来のみの変更
過去、現在に依存しない
自殺大国・技術大国を背景に進歩した技術
技術の国内独占
多国籍人の受け入れ許可
人生電池作成は日本のみ
人生電池の輸出
時代は2100年以降
↓ 問題は無いのか?
元の人間の事故判定の依存
成り代わり・人格破綻・人格変化
一人が死ぬ
┗ 未来が変わる
┗ 未来の事故判定に変化
政府の死刑判決=実験への人材補給
死刑0へ
┗ 死刑人の人生残量が他国へ
↓ 以下日常生活
ネット世界(サーバ)に大半の機能の移動
人間のサーバへの転写が可能
満18歳以上で国の規定試験をクリアした人のみ
人間界からサーバ内に入った人は、必ずサポートキャラを選ぶ(メイドのようなもの)
サーバ内キャラとの結婚許可(国が許可)
結婚に際しては、場合により二度と実態の有る人間には戻れない
人間の脳を直接サーバに接続し、その人間が考えた通りにサーバ内で動けるようにしている
(脳に栄養補給はしている。それは税として徴収されていく)
サーバ内での出産もあり(ただしコウノトリが運んでくるようなもの)
1、行為をした後、女性体内で受精卵ができたか確認する(全てデータ上の物)
2、受精卵確認後、サーバ元(国)に報告
3、国から新しい人身認証番号発行、及びお産データの受け渡しからインストール
4、ここからは普通の出産と同義(徐々にお腹が大きくなり以下略
(つまり痛みもデータとして女性には伝わる)
サーバ内用の仕事も有る
サーバ内に病院もある
風邪などのデータは存在しないが、怪我のデータは存在する
サーバ内に住所設置
郡都府県の設置(例:日本国〇〇郡都〇〇支部)
サーバ内への物の配達可能
ただし食品も可能だが実際の人間の腹に溜まるわけではない
(体を失った人間は満足度=満腹度に比例する)
携帯端末もサーバにアクセス許可のある人は特有の端末を所持
日常に起こる様々な場合に対応する端末
テレビ、ラジオ、電話(テレビ電話)、財布、切符、インターネット、宅配等
使用料は国へ支払う
サーバ内、及びサーバ内で知り合った人との交流も可能
サーバ内のキャラからも、電話番号さえ教えれば電話できる
端末は携帯型で、右利き左利き用分かれていて、軸が横に展開し、電子パネル&電子キーボード(透明な画面の存在しないあれ)が出てくる
サーバに入っても寿命は存在する
サーバ内には人生充電装置はない
サーバに入れば、いずれ寿命で死ぬまで生きることになる
自殺はできない(死ねない)
サーバ内の移動手段はシステム管理された全自動の車もしくは徒歩
事故防止のため
事故が起きないよう、全てのデータは管理、制御されている
時代設定、時代背景
本編案
小さな墓石の前に、そっと花を置く。
「ミューラ・・・・。昨日まで、あんなに・・・・。あんなに、元気だったのに・・・」
ごめんな、ごめんな。
そうつぶやく彼女の目尻に浮かんだ雫。
俺の前には、政府の陰謀なんて関係のない、ただの無垢な少女がいた。
たとえ被検体だとしても一心に愛情を注ぐ少女がいた。
そっと風が凪ぐ。
その長い髪が少女の顔を俺から隠す。
「悪いね。らしくないかな、こんなこと・・・・」
立ち上がった少女は、こんなにもか細かっただろうか。
こんなにも、心許なかっただろうか。
俺のこの思いは、一体なんなのだろうか。
「こんなところ、あまり人に見せるものではないのだけれどね」
夕暮れの中、そう苦笑してみせる少女。
俺は振り向いた少女を抱き寄せる。
少しだけ、少女の肩は震えていた。
気付けばそっと、彼女の頭を撫でていた。
「な、なんだい、君は。急に、こんなことを・・・・。まったく・・・・、変な、奴だ・・・・」
顔を埋めたまま彼女が言う。
