「能力者少女の話」(メモ ストーリー案)

少女
能力:(重力場による)時間遅延の能力
能力は手や身体の触れた点から球状に発動
徐々に広がりながら、巻き込まれたものの時間を遅くする。
重力場なので能力に巻き込まれる際には能力の境目で何かの外力に押されるような力が相手に働く
逆に能力が収束する際には、引っ張られるような力が働く
(能力の境界が接している一瞬だけそのような力が働く)


能力:外的殺傷能力の反転の能力
自分へと向かってきて、将来自分を傷つける未来のある対象を、その進むベクトルを反転させる能力
関係しているのは未来予知とベクトル操作能力
(その2つが混ざった1つの能力を有しているのであって、2つの能力を持っている訳ではないし、2つの能力を別々に使うことも出来ない)


ストーリー案

少女は普通の中学生だった。
成績は中の中、平均的。運動は苦手
能力は発現しておらず、生活に支障はなかった。
ただ、クラス内で孤立していることが多く、いじめの対象になっていた。
いじめでも身体的、物理的ではないので、誰にも気づいてもらえていない。
その中でよく「こんな普通に会話もできないあんたなんて、本当に能力者なんじゃないの?」と言われていた。
(この頃、能力者=犯罪者(予備軍)というような風潮があり、世間でも連日能力者の事件や捕縛のニュースが流れ、その度に一般人とは違う、普通に生活できない異常者という扱いがあった)
また、能力者は脳波が一般人と違うと発見されており、そこからも、脳波が異常=脳が異常(障害)というような印象が強くなっていた。
彼女自身は決して自分は能力者ではないと信じていた。
普通に生活できる一般人だと。
しかしある時、学校に能力者を見つけるための調査部隊が派遣されてきた。
この頃はまだ能力者への情報が足りず、能力も歳を重ねれば強くなると思われていた。
(実際は使う頻度や使った量によって、脳の慣れや適応によって強くなるので、年齢は関係ない)
そのため、年齢の低い小・中学生から検査をし、捕縛していく方針が取られていた。
その時に彼女は能力者だという結果が出てしまう
自分が能力だと言われた絶望感、周りからの畏怖の目、調査員たちの捕縛するための行動への恐怖、そのようないくつもの感情の急激な動きによって、彼女の能力は発現した。
自分でも信じられなかったし、どうやって能力が出たのかも分からなかったが、1度目の発現によって完全に能力者の証明がされてしまったうえに、敵対的だとして強制収容の為に銃口が彼女を捉える。
その事実に恐怖し逃げようとするともう一度能力が発動。
彼女自身ももう何がなんだか分からず、とにかく逃げた。
学校から出て森の中を逃げたが、結局麻痺弾が彼女を捉える。
地面に倒れ動けない彼女に調査部隊が迫ってきたところで、誰かが現れる。
誰か分からなかったが、彼女はその誰かに助けを乞うしかなく、そのまま意識を失う。
そして目が覚めると男の家だった。

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