胸のあたりが、じんわりと冷たい気がした。
俺は少しだけ力を込める。
いつもより小さくか弱い彼女が消えてしまわないように。
今はまだ答えは出せないけれど。こいつが悪いのかなんてわからないけれど。俺はこいつを見守っていこうと決めた。これからもこいつと生きて、こいつのことをもっと知ろうと思った。そうして、この気持ちの答えを見つけよう。そう、思った。
登場人物
新谷颯太(ニイヤ ソウタ)
一人称:俺
性別:男
(本編時)年齢:20
誕生日:5月4日
身長、体重:
性格:↓
趣味:
その他:↓
大学生一年
大学はサボリ気味
一年浪人しているため、現在年齢は20歳
浪人した理由は本人も思い出せないが、特に気にしてはいない
とある事故に巻き込まれ、脳死が確認されたが、喫茶店の研究者の意向で人生を買ったため、今は生きている。これにより学校に受からず浪人
本人は事故によって記憶障害が起こっていると聞かされているが、本当は意識ある自分の使っている脳が他人の脳のため、上手く記憶を思い出せない。
(本当の体での方の記憶は人生採取の際引き継がれていない)
ビル街の奥地の喫茶店に居候している
喫茶店の裏工房(喫茶店の研究者のいるところ)を知っている一人
喫茶店のオーナーとは仲がいい
18歳の時にサーバに入れるように資格を取った
その際に彼には最初から仕えるサーバ内のキャラが決まっていた
特に気にすることもなくその少女をパートナーにする
大学に通い、幼馴染と話しているうちに、少しずつ記憶に不自然な点(自分の知らない記憶)が芽生え始め、それについて調査を始める
幼馴染の協力もあって、次第に真相(自分の過去)に近づいていく。
グレーニヒ・天海・イーシャ
一人称:僕
性別:女(元:男)
(本編時)年齢:不明
(移植時)年齢:20歳
誕生日:
身長、体重、サイズ(B、W、H、Cup):
性格:↓
趣味:
その他:↓
メインヒロイン
喫茶店の研究者
名前が本名かは誰も知らない
「天海」と呼ばれるのを嫌い、周りには「イーシャ」と呼ばせている
「天海」は元の男だった時の名前、「イーシャ・グレーニヒ」が今の体の元となった人物の名前
意思の移植の際に、同年齢である20代の女性を選んだはずが、体型が平均以下だったため容姿は10代少女並み
いつも喫茶店の裏工房に篭って、研究及び開発をしている
政府とは別の機関からの要望などを受け、それに見合った機械の開発をしている
頭脳は天才級、その中でも特に“脳科学”“精神学、心理学”に強い
自分自身も被験者となり、成功の末、男性の体から本物の女性の体へと入れ替わった
男性の頃は女性のような見た目にコンプレックスを抱いていた
男性の頃はその容姿からイジメや差別などもあり、自殺したいと思っていた
人生の売買用装置を作り上げた張本人
サーバ開発にも手を貸していて、特に精神分離に関するシステムに深く関わっていた
実際に主人公に人生を与えたのも彼女
(女性の容姿になってから)サーバ内の少女の元と出会い、世話をした
主人公のことを何かと問い詰めたり、困らせるのが好きだが、その代わりサーバ内での問題などには手を貸してくれる
心は優しいし、反抗的で天邪鬼なだけ
喫茶店のあるビルの裏手の敷地を使わせてもらい、被検体となった動物一匹一匹のお墓を作っている。
月に一度必ず全員に花と言葉を手向ける
天園佐津姫(アマゾノ サツキ)
サーバー内ハンドルネーム:サツキ
一人称:私
性別:女
(本編時)年齢:不明(設定年齢:12歳)
誕生日:
身長、体重、サイズ(B、W、H、Cup):
性格:↓
趣味:
その他:↓
主人公に仕えるサーバ内キャラの少女
活発な少女
時々ドジる
頭はいいのに(教えられるべきことを教えられてないため)常識がないこともある
自分の存在がサーバ内の存在だと理解はしてる(納得ができていない)
元々はサーバ外で実在する人間だった
現在はどこかに脳だけ保管されている
被検体として生まれた彼女が、一番慕っていたのが喫茶店の研究者
少女は元々政府の秘密裏に行われた実験の被検体
サーバ内に人間は転送できるのかという実験
実験の結果、彼女はサーバ内に意識を移動させることができた
しかし、脳の記憶部位に損傷を受け、サーバ外での記憶を保持できなかった実験は失敗に終わったが、彼女の意識をサーバ外に出すこともできなかったそのため少女の脳だけを残し、彼女をサーバ内での存在として新たに生活させた
彼女の面倒は、そのまま喫茶店の研究者が見ることとなった
喫茶店の研究者の働きかけ(強引)で、主人公のパートナーをすることになった
朝波優莉(アサナミ ユウリ)
一人称:私
性別:女
(本編時)年齢:20
誕生日:
身長、体重、サイズ(B、W、H、Cup):
性格:↓
趣味:
その他:↓
主人公の幼馴染
主人公(元々の体)の幼馴染
人との距離感、立ち回りが上手いタイプ
これといって親友はいないが、誰とも話せる
主人公と同年齢、学年は一つ上
大学で主人公と再開するも、自分のことを覚えていなくて寂しくなった
それでも、よく主人公と一緒にいる
サーバ入場許可は持っている(あまり使わない)
サーバ内サポートキャラは選択肢の中から、根暗そうな少女を選んだ
主人公と行動を共にするうちに、喫茶店の常連客となり、裏工房のことも知る
その際に喫茶店の研究者からはあまり良い顔はされなかったが
主人公の行動を手伝おうと、彼女自身も情報を集めるようになる
武藤泰蔵(ムトウ タイゾウ)
一人称:
性別:
(本編時)年齢:38
誕生日:
身長、体重:
性格:↓
趣味:
その他:↓
喫茶店のオーナー
ガタイがよく強面だが、根は優しい
見た目より歳を重ねているように見える(ヒゲとかのせいで)
喫茶店の研究者はあくまで居候であるが、いろいろ家事をしてあげている
彼女はめっきり家事ができないため
オーナーの出すコーヒーは一品で、近所からは人気
喫茶店自体は広告も出していないしあまり知られていない
時計は趣味で集めていたりする
武道は上級者
本人は嗜んでいた程度と話している
喫茶店の研究者の優しさなどを知っているため、居候を許している
居候費用の名目で多額を貰っていたりするが、すべて貯金している。
お金が貰えるからと彼女を居候させているわけではない
多額の一部を使い、三階建の店とその裏手の敷地(四方をビルに囲まれた空き地)を買い取り、上階は空き部屋か倉庫代わりに使用、地下、裏手の空き地は彼女用にしている
名前(未定)
自称:私
性別:女
(本編時)年齢:
誕生日:
身長、体重、サイズ(B、W、H、Cup):
性格:↓
趣味:
その他:↓
サーバ内で生まれたアイドル少女
高坂達也(コウサカ タツヤ)
自称:俺、俺様
性別:男
(本編時)年齢:20
誕生日:
身長、体重:
性格:↓
趣味:
その他:↓
ハッカーの青年
固有名称、設定
名称(テンプレート用)
俗称、通称↓
名称の種類↓
(どれか選択)
総称
国際法
憲法
国際機関名
団体名
地名
国名
建造物名
機器名
システム名
公共物名
物質名
一般用語
固有名詞
歴史用語
世間深度↓
(世間にどれだけ浸透している言葉かの指標)
用語の意味↓
備考↓
あらすじ
科学が進歩しデータ世界が確立された時代で、人生を蓄電、売買、提供できる世界へと変わりつつある世界の話。
記憶障害を起こして目覚めた『新谷颯太(ニイヤ ソウタ)』は身寄りのいない中で、見覚えのない少女『グレーニヒ・天海・イーシャ』に引き取られ、『武藤泰蔵(ムトウ タイゾウ)』の運営するビル街の小さな喫茶店へ居候することになる。
通っていた大学に復帰する中で、データ世界での颯太のパートナーキャラクター『サツキ』、幼馴染の『朝波優莉(アサナミ ユウリ)』との生活の中で少しずつ記憶が整理されていく。その中で颯太の全く身に覚えのない記憶が混在していることを知る。
知らない記憶の混在に疑問を持ちながらも過ごしていた颯太だったが、ある日イーシャと共に出かけた際、出先で何者かの襲撃を受ける。
イーシャに連れられ襲撃から逃れた颯太。イーシャから襲撃者はおそらく政府の機関で狙われているのは彼女自身だと知らされただけで、それ以上は答えてくれないイーシャに不信感を抱いた。
襲撃のあった日からしばらく外に出ることはなかったが、サツキの誘いでデータ世界へつながるセンターへ出向き、データ世界に入る。
データ世界の中でサツキと共に生活する颯太だったが、データ世界内でも現実世界と同じように襲撃を受ける。襲撃をサツキと協力し撃退した颯太は、自分も狙われていることを知りその理由をイーシャに問う。イーシャは颯太の記憶にある身に覚えのない記憶が関係しているとだけ答え、それ以上は答えない。颯太はイーシャについて疑問を持ち、彼女のことを調べ始める。
イーシャの手がかりがサツキにあることを知り調べた結果、イーシャの「データとして形作られた記憶」の欠片を見つける。だがイーシャの情報に付随して、自分は一度死んでいて、別の人間の人生を充電されたことを知る。
調べいた颯太は一般人の触れてはいけない区域へと侵入してしまい警察に捕まりそうになる。それを助けたのは一人の青年ハッカー『高坂達也(コウサカ タツヤ)』だった。
達也に助けられて現実世界に戻ってきた颯太。そんな颯太の行動を怒るイーシャに、イーシャが何も教えてくれなかったこと、自分の身を守るために自分で調べただけだと颯太も反発し、喧嘩別れしてしまう。
何も教えてもらえなかった主人公は、もう一度イーシャのことと自分のことを調べることを決め、データ世界へ入り一人で調べる。そして自分に充電された人生の元持ち主がイーシャの研究仲間であり、その存在自体が政府の機関のブラックボックスに入っていることを知る。だが一人で行動していたが故に、電子世界で情報収集中に現実世界で襲撃を受け、逃げ遅れて右腕を失ってしまう。
腕を失った颯太をイーシャが保護。共に狙われていることを理解し身を潜める。颯太の手当をしながら彼を自分の事件から遠ざけようとしていたこと、生きていて良かったと打ち明け、同時にあえて話さなかった自分のことを誤るイーシャ。
身を潜めていたところを幼馴染に発見され、事情を聞かれる颯太。怪我を負った颯太の代わりにイーシャが事情を説明、一緒に自分の過去、サツキについても話す。
颯太を守るために政府の機関に自分の身柄を引き渡すイーシャ。それに対し何もできず自信を失い打ちひしがれる颯太だったが、優莉に叱咤され励まされ、今度はイーシャを信じて救いに行こうと立ち上がる。
みんなの力を借りて颯太は、データ世界と現実世界の両方を駆使して政府の機関からイーシャを救い出し、機関の中枢の破壊に成功する。
その後、中枢を破壊したからか政府の機関からの襲撃はなくなった。元気を取り戻したイーシャと改めて普通の日常を一緒に生きていこうと思う颯太。
人の優しさや苦悩の中で、時に人を疑い、時に人を信じ、失うものはあったけれどそれを乗り越えて自分で生きようとする人に変われた少年の